投稿者: はまでん

  • 小型3Dプリンタ「M3D The Micro」でテストプリントしてみた結果

    小型3Dプリンタ「M3D The Micro」でテストプリントしてみた結果

    小型3Dプリンタ M3D The Micro でとりあえずテストプリントしてみました。初期設定はまた別にまとめる予定です。

    そもそもフィラメントがなぜか出ない

    マニュアル通りにフィラメントを挿入しようとしたら、何故かまったく入っていかない。なんだこれ、早々に故障か?と思ったら・・・

    May 31 20156

    白いフィラメントを挿入しているのにノズルから何故か出てくる赤いフィラメント。

    恐らくですが、出荷前にきちんと動作するかチェックしていると思うのですが、そのチェック時のフィラメントが中に残っていたのだと思います。

    これ、2台目の3Dプリンタだったから良かったけども、初めて買った3Dプリンタがこれだったら「もうダメだ・・・」って諦めてたかもしれない。BS01 で培った経験と知識が役に立ちました。ありがとうございます、ボンサイラボ様、そしてユーザーコミュニティの皆様方。

    ビルドプレートはザラザラしている

    May 30 20151

    BuildTak のようなザラザラが付いていますが、あまりくっつく感じではなかったので、この上にケープハードスプレーを一層吹き付けています。

    おなじみのルークモデルを造形

    とりあえずスピード重視で、クオリティは「Low」を選びました。

    May 31 20155

    造形完了。シルバーの PLA を用いました。二時間半くらいかかりました。

    May 31 20154

    今回一番驚いたのは、ラフト部分の取りやすさ。M3D は独自のソフトウェアで 3Dデータをスライス・プリントするのですが、そのスライサーがなかなか優秀なご様子。

    May 31 20152

    プリント結果。人によってこの品質に対する感想は様々だろうと思いますが、低価格帯3Dプリンタでこれだけ出力できれば充分、だと感じました。

    もちろん、フィラメントの垂れや積層のズレ等、ツッコミどころはたくさんあるんですが、現在提供されている独自のソフトウェアが細かい設定を施せない以上、現時点での評価は「充分」だと思います。

    May 31 20153

    上から見たのがこちら。トップもきちんと埋まっていますし、中にある階段部分も比較的綺麗に出力されていると思います。

    May 31 20151

    クオリティを「High」にして造形してみました。右側がクオリティ「High」です。積層ピッチが小さくなっただけで、基本的なクオリティは変わっていません。表面は確かに綺麗になっています。これで7時間半くらいかかりました。

    まとめ

    基本的には独自のソフトウェアで設定を3種類くらいの中から選ぶだけなので、リトラクトの量や造形スピードなどは変えることが出来ません。

    なので、クオリティ「Low」「Medium」「High」の違いは、恐らく単純に積層ピッチの違いだけです。マニュアルには、Low が 0.25mm、Medium が 0.15mm、High が 0.1mm と記載されていました。

    また、造形品質を保つためでしょうか、基本的に造形スピードは遅めです。感覚的には吐出スピードは 20〜30mm/s くらいでしょうか。

    ただ、造形中の音は今のところ非常に静かです。同じ部屋においてある扇風機のほうが音が大きいかもしれないほどです。

    なので、部屋に置いて使うとうるさくて夜中に使えない・・・とか既存の3Dプリンタの音の大きさに悩んでいた方には良いかもしれませんね。

    こちらからは以上です。

  • 出資していた 299ドルの小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届いたので開封の儀を執り行いました

    出資していた 299ドルの小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届いたので開封の儀を執り行いました

    299ドルの小型3Dプリンタ「M3D The Micro」に昨年の4月に出資したのですが、当初の予定、11月着から約半年かかってようやく手元に届きました。

    日本でも代理店が輸入販売の予約を始めていますので、ひとまずどんなものなのか、開封の儀を執り行いたいと思います。

    外箱からまず小さい

    May 30 20153

    500ml ペットボトルと比較してもかなり小さいことがわかります。むしろ小さすぎて、ちゃんと梱包材とか使われてるのか不安になるレベル。

    May 30 201511

    外箱は横から開くタイプ。緩衝材みたいな雰囲気で横に入れられていたのは・・・

    May 30 201512

    ひとつ無料で付属してきたフィラメントスプールでした。すっごく小さい!

    本体の箱を開封

    May 30 201510

    本体の箱は上から開封するタイプ。

    May 30 20155

    意外としっかりと梱包されていました。

    May 30 20156

    箱から出してみました。500ml ペットボトルと比較すると、すごく小さいことがわかります。

    May 30 20157

    内包物はこれだけ。あとは紙が二枚。

    May 30 20152

    梱包物のチェックリストと・・・

    May 30 20159

    サポートはここを見てくれよな!というサポートサイトのアドレスが書かれた紙。

    一番下に「カメレオンフィラメント」なるものがもうすぐリリースされると書いてあってなにそれ凄い。

    輸送時の故障防止用パーツを外す

    May 30 20158

    本体を固定している青いテープを剥がしていく時に、こんな表示が。「クリップを外してね!」だと?

    May 30 20154

    確かにこんなクリップが。このクリップ部分、3Dプリンタで作成された造形物だったので、初期に発送されたユーザーの方からの苦情などにより、輸送用に後から追加された物なのかもしれません。上に持ち上げれば簡単に取り外せました。

    国産3Dプリンタ BS01 と大きさを比較

    May 30 20152

    奥の BS01(改造済)と大きさを比較。BS01 も他機種に比べればかなりコンパクトな機種なのですが、流石に小さい。

    というか、漂うおもちゃ感。

    May 30 20151 copy

    上から大きさを比較した様子がこちら。

    開封の儀を終えて

    とにかく「小さい」し「軽い」ので、なんかすぐ壊しちゃいそうな感じがします・・・。

    ひとまず開封の儀は終わりましたので、今回はこれにて。

    セットアップはまた別の記事にしたいと思います〜。

  • 歯科用ワックスペンで PolyFlex の 3Dプリント造形物の剥がれを修正してみた

    歯科用ワックスペンで PolyFlex の 3Dプリント造形物の剥がれを修正してみた

    歯科用ワックスペンで PLA の造形物を綺麗にしてみる、に引き続き ABS の造形物を綺麗にしてみる、もうまくいきました。

    今回はフレキシブルフィラメントである PolyFlex ではどうなるのか、試してみました。

    底面と外壁の間に起こりがちな剥がれを直す

    今回ご用意した剥がれはこちら。

    May 28 20151

    PolyFlex はもともと積層どうしの接着は強いフィラメントですが、プリント時の設定に不備があるとこんな感じに底面と外壁部分が剥がれやすくなったりします。

    これを前回と同じく、200℃設定で綺麗に接着してみました。

    May 28 20152

    こんな感じで撫でて押し付けるように。

    May 28 20153

    白いのでわかりにくいですが、剥がれは修正出来ました。

    PLA や ABS と違う問題点

    PLA や ABS と違って ABS のフレキシブルフィラメント独特の粘りがあるので、ワックスペンシルの先に若干粘りつくような感じがありました。

    この粘りつく感じが、せっかくくっつき始めた剥がれを再度剥がしてしまったりしたので、ちょっと PLA や ABS とは違ってテクニックが必要な気がします。

    また、粘り着く+フレキシブルな素材なために、PLA や ABS のように表面を滑らかに修正する、というのは難しいと思います。

    とりあえず、簡単な剥がれの修正ならば補助器具として備えておいても損はないかもしれません。

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  • やったー!「3Dプリンタ 歯科」の検索結果で1位になったよ!

    やったー!「3Dプリンタ 歯科」の検索結果で1位になったよ!

    今回もタイトルで全てを語っちゃう系の内容ですが。

    2015年5月14日、Google 検索で「3Dプリンタ 歯科」と検索すると、検索結果のトップに表示されるようになりました。

    思わずスクリーンショット撮っちゃいましたよね。撮りますよねそりゃ。

    May 14 20151

    ブログ開設から1年4ヶ月と9日、ようやくここまで参りました。

    ただし、「3Dプリンター 歯科」で検索するとまだ6番目。「3Dプリンタ」と「3Dプリンター」の表記は統一されていないのが現状ですが、当サイトでは「3Dプリンタ」という表記をずっと使っています。一般的には「3Dプリンター」と伸ばして呼ぶ人のほうが多いようなので、いずれはそちらでもトップを飾りたいですね。

    今後も精進してまいります!

  • 歯科用ワックスペンで PLA に引き続き ABS の 3Dプリント造形物を綺麗にしてみた

    歯科用ワックスペンで PLA に引き続き ABS の 3Dプリント造形物を綺麗にしてみた

    歯科用ワックスペンで PLA の造形物を綺麗にしてみるのはうまくいきましたが、より軟化温度が高い ABS ではどうなるのか。

    試してみました。

    サポートの真上に起こりがちな荒れを直す

    今回ご用意した荒れはこちら。

    May 11 20152

    サポートの真上に来る部分はこのようにサポートの一部が残ったり荒れがちです。

    これを前回と同じく、200℃設定で綺麗にしてみました。

    May 11 20151

    ちょっと光量が足りない写真ですが、荒れは綺麗になっていると思います。

    PLA と違う問題点

    PLA と違って ABS の軟化温度は高めですので、200℃ のワックスペンシルを押し当てていても、簡単には軟化しませんでした。

    軟化しないわけではなく、じっと押し当てているとじわじわと軟化して修正することが可能でした。250℃まで上げられるワックスペンシルならば修正時間も短縮できるかもしれません。

    ただし、写真をよくよく見るとわかることなのですが、黄色いはずの表面が若干茶色っぽくなっている部分があります。これは ABS 樹脂の中に含まれている顔料か何かが焦げたのかな?と予測していますが教えて誰かえろいひと。

    とりあえず、簡単な修正ならば補助器具として備えておいても損はないかもしれません。

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  • 歯科用ワックスペンで3Dプリントの積層痕を綺麗にしてみた

    歯科用ワックスペンで3Dプリントの積層痕を綺麗にしてみた

    発端はこちらで見かけた Retouch3D という製品。ABS や PLA で3Dプリントした造形物の表面の荒れやサポートの除去に使う、という趣旨の製品らしいのですが、あれ、これって我々歯科関係者がよく使うワックスペンシルに似てない?というかそのままじゃない?と思いましたので、歯科用ワックスペンシルを使って実験してみることにしました。

    2015年5月11日 ABS での実験結果を公開しました。

    使うのは中国製の安物ワックスペンシル

    冒頭の製品は125ドルらしいのですが、今回使ったのは中国製の安物ワックスペンシル。なんと説明書すら付いていないという潔さ(ぇ

    海外販売サイトとかを検索すると50〜60ドル前後で売ってると思います。

    May 09 20155

    最大 200℃まで上げられます。

    オーバーハング部で発生しがちな積層荒れを直す

    今回ご用意する積層荒れはこちら。

    May 09 20156

    見事に荒れています。というかズレています。材質は PLA 樹脂です。3Dプリンタのほうを調整するべきでしょうが、再度プリントするお時間もない、そんな時はこれ。

    May 09 20154

    ドラえもん「わっくすぺんしる〜」

    May 09 20153

    というわけで押し当てていきます。200℃は PLA 樹脂にとって「軟化温度」なので、「ジュッ!」と溶けたりするような感じではなく、強く押し当ててもそう簡単に変形はしないので、表面を撫でるようにして綺麗にしていきます。

    そして結果がこちら。

    May 09 20152

    なんということでしょう。

    May 09 20151

    別角度から。完全にさきほどの積層荒れは消えています。

    専用品との違い

    冒頭の Retouch3D という製品は、温度制御範囲が 300℃まで上げられますが、こちらは 200℃。別の歯科用ワックスペンシルは 250℃まで上げられる製品もありますが、そもそも軟化温度のさらに低いワックスを成形するための製品ですので、この点は致し方ありません。

    ただ、200℃でも充分に積層荒れの修正は可能でした。PLA 樹脂に関しては充分な性能だと思います。ABS 樹脂に関してはまた実験が必要かもしれませんが、アセトンで表面を綺麗にできる ABS 樹脂にはそもそも必要ないかもしれません。

    また、Retouch3D がコードレスなのに対して、こちらは有線。ただ、コードレスだからなんだって話でもあります。そこまでコードが邪魔になるものでもないですし。

    今後、ABS での実験結果と、修正の様子を動画撮影してみたいと思っています。

    というわけで、今回はこれにて。

  • 3Dプリンタ「BS01」の擬人化キャラが公式キャラとして採用されたぞ!えっマジで?

    3Dプリンタ「BS01」の擬人化キャラが公式キャラとして採用されたぞ!えっマジで?

    少し前に「世界初の3Dプリンタの擬人化」として紹介したのを覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが、その擬人化キャラがこの度、正式に BS01 の公式キャラクターとして採用されました。

    ユーザーコミュニティから産まれたキャラクター

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    以前もお伝えした通り、BS01 の Facebook コミュニティ内で、BS01 ユーザーの一人である R66_AEL さんがコミュニティ内で発表した擬人化キャラ。「名前はまだない」状態だったのですが、公式キャラクターになるとともに「びーえすいち子」という正式名称が決定しました。

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    コミュニティ内では「ボンサイラボだから植物の名前からとったらどうか」「機種名を表すボンサイミニちゃん」「魔法少女プリンティ」みたいな様々な意見が出ましたが、「びーえすいち子」に決定致しました。

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    ちなみにコミュニティ内では様々な「設定」が付け足されつつあり、年末のコミケあたりには薄い本が売られているかもしれません(ぇ

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    Twitter の公式アカウントもできています。→ https://twitter.com/bs01_co

    公式キャラクター発表と同時に大事な発表

    私にとってはメインの発表は公式キャラクター認定なのですが、ボンサイラボ様としてはもうひとつの発表の方が企業としては大事なのでご紹介。

    プレスリリースによると、ボンサイラボで取り扱うフィラメントに「PolySupport」「PolyWood」、および「PolyFlex」の新色が加わりました。

    PolySupport はサポート材としての使用に特化した材料で、私も以前サンプルフィラメントを頂いて造形させてもらったことがありますが、サポート材のみで造形した場合でもサポート材が剥がしやすく、サポートを多く付けなければならない3Dモデルデータの場合に非常に有用なフィラメントです。

    PolyWood はその名の通り造形後の表面が木製のように見えるフィラメントで、こちらも以前サンプルフィラメントを頂いて造形致しました。

    どちらも通常の PLA フィラメントよりも造形品質が非常に高い製品ですので、安い PLA の造形品質に満足されていない方はお試しあれ。

    PolyFlex の新色は、黒、オレンジ、黄色の三色が追加。このうち黒のサンプルフィラメントを頂いて造形致しました。同じ PolyMaker の製品である PolyPlus の黒とほぼ同じ黒さで、ぱっと見は判別がつかないくらいですが、フレキシブルフィラメントなので柔らかいです。

    ちなみに、以前は「PolyMakr」だった会社名が「PolyMaker」に変わっていますが、同じ会社ですのでご心配なく。

    擬人化キャラの浸透と派生を祈る

    3Dプリンタの擬人化、というのがそもそも初ですし、また3Dプリンタメーカーがユーザーの擬人化キャラを公式キャラクターとして認定するのも世界初だと思います。

    今後、ボンサイラボの製品がもっと増えると思いますが、今回の擬人化キャラクターの浸透と、新たな機種発売の際のさらなるキャラクター派生を祈って、こちらからは以上です。

  • 179ドルのデルタ式 3Dプリンタ「Tiko」に出資してみたよ

    179ドルのデルタ式 3Dプリンタ「Tiko」に出資してみたよ

    低価格卓上 3Dプリンタはいろいろ出てきましたが、低価格のデルタ型は初めて見ましたので、デルタ機の入門機として出資してみることにしました。

    Tiko – The Unibody 3D Printer by Tiko 3D — Kickstarter

    卓上レベルのデルタ型 3Dプリンタ

    某国産デルタ型 3Dプリンタがちょっとご家庭に置くにはデカすぎるサイズでしたので見送っていたのですが、「卓上」レベルの製品というのは初めて見ましたので、出資してみることにしました。

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    本体サイズは高さ390mm×幅237mm×奥行き221mm。本体重量は1.7kg。高さだけちょっと大きめな感じですが、上部に本体もフィラメントも収納するタイプなので許せるレベル。

    造形エリア(特に高さ)がよくわからないんですが、約2266立方センチメートルの体積まで造形可能とのこと。

    造形テーブルは壁に覆われているので、エアコンの風などに影響される心配がないのはいいですし、造形テーブルごと外せて取り外しも楽なのも素晴らしいですね。

    フィラメントは本体内蔵タイプ。一般的な 1kg のフィラメントスプール(165mm径)に対応しているそう。対応フィラメントは PLA、ABS、HIPS、ナイロンなど。

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    なんとワイヤレス。流石に電源部分がワイヤレスってことは無いと思いますが、Wi-Fi内蔵で、パソコンやスマートフォンから遠隔操作でプリントができるとのこと。なにそれ素敵。

    出資額は179ドルだが送料は別

    送料は65ドル、で、あとで請求するよー、とのこと。

    順調にプロジェクトが進んでも出荷は今年の11月とのことなので、のんびり待とうと思います。

  • エイプリルフールなので歯科にも3Dプリンタにも関係ないことを書いてみた

    エイプリルフールなので歯科にも3Dプリンタにも関係ないことを書いてみた

    エイプリルフールといえば「嘘記事を書く」というブロガーにとっては発想力と文章力が問われる日だと思うんですが、わたくしそんな発想力も文章力もないので、このブログのテーマである「歯科」と「3Dプリンタ」に全く関係ない内容を書くことでエイプリルフールの代わりとしようと思います。

    エイプリルフールではありますが、書いている内容はガチです。ご了承ください。

    実は BABYMETAL が好きだ

    え?いまさら?とか言われそうなんですが構わず書きます。

    BABYMETAL は「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成された、日本のアイドルメタルユニット。最近は NHK などでも特集されたのでご存じの方も多いかもしれません。

    今回は「初めて聞いた」「名前だけは聞いたことあるけどアイドル興味ないし」という方に向けて書いているつもりです。

    そもそもアイドルなんて興味ないんですが、とある理由により BABYMETAL にはハマってしまいました。

    実は ヘヴィメタルがそもそも好きだ

    ハードロックはもちろん、ヘヴィメタルも好きなんです。

    レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバス、エアロスミス、キッス、ボン・ジョヴィ、ヴァン・ヘイレン、ミスター・ビッグといったハードロックの王道を聴いて青春時代を過ごしましたし、メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスといったヘヴィメタルもどっぷりハマっておりました。

    大学時代は勉強もそこそこにバンドマンでしたし、ボーカルもギターもベースもドラムも担当する器用貧乏でした。

    そんな私が BABYMETAL にハマったきっかけは、アイドル部分である女の子三人組ではなく、バックで演奏するサポートバンドの皆さんでした。

    バックバンドの演奏がとにかく上手すぎる

    バックバンドのサポートメンバーは現在までに結構入れ替わりがあったようなのですが、今現在の「神バンド」と呼ばれているバックバンドのギター2名、ベース、ドラムスの演奏技術が楽器をやっていた人なら完全にビビるレベル。

    https://www.youtube.com/watch?v=PNHujktWNuU

    あのアメリカの週刊音楽業界誌 Billboard が「バックバンドが恐ろしいほど上手い。」と評した彼らの正体は、Wikipedia にきちんと載ってました。Wikipedia 凄い。

    全員そうそうたるメンバーなんですが、個人的に最も「マジか!」と思ったのはドラマーの青山英樹。なんと山下達郎のレコーディング、ライブ活動でのレギュラードラマーとして活躍されていた、日本有数のドラマー、青山純氏(故人)のご子息でした。あの超絶テクニックも納得です。

    というわけで、最初はバックバンドの演奏が凄くて聴き始めたんですが・・・。

    意外とボーカルの女の子の歌唱力がしっかりしていた

    バックバンドが凄すぎてボーカルは最初ちゃんと聴いていなかったんですが、バックの演奏に負けてないってことはあれ?これ上手いんじゃない?とようやく気付きました。そのくらいバックバンドの演奏技術にインパクトが有ったからなんですが。

    https://www.youtube.com/watch?v=qoS_ASvr-7w

    正直に言うと「凄く上手い」とは言い難いと思うのですが、ライブでこれだけきちんと歌えている「アイドル」っているだろうか、いやいない(反語)。

    今ではボーカル部分も含め BABYMETAL というアイドルっぽいヘヴィメタルバンドだと捉えて楽しんでいます。

    ヘヴィメタルと呼んでいいのか?

    ヘヴィメタル好きの中には、「アイドルのバックにメタルっぽい音が流れているだけ」と BABYMETAL を受け付けない人もわりといるようです。日本の老舗ヘヴィメタル雑誌 BURRN! 編集ははっきりと BABYMETAL に嫌悪感を抱いているそうですし、古い時代のヘヴィメタルを愛する人々には恐らく受け入れられないのでしょう。

    しかし、ヘヴィメタルは元を辿ればハードロックに源流がありますし、ハードロックもさらに元を辿ればチャック・ベリーに技術的な源流がありますし、音楽がどんどん細分化されていく中でヘヴィメタルというジャンルも時代に合わせてニューウェーブがずっと起こってきました。この辺は Wikipedia あたりに熱心な方が書かれているので時間があったら読んでみると面白いと思います。

    なので、BABYMETAL がヘヴィメタルなのか、という問いに対しては「ヘヴィメタルの派生のひとつ」というのが私なりの考え方です。

    最後にこれだけは言いたいこと

    「ヘヴィメタルが好き」と言うとよく勘違いされるのですが、「X JAPAN」は好きじゃありません。「X JAPAN」は好きじゃありません。大事なことなので二回言いました。

    こちらからは以上です。

  • 出資していた 3Dプリンタ用ビルドプレート GeckoTek が届いたんだが完全に地雷製品だった

    出資していた 3Dプリンタ用ビルドプレート GeckoTek が届いたんだが完全に地雷製品だった

    失意の中、私は今このブログを書いています。

    出資していた 3Dプリンタ用ビルドプレート GeckoTek が届きました。GeckoTek は造形物の着脱を簡単にしてくれる特殊コーティングを施された鋼板で、プリントする際はフィラメントがしっかりとくっつき、造形物を外す際には簡単に取れるようにしてくれる、というコンセプトの製品でした。

    出資後、BuildTak という素晴らしい製品に出会い、正直この製品の必要が無くなり、あまり期待はしていなかったのですが、本日届いた GeckoTek があまりにも悲しい結果だったので気持ちを奮い立たせて書こうと思います。

    GeckoTek の実物

    Mar_27_20151

    こんな感じで突然届きました。

    Mar 27 20152

    開けてみるとこんな感じ。鋼板の片面が若干ザラザラしており、何かの表面処理がされていることがわかります。

    Mar 27 20154

    出資時に BS01 のアルミテーブルのサイズに指定したので、流石にそこはピッタリです。

    プリント結果

    ありません。

    え?え?なんて?

    ありません。

    何度挑戦してもプリント成功できなかったのです。そもそも、ビルドプレートにフィラメントが食い付かない。優秀な食い付きでお馴染みの PolyPlus や PolyMax を使ってもダメでした。速度を 10mm/s などに落とせば何とか食いつきましたが、セカンドレイヤー以降の速度を上げて、少しでもノズルと造形物がぶつかってしまうともうダメ。

    もう少し頑張ってみようかとも思ったんですが、BuildTak の優秀な食い付きに慣れてしまったせいか、GeckoTek の食い付かなさを攻略する気にはなりませんでした。

    結果、どうしたか

    Mar 27 20153

    GeckoTek に BuildTak を貼りました。

    BuildTak の優秀なファーストレイヤーの食い付きに、GeckoTek の鋼板の優秀な剥がしやすさ! これだ!

    銅板に BuildTak 貼ったのと何が違うねん!

    というわけで、皆さん素直に BuildTak を購入しましょう。

  • 3Dプリンタ「BS01」を使い始めてちょうど一年経ちました

    3Dプリンタ「BS01」を使い始めてちょうど一年経ちました

    2013年12月24日 にクラウドファンディングサイト「kibidango」にて出資を募っていた国産の超小型3Dプリンタ「BS01 BONSAI Mini」に出資し、ABS/PLA 組み立てモデル、いわゆる「初代 BS01」を手に入れたのが、2014年3月24日。

    そこからちょうど一年経ちました。

    一年経った今、手に入れた時と比べてどう変わったのか、何をしてきたのか、どんなことが起こったのか、この一年を振り返ってみたいと思います。

    一年を振り返る

    組み立てが終わり最初の頃の造形

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    組み立てが終わり、調整がある程度済んだ頃、2014年3月31日時点での造形物。

    改めて見てみると、全くの無改造状態でここまで綺麗に造形できているって凄いことだと思います。

    フレキシブルフィラメント初体験

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    2014年4月9日、フレキシブルフィラメント「PolyFlex」を初体験。

    フレキシブルなフィラメントは口腔ケアへの応用をずっと視野にいれており、ここから様々なフレキシブルフィラメントを試していくことになりました。

    有料スライサーソフト Simplify3D を購入

    140ドルの有料スライサーソフト「Simplify3D」を購入。

    正直、悩んだ末での買い物でしたが、購入以来の 3Dプリントはほぼ全て Simplify3D を使い続けているくらい、買って良かったと思っています。

    PET フィラメント初体験

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    2014年5月3日、PET フィラメント「PET+」を初体験。

    フレキシブルフィラメントほどではないですが、若干柔らかく、まさにペットボトルと同じ感じ。表面の光沢は試した全てのフィラメントの中で最も美しいと思いました。

    リフレッシュプラン被験者第一号になる

    2014年7月4日、BS01 のリフレッシュプランを受けました。

    BS01 をオススメできる理由のひとつとして、このリフレッシュプランの存在は欠かせません。

    自分で組み立てても、完成版を手に入れても不具合を生じたらリフレッシュプラン!不具合を生じたらリフレッシュプラン!

    大事なことなので二回言いました。

    ちなみにボンサイラボさんからお金貰ったりしてないです。ほんとです。

    ブロンズ含有フィラメント初体験

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    2014年7月31日、ブロンズ含有フィラメント「bronzeFill」を購入してみました。

    金属含有フィラメントはこれ以降も「copperFill」「brassFill」とリリースされており、また他のメーカーもどんどん似たようなフィラメントを開発しているので、今はまだまだお高い部類のフィラメントですが、今後安くなってくれればいいな、と思っています。

    BS01 が BS01+ としてリニューアル

    2014年11月11日、我々初代ユーザーを始め、その後順調に増加していった BS01 ユーザーの意見やテストなどを参考に、BS01 がリニューアル。

    初代ユーザーとしては嬉しい限りです。

    BS01 を歯医者仕様に

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    2014年11月29日、BS01 を歯医者仕様に改造。

    我ながらお前は何をやっているんだと思った。

    施してきた様々な改造を公開

    2014年12月14日、それまで初代 BS01 に施してきた改造を公開。

    思えばいろんな改造を施してきたものです。

    正体不明のフレキシブルフィラメントを試す

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    2015年1月15日、オリオスペックにて販売されていた正体不明のフレキシブルフィラメントを購入。

    正体は中国製のフィラメントでしたが、思った以上に望んでいた性能が得られ、購入してよかったフィラメントのひとつです。

    約6万円と約300万円の3Dスキャナの性能を比べる

    2015年1月19日、歯科用の業務用スキャナと、個人向けの安物スキャナの性能を比べてみました。

    なかなか悲しい現実を突きつけられる一方、今後個人向けも業務用に近い性能のものが出てきてくれることを期待しています。

    BS TOY の発表

    子供向け 3Dプリンタ「BS TOY」の開発がボンサイラボから発表されました。

    今後の購入リストのひとつに入っております。

    特殊フィラメント PORORAY を初体験

    Jan 30 201510

    2015年2月4日、造形後に水につけると柔らかくなる特殊フィラメント「POROLAY」3種類を初体験。

    なかなか使いドコロが難しそうなフィラメントでしたが、フィラメントの種類だけアイディアも生まれると私は思っています。

    フレキシブルフィラメント「SemiFlex」初体験

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    2015年2月10日、ボンサイラボ様から頂いたフレキシブルフィラメントを試してみました。

    この頃になると、フレキシブルといえば私、と BS01 コミュニティ内で呼んで頂ける程度にはなってきました。

    スチレン・ブタジエン樹脂のフィラメントを初体験

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    2015年2月15日、ムトーエンジニアリングのスチレン・ブタジエン樹脂のフィラメントを試してみました。

    BS01 を手に入れた頃は、フィラメントといえば ABS と PLA、という状況でしたが、この一年でそうも言えない状況になってきましたね。

    振り返ってみて

    こうしてまとめてみると、いろんなことがありました。

    もしかしたら、3Dプリンタが成長する一番よい時期に BS01 と出会えたのかもしれません。

    今後、BS TOY も購入予定ですし、今後とも宜しくお願い致しますボンサイラボ様。

  • BS01 造形物(PLA):ポール・マッカートニー

    BS01 造形物(PLA):ポール・マッカートニー

    今回はこちらで公開されていたポールマッカートニーのSTLファイルを 3D プリント。

    http://www.paulmccartney.com/news-blogs/news/print-your-very-own-3d-paul

    Mar 21 20153

    造形結果

    積層ピッチ 0.2mm、PLA(ボンサイラボ初期取扱品)シルバーにて大きさ 0.8倍で造形。

    Mar 21 20151

    文字部分は若干潰れていますが、溢れ出るポール感。

    拡大してプリント

    本人をスキャンしているデータなので、かなり精密に出来ており、せっかくなので拡大して上半身だけプリントしてみました。

    Mar 21 20155

    まずは 2.5 倍に拡大し、以前解説したテクニックを使って胸像のようにスライス。

    Mar 21 20154

    こんな感じに。今度は積層ピッチ 0.3mm で造形。

    Mar 21 20152

    プリントしてみた結果。一部積層割れしてしまいましたが、完全にポールです。

    スキャナの性能もどんどん向上していることもあり、今後も著名人のデータが公開されるのがスタンダードになるかもしれませんね。

  • 3Dプリンタ用に Raspberry Pi を始めようと思うので最低限必要なものを調べてみた

    3Dプリンタ用に Raspberry Pi を始めようと思うので最低限必要なものを調べてみた

    3Dプリンタを手に入れる前からずっと気になってはいたんですが、超小型コンピュータである Raspberry Pi にそろそろ手を出そうと思っているのです。

    というのも、出資していた小型3Dプリンタ The Micro もそろそろ届きそうなのと、ボンサイラボの新たな子供向け 3Dプリンタ BS TOY も発売されそうなのと、出資募集が開始されそうな小型デルタ式3Dプリンタ TIKO にも出資しようかと思っていたりと、今後 3Dプリンタがどんどん増えそうな勢いなので、その度に制御用のパソコンを買っていたら場所的にもお財布的にもいっぱいいっぱいになりそうなので・・。

    というわけで、購入前に「最低限用意するもの」を調べてみたのでメモ代わりに書きたいと思います。

    まずは本体

    現時点での最新機種は第二世代機種である Raspberry Pi 2 Model B だそう。第一世代の Model B でも 3Dプリンタを動かすには充分らしいのですが、

    • CPU が1コアから4コアに
    • メモリ(GPUと共有)が512MBから1GBに
    • Linux だけでなく Windows10 にも対応(予定)

    などなどメリットが大きいですし、お値段据え置きらしいので最新世代の Raspberry Pi 2 Model B にしようと思っています。

    周辺機器

    電源

    電源は microUSB 端子から供給するそう。5V・2A が必要だそうなので、それに対応した USB 供給電源が必要になりますね。

    OS

    基本的に Linux 系ならなんでも良いそうなのですが、Raspbian という Raspberry Pi 用に最適化された OS がダウンロードできるようです。

    microSDカード

    Raspberry Pi に OS をインストールする際に必要になるようです。16GB 以上の容量が必要。

    HDMI ケーブル

    ディスプレイが無ければ初期設定すら出来ませんので、ディスプレイと接続するための HDMI ケーブルが必要。

    HDMI 端子のあるディスプレイ

    最近はほとんどのテレビやディスプレイに HDMI ケーブルが付いているので、わざわざ用意する必要はないかと思いますが、一応。

    USB 接続のできるキーボード

    OS をインストールして初期設定する為に必要だそうです。

    まとめて買えるパックがお得っぽい

    個別に揃えても良いのですが、Raspberry Pi 用として前述した電源、OS、microSDカード、HDMI ケーブル、LAN ケーブルがセットになった便利なパック。

    しかも microSDカードには前述した Raspbian がプリインストールされているそうなので、Raspberry Pi に挿せば初期設定なしにすぐに起動することが可能とのこと。

    なにそれ素敵。

    ついでにあると便利らしいもの

    無線LAN USB アダプタ

    LAN ケーブルでもいいのですが、やはりケーブルは少ないほうが良いので。

    USB 接続のできるマウス

    無くてもキーボードだけでなんとかなる、とのことなのですが、Linux 自体にあまり慣れていない私のような人間には必要そうです。

    ケース

    無くても問題ないそうですが、動かしたりした時に端子が曲がったりするのを防ぐためにあったほうが良いそうです。

    しかしケースに関しては 3Dプリンタで作れますから問題ありませんね!

    解説本

    インターネットのお陰で今や本を買わなくても大抵の情報が揃う時代ですが、やはり手元に解説書がある安心感って大事だと思うのです。

    というか無いと不安なのです(^_^;)

    まとめ

    買う前の情報収集ってやはり大事なものですね。調べる前はもっともっと難しいものかと思っていましたが、スターターキットの存在もあり、意外と簡単に始められそうな気がしています。

    購入後、3Dプリンタに接続することができたら、また記事を書こうと思います。

  • BS01 造形物(PLA):Android-5Axis-

    BS01 造形物(PLA):Android-5Axis-

    今回は知っている人はピンとくる「おやびーん」という方が作製されたデータを。女体です。

    http://www.thingiverse.com/thing:725837

    Mar 19 20157

    造形結果

    積層ピッチ 0.3mm、PLA(ボンサイラボ初期取扱品)シルバーにて造形。

    Mar 19 20153

    造形完了。ちょうどサポート材が涙みたいになってて若干ホラーです。

    Mar 19 20155

    サポート材を剥がしたものがこちら。

    おっぱいが素敵。おっぱいが素敵。大事なことなので二回言いました。

    Mar 19 20152

    髪の流れもきちんと再現出来ていると思います。

    生意気にデータに物申す

    自分でこんな女性像とかモデリング出来ないくせに、医療者として見た場合、ちょっと気になったので物申すでござる。

    Mar 19 20154

    気になったのは横から見た時。これ、おかしいな、と。

    Mar_19_20154

    背骨の線を引いてみるとおわかりいただけるだろうか・・・。そう、なんか前傾姿勢なんです、これ。

    ただし、本当に前傾姿勢の場合、腰の部分のラインはもっと真っ直ぐになるので、これは「台の取付角度がおかしいんじゃないか?」と。

    Mar 19 20151

    背骨のラインだけで判断した正しい台の角度はこうじゃないかな・・・。

    Mar_19_20151

    ラインを引いてみると自然な感じの背骨ラインに。いいおっぱいですね。

    デッサンやモデリングのことはまったく素人な私ですが、一応医療者なので、骨学的に気になった点を生意気に物申してしまいました。

  • 16ミクロンの積層ピッチで造形できる歯科用の3Dプリンタが実用に足るレベルな件

    16ミクロンの積層ピッチで造形できる歯科用の3Dプリンタが実用に足るレベルな件

    珍しく?歯科の話題。とは言っても歯科用の3Dプリンタの話です。ケルン国際デンタルショーで発表されたという歯科用の3Dプリンタ「Objet260 Dental Selection 3D Printer」が出力した歯牙模型が驚きの精度だったので取り上げてみました。

    Mar 18 20154

    きちんと歯肉と歯牙が出力されているのが凄い

    実際にプリントされたという模型の写真がこちら。

    Mar 18 20152

    正直、驚いています。こんなレベルの歯牙模型は、射出成形でしか見たことがなかったからです。

    それどころか、射出成形よりも優れている部分もあるのです。

    単純な「ピンク」と「白」の組み合わせではない

    プレスリリースにて提供されていた写真でしか判断できないのですが、切り取って拡大してみた写真を見てみると・・・。

    Mar 18 20153

    一般の方には「白い歯」としか映らないかもしれませんが、歯科関係者が見るとこの歯牙の部分は驚きを隠せません。

    鏡でご自身の歯をよく見ていただくとわかると思いますが、歯は部位によって色調が全く違うのです。先端は若干透明だったり、中央にかけて黄色味が混じってきたり、根元に向かうに従って明度が下がってきたり、等々。

    これまで射出成形で作られた歯牙模型というのは、こういった色調を再現出来ておらず、ほとんどが「歯肉のピンク」と「歯牙の白」という2色のみで構成されたものでした。

    ところが今回の模型の写真を見る限りでは、そういった歯牙の色調もきちんと再現されているのです。これには本当に驚きました。

    プレスリリースによると、口腔内スキャナから読み取ったテクスチャを、歯牙と歯肉向けの専用パレットを使ってきちんと造形物に反映させるとのこと。この辺はスキャナの性能にも左右されると思います。

    表面の滑沢さも凄い

    Mar 18 20151

    業務用のお高いマシンならこの程度は当たり前なのかもしれませんが、造形物トップの表面の滑沢さも凄い。これ、研究用模型として全く問題なく使えるレベルです。

    直接は治療目的に使えないが間接的には実用レベル

    16ミクロンという積層ピッチは、正直驚きですし、歯科の被せ物や詰め物に求められる誤差も25ミクロン以内だったりするので、なんとなくこのまま治療に使えるんじゃないか?と思われる方もいるかもしれませんが、人の歯牙はもっともっと滑沢にできているので、残念ながらいきなりこの模型を治療目的で使うことは出来ません。

    ただ、実際に被せる歯の反対の歯(例えば下の歯に被せる場合は上の歯)の模型として使う分には、充分使えるレベルに達していると思います。

    しかし、技術の進歩とそれに関わる人々の努力は凄いものですね。

  • BS01 造形物(PLA):歯車キーチェーン

    BS01 造形物(PLA):歯車キーチェーン

    今回は歯車のキーチェーンをプリント。

    http://www.thingiverse.com/thing:713008

    Mar 18 20151

    造形結果

    積層ピッチ 0.3mm、PLA(ボンサイラボ初期取扱品)シルバーにて造形。

    Mar 18 20152

    造形完了。

    Mar 18 20151 copy

    ラフトを剥がしてハメてみたのがこちら。

    くるくるくるくる。

    BS01 使用開始当初はこういった動く機構のものはうまくハマらなかったりしたのですが、改造・調整を加えた今では心配せずきちんとハマるようになりました。

     

  • BS01 造形物(PLA):Test your 3D printer!

    BS01 造形物(PLA):Test your 3D printer!

    3Dプリンタの性能をテストする、という目的のデータ。なかなか難しいデータです。

    http://www.thingiverse.com/thing:704409

    テストデータの具体的内容

    Mar 11 20151 copy

    • 全体サイズ: 4x50x50mm
    • ホール(穴)のサイズ: 3/4/5mm
    • ナットサイズ: M4 ナット
    • 精密部: ピラミッド、円錐、数字
    • 曲線: 波型、半球
    • 壁間距離: 0.1/0.2/0.3/0.4/0.5mm
    • オーバーハング: 25/30/35/40/45度

    以上のなかなか高難度なデータ。光造形でないと正直厳しい部分もあると思います。私の BS01 はノズルが 0.4mm なので、0.3mm 幅の文字部分は完全に潰れてしまうと思います。

    造形結果

    Mar 11 20155 (1)

    こんな感じに。積層ピッチ 0.2mm、PLA(ボンサイラボ初期取扱品)のシルバー、造形速度は 60mm/s でプリントしました。

    Mar 11 20151 (1)

    全体像はこんな感じ。曲線部に関しては、かなり綺麗に出力できていると思いますが、よくよく見ると XY軸がズレていますね。最近サボっていた本体の調整をする必要がありそうです。

    また、当然ですが文字部分はほとんど潰れています。

    Mar 11 20154 (1)

    オーバーハング部。垂れずに造形できています。

    Mar 11 20153 (1)

    ブリッジ部。こちらも垂れずに造形できています。

     BS01 の実力を引き出す

    ここまでの写真は「とりあえず何も考えずに出力」したものでした。しかし、設定次第で良くもダメにもなるのが現状の個人向け 3Dプリンタ。設定を少し調整して、再度プリントしたものがこちら。

    Mar 12 20152

    左が設定を少し調整した造形物。ぱっと見あまり変わっていないように見えますが・・・。

    Mar 12 20151

    先ほどほとんど読めなかった文字の部分は、なんとか読めるレベルに。0.4mm ノズルなので、これ以上は正直厳しいかもしれません。

    Mar 12 20154

    こちらの文字もわりと読めるレベルに。

    具体的な調整ポイントは、吐出量の調整と、縦の壁の枚数の調整、だけです。

    設定次第で実力は引き出せる

    たまにこういった 3Dプリンタの実力を測るデータ、というのをプリントするのも勉強になりますよね。

    今回は全て Simplify3D でスライスしましたが、スライサーソフトによって得手不得手があるのも現状の個人向け 3Dプリンタの難しいところでしょうか。

    今後、3Dプリンタを手に入れる方は、なにか1種類のスライサーソフトに絞って調整のコツを掴んでいくのがいいかもしれません。

  • BS01 造形物(PLA):柴犬?

    BS01 造形物(PLA):柴犬?

    たぶん thingiverse からダウンロードしたデータだと思うのですが、詳細不明です。

    http://www.thingiverse.com/thing:304456

    2015年6月21日 ABS造形を追加

    Mar 06 20152

    PLA で造形

    Mar 06 20151

    Simplify3D でサポートを付けてスライス。

    Mar 06 20156

    積層ピッチ 0.2mm、シルバーの PLA でプリント。

    Mar 06 20155

    首の後は少し積層割れしてしまいました。

    Mar 06 20154

    サポートを取るとこんな感じ。

    Mar 06 20153

    毛並みもちゃんと再現出来ていますね。

    診療所の受付においておくと、子供の食付きが半端ない。さすが柴犬です。

    ABS で造形しアセトン処理

    Jun 21 20151

    毛並みが消えてしまいましたが、これはこれでなかなか。

  • 世界初、3Dプリンタの擬人化がキタ━(゚∀゚)━!

    世界初、3Dプリンタの擬人化がキタ━(゚∀゚)━!

    これまで「何かの擬人化キャラ」を 3Dプリントする、という企画などはあっても、「3Dプリンタそのものの擬人化」というのは見たことがありませんでした。

    マスコミが「3Dプリンタブーム到来!」とかいくら騒いでも、本当にブームになったモノはこれまで必ずと言っていいほど「擬人化」という洗礼を受けており、そういう意味では 3Dプリンタブームは始まってもいませんでした。

    そして!

    本日!

    3Dプリンタ「BS01」の擬人化キャラがとうとう登場しました!

    Mar 02 20153(C) R-66

    うぉぉぉぉぉぉ!

    歯車フェチにはたまらないデザインですね!(違うそこじゃない)

    Mar 02 20152(C) R-66

    ちゃんと BS01 の特徴である前面の歯車や、ヘアーアクセサリっぽくフィラメントスプールもデザインされていたり、スカートの縁はもしかしてプーリーのギザギザを表現してる?などなど、本当にこれはよい擬人化。

    こちらは擬人化された R66_AEL さんの BS01 のイメージが「元気系少女」だそうで元気な幼女タイプ。

    Mar 02 20151(C) R-66

    こちらが「他のBS01オーナー様の家にはきっと色々なコが居るだろうと言う妄想で、年齢上げた絵も描いてみました」という少女版。

    私個人としては「調整や改造を施して成長した BS01」という感じでしょうか。どうでもいいですが擬人化しただけで「調整や改造を施して成長した」って書くと何故か卑猥な気分になるのはたぶん気のせいです。

    おそらくは世界初となる「3Dプリンタの擬人化」、嬉しすぎたのでとりあえず記事にしました。

    マスコミ諸君! 見てますか! 今、3Dプリンタブームが始まりましたよ!

  • スライサーソフトで普段何気なく使っていた分割テクニックが意外とコロンブスの卵なアイディアだった模様

    スライサーソフトで普段何気なく使っていた分割テクニックが意外とコロンブスの卵なアイディアだった模様

    3Dプリンタ「BS01」の Facebook コミュニティで「そういえばこんな方法があるんですけど・・・」と言ってみたら意外とみなさんから「これはいいアイディア」と褒めていただきましたので、調子に乗って記事にしてみようと思います。

    3Dプリンタの造形可能エリアが足りない

    特に Z軸(高さ)が足りない場合、横にしたり縮小したりしないとプリントできません。

    Mar 01 20152

    例えばこんな感じのデータ。これをプリントするには 0.5 倍くらいに縮小してやらないとプリントできません。

    もしくは、3D データを最初から分割しておいてプリント後に接着する、という方法もありますが、そのためには 3Dモデリングソフトなどで分割しておく、というのが一般的なようでした。

    スライサーソフト上でそのまま分割

    今回の例では有料のスライサーソフト Simplify3D を使って説明します。

    Mar 01 20151

    モデルオブジェクトをダブルクリックすると現れるこちらのウィンドウ。モデルオブジェクトの拡大縮小や傾きなどを変更する設定ウィンドウですが、ここの「Z Offset」を使います。

    この数値を下げていくと・・・

    Mar 01 20156

    こんな感じでプリントベッド相当部分に突き刺さります。

    このままスライスすると・・・。

    Mar 01 20155

    なんと上の部分だけプリントすることが可能に。

    Mar 01 20154

    上下ひっくり返して先ほどと同じ数値だけ Z Offset を下げると・・・

    Mar 01 20153

    残り半分もプリントすることが可能に。

    これをあとで接着すれば、元データの大きさのままプリントアウトすることが、しかもスライサーソフトだけで可能、というテクニックです。

    意外とコロンブスの卵的発想だったようで、好評でした。本当に便利ですのでお試しあれ。

    他のスライサーソフトを使う場合

    Simplify3D では簡単な手順なのですが、他のスライサーソフトではフリーズしたりエラーになったりとなかなか難しいようです。

    Cura では「Advanced」設定にある「Cut off object bottom」で可能なようですが、かなりフリーズすることが多いのが辛いところ。

    バージョンアップ等で他のスライサーソフトでも気軽に使えるテクニックになるといいですね。