今回は「弾丸」をプリント。
http://www.thingiverse.com/thing:651671
当然ですが、「弾丸の形をしたもの」であり、火薬を入れる部分はありませんし、そもそも銃は詳しくないのでこれ何の弾丸なんですかね・・・。

1個だけだと寂しい上に次のレイヤーへ移る前に充分冷やされないので、複製して6個造形。

シルバーの PLA、積層ピッチは 0.2mm で造形。

先端の尖った部分が不安でしたが、そこそこ良い結果だと思います。

今回は「弾丸」をプリント。
http://www.thingiverse.com/thing:651671
当然ですが、「弾丸の形をしたもの」であり、火薬を入れる部分はありませんし、そもそも銃は詳しくないのでこれ何の弾丸なんですかね・・・。

1個だけだと寂しい上に次のレイヤーへ移る前に充分冷やされないので、複製して6個造形。

シルバーの PLA、積層ピッチは 0.2mm で造形。

先端の尖った部分が不安でしたが、そこそこ良い結果だと思います。

風邪でずっと体調を崩しておりました。この時期、気を付けても健康を維持するのはなかなか難しいですよね。というわけで、無事にブログを再開していこうと思います。
先日、CT や MRI データを STL 形式に変換する方法を記事にしましたが、その先の「3Dプリントするための小技」を書き忘れましたので、別記事にしました。
CT や MRI のデータを STL 形式に変換すると、断層撮影によるノイズがどうしても残ってしまいます。

矢印のものがノイズ。
当然ながらこういうものが残っているとスライサーによってはエラーを生じますし、できることなら取り除いておきたいものです。
ノイズの除去には、3Dメッシュデータの編集・変換ソフトとして有名な MeshLab を使います。
まずは、ダウンロードして STL ファイルを読み込みます。

「Select Faces in a reatagular region」と表示されるアイコンを押すことで、本体の周りに浮かんでいるノイズを範囲選択できるようになります。

ノイズ部分を範囲選択すると、画像のように赤く表示されます。

メニューから「Filters」→「Selection」→「Delete Selected Faces」を選択し、ノイズを削除します。

先ほどまであったノイズが綺麗さっぱりなくなっています。
CT や MRI のボクセルサイズによっては STL データの表面が粗い場合があります。当然ですが 3Dプリンタが優秀であればあるほどそれを完璧に再現しますが、そんな粗い表面が欲しくない場合は、表面をスムース処理することで粗さを軽減させることが出来ます。

MeshLab の「Filters」→「Smoothing, Fairing and Deformation」→「Laplaction Smooth」を選択。

粗かった表面が・・・

このようにスムーズになります。
MeshLab はとにかく多機能で使いこなすのは難しいですが、特定の目的にはこうする、というのを覚えてしまえばとても便利なソフトなので、今後も小ネタとして取り上げていきたいと思います。

CT スキャンした下顎骨データをプリントした記事を書きましたが、CT データ(DICOM データ)を STL 形式に変換する手順、まずは Mac 版です。
変換するためのソフト、と書きましたが、実際には DICOM データを閲覧するためのソフトとして有名な OsiriX を使います。たまに「オシリックス」と読んでいる方がいますが、 正しくは「オザイリクス」です。白状すると私も10年くらい前に最初に OsiriX を見た時は、おしり派でした。
というわけで、ダウンロードページから以下の「Lite」バージョンをダウンロードしてインストールします。

医療関係者でない方は、なかなか DICOM データを見る機会って無いと思いますが、今は大抵の病院で CT や MRI を撮ったら「データもらえますか?」と言えば CD-R 等に焼いてくれるはずですので、ご自身がそういう機会があったら手に入ると思います。
が、そうでない場合は研究機関などがオープンなデータとして提供しているものがありますので、それを利用しましょう。
今回はオハイオ大学の研究室が提供しているものを利用して説明します。

OsiriX を起動し、左上の「読み込み」から DICOM データの含まれているフォルダを指定します。

読み込まれた DICOM データをダブルクリックすると 3Dビューが開きます。

こちらの設定メニューから「3D サーフェスレンダリング」を選びます。

このような設定ウィンドウが開きますが、そのまま「OK」を押しても大丈夫。

3D サーフェスモデルになりました。

こちらの設定メニューから「STL に書き出し」を選択し保存すると STL データに変換が完了します。
無料でここまで出来てしまうのは本当に良い時代になったものですね、ほんとに。
こちらからは以上です。

今回は下顎骨を CTスキャンしたデータ(DICOM)データを STL ファイルに変換したものをプリント。


プリント直後がこちら。グレーの PLA、積層ピッチは 0.2mm でプリント。

サポート材を剥がしたのがこちら。データどおり再現出来ていると思います。

通常の積層痕とは別の方向に入っているスジは、CT の断層がそのままデータになっているので、ある意味データどおり。
CT データ(DICOM データ)を STL に変換する手順は、また別の記事にしたいと思います。

ムトーエンジニアリング社から透明度の高い軟性樹脂として発売されたスチレン・ブタジエン樹脂フィラメント SB17クリア をボンサイラボ様からサンプルとして分けていただいたので、テストしてみました。
こちらが実際のフィラメント。

かなり透明度は高いです。フィラメントの状態でここまで透明とは思いませんでした。透明系はこれまで PolyPlus のクリアを使ったことがあるのですが、フィラメントはここまで透明感はありませんでした。
ノズル温度 230〜240℃、ベッド温度 80〜90℃ というのが公式設定温度ですが、BuildTak 有りの場合、ベッド温度は 50〜60℃ で充分だと思います。ただし、急冷すると ABS のように反っていく傾向にあるため、ベッドへの接地面積が小さい造形物の場合は、ヒートベッド無しというのは難しいと思います。

まずは透明感を感じるために Vase モードにして造形。Vase モードにすると積層間の移動がなく完全に一筆書きで造形をするため、壁一枚での造形になります。

クリア系にありがちですが、実際に造形すると空気が混じるためか透明感が若干落ちます。それでも充分な透明感だと思います。

積層の接着はわりと優秀で、水を入れても漏れることはありませんでした。

有名なルークも中の階段構造がうっすらと透けて見えます。
500g で税込 12,960 円、というのは正直かなり高い部類のフィラメントだと思います。
造形品質は美しく、耐衝撃性も兼ね備えており、さらに ABS や PLA フィラメントのように吸湿しないので、需要は大きいと思いますが、もう少しお求めやすいお値段になればなぁ・・・と個人的には思いました。
こちらからは以上です。

本日の「タイトルで全てを語ってしまった」記事がこちらです。
以前の記事で「BS01 でフィギュアはプリント出来ないが、素体にはできる」という内容を書いたのですが、3Dプリンタ「BS01」のコミュニティにて、「ワンダーフェスティバル2015冬で BS01 で出力したものを修正・表面処理して原型にしたガレージキットフィギュアを原型展示しました」と書かれているユーザー様を発見。
我々スタッフ、この方の情報を、一生懸命、一生懸命、探しました。
そしたら奥さん。
見つかりましたよ(ドヤ顔
原型師さんは「R66-AEL(あーるろくろく えーいーえる)」という方。
そして、こちらが BS01 で製作されているというフィギュアの原型です。
© R66-AEL(あーるろくろく えーいーえる)様
なにこれ思った以上にクオリティ高いやないか・・・!
もしかしたら既に BS01 でフィギュアの原型を製作されている方がこれまでにもいらしたかもしれませんが、私の観測範囲内では R66-AEL 様が初めての BS01 フィギュア原型師でした。
R66-AEL 様の今後の動向を見守りつつ、「BS01でフィギュアの原型を製作している人のフィギュアが完成!」という記事を書けるようスタンバっておきます(^_^;)

私は喫煙者では無いのですが、その機能美の高さに惹かれてコレクションしている Zippo ライター。ヤフオクで中古 Zippo を手に入れては手入れして使えるようにする、という趣味があります。
その Zippo をディスプレイするための スタンドをプリントアウトしてみました。

http://www.thingiverse.com/thing:297335
どうせなら一度にたくさん、ということで9個に複製。

これをプリント。

黒の PolyPlus、積層ピッチは 0.3mm で。

いい感じにディスプレイできるようになりました。
これで Zippo の機能美とデザインの豊富さの魅力を存分に堪能できますね。

3Dプリンタ「BS01」のコミュニティにてユーザーの方おふたりが BS01 を会場に持ち込んで「オープンソースカンファレンス 2015 Hamanako」に参加するよ、という投稿があり、運良く久しぶりの休日と重なったので覗いてきました。
オープンソースカンファレンス2015 Hamanako – オープンソースの文化祭!
実はこういったオープンソースカンファレンスのような IT 系のイベントに訪問するのは初めてなので、ちょっとドキドキでした。
わたくしただの歯医者ですので、馴染めなかったらどうしようかな・・・とか。

とりあえず会場に到着。

オ、オラ緊張してきたぞ・・・
とりあえず全体を回る前に BS01 ユーザーの方のブースを探す。
まぁ探す必要もなく BS01 が目立つ位置に置かれていたおかげですぐにお二方は探せたんですけども。

BS01 ユーザーの方のブースその壱。入力された文字列を PHP ライブラリを使ってローカルサーバで変換し、点字として出力する、というデモをやっておられました。
リニューアルした BS01+ が稼働。

BS01 ユーザーの方のブースその弐。「浜松 Blender 勉強会」のブースにて BS01(初代)が稼働していました。BS01 で出力されたものはもちろん、他の 3Dプリンタや 3Dプリント出力サービスでプリントアウトされたものも展示。
実を言うと私、BS01 以外で出力された造形物の実物を見るのは初めてだったので、なかなかに興奮しました。特に石膏プリントされたフィギュア(テーブルの隅に座っているもの)は、初めてカラープリントされた実物を見たので、ほぉー!ふぉー!と唸っておりました。決してフィギュアのお御足が艶めかしかったからではありません、えぇ。
せっかくなので、会場全体を一通り回ってみて、その中で気になったものを。
ConoHa – 1分ではじめる、クラウドのようなVPS。ひと月930円から。
仮想サーバーの会社さんです。
当ブログはレンタルサーバを借りて、ブログシステムとして WordPress を使っているのですが、今よりもさらにブログのアクセスが増えたら、やはりお安いレンタルサーバでは負荷が増えると表示までが重くなってしまうのがネック。
そこで仮想サーバーをいつかは導入したいなと考えていたのですが、仮想サーバーというと Linux の知識やら何やら必要なんじゃないか・・・という不安がありまして、なかなか踏み出せずにおりました。
というお話をスタッフの方にしたところ、「テンプレートイメージを使えばできます!」とその場でデモしてくださいました。
管理画面から「新規VPSを追加」して「nginx+WordPress」というオプションがある方を選ぶと・・・本当に一分後には WordPress の初期画面設定が出てきました。
あまりに簡単だったので、導入を検討しています。こういうのって「縁」だと思いますし。来月、ちょうど今のレンタルサーバの契約が切れるので、調度良い機会かもしれません。
ちなみにお土産としてなんか色々頂きました。

3,000円分のクーポン。月額930円からなので約3ヶ月分のクーポンということですね。

ステッカー。どこに貼れというのか。

薄い本。今気付いたけど4巻がないよ!おねーさん!

マスコットキャラクターのクリアファイル。
3種類のうちどれがいいですか、と聞かれたので「いちばんネタ的においしいのはどれですか」と尋ねたところ、こちらが決定されました。他の2種類はもう少しおとなしめのデザインでした。

ブースの写真を撮らせてもらったら「このはちゃん(右の女性)と一緒にどうですか一枚」と言われましたがぼぼぼぼくはひひひひとみしりなのでじょじょじょじょせいのよことかききききんちょうしちゃうんだなというわけでパチリとイメージキャラクターのこのはちゃんを撮影。
浜松市民向けにブログサービスを展開している HamaZo の運営会社、株式会社シーポイントさんが「浜松市民の為のアプリ作りました」と題して展示されていました。

とりあえずははまぞうブログの購読・閲覧アプリとしての機能のようですが、浜松のイベント情報、生活を手助けする機能、浜松市民の困ったを解決する機能・・・などなど機能追加していく予定だそう。
ブログブームも確かに下火なので、こういう展開はアリかもしれませんね。
静岡県浜松市在住の楽器デザイナーの奇楽堂さん。

Raspberry Pi と気圧センサーを利用してオカリナのような電子楽器を展示されていました。
気圧センサーで吐く息の勢いを測定するっていうのは、口腔リハビリにも使えるかもしれないので、そろそろ私も Raspberry Pi を真剣に勉強しようかな、と思いました。
「自由な地図をみんなの手で」というコンセプトの OpenStreetMap Japan さん。

GPS で歩いたデータや通りや建物の情報をみんなで共有して地図をつくろう!というコンセプトのプロジェクトなんだそう。
GoogleMap よりも早い 2004年から始まっているプロジェクトとは知りませんでした。
海外では通りの樹木のデータまで登録され、地域によっては樹木の種類まで詳細にデータが集められているというから驚きです。

浜松の人ならピンとくるネーミング(やらまいか、とかけている)のやらめいかーさん。
ご自身の結婚披露宴のために作ったライト(新郎新婦がマジカルステッキを振ると各テーブルのライトが付いていく)を展示されていました。
「これは Bluetooth か赤外線で飛ばしているんですか?」とお尋ねしたら「いえ、このステッキから『83kHz の魔法が飛びます』」とお答えされたのがブレない感じで好感触でした。
ファブラボとして登録される以前から行きたい行きたいと思っていたテイクスペースさん。
BS01 ユーザーであることを明かしたら先月の全国同時組み立てイベントで組み立てられた BS01 の調整に手こずっているとのことでしたので、時間が許せば調整に伺いたいと思っています。なかなか暇がないですけど(ノД`)シクシク
初めてこういったイベントに参加してみましたが、やっぱりいいものですね。なんというか、夢が溢れてる気がします。
また機会があれば訪れたいと思います。

ボンサイラボ様からサンプルとして「SemiFlex」を頂いたので、さっそく試してみました。
これまで「PolyFlex」や「Oliospec で販売されていた謎のフレキシブルフィラメント」や「PORORAY」のようなフレキシブルフィラメントを試してきましたが、それらは基本的に「白い」フィラメントでした。
今回頂いたサンプルは「Fire」と名の付いた赤いフレキシブルフィラメント。まずは、PolyFlex の設定を基本にして造形。

写真の明るさも失敗ですが、造形も失敗。ある程度は予想してましたが、ノズルからの吐き出しが細い上に、PolyFlex の優秀なフィラメント同士の接合力に比べるとそれも弱い感じ。なので層の間はスカスカです。

そこでスライサーの設定の「フィラメントの太さ」を「1.75」から「1.5」にして造形。
もう少し突き詰めればさらに綺麗になりそうですが、今回はサンプルなのでこれで良しとしましょう。

やわらかい、ということで、やわらかさをお伝え出来そうな感じのものを造形。

やわらかいって素敵ですよね(何が

最後に今年の干支である羊を造形して頂いたサンプルが無くなりました。
フレキシブルフィラメントとしては、PolyFlex よりも若干やわらかい程度でしょうか。
今回は、造形温度210度、フィラメントの径を1.75から1.5に設定して造形しました。造形速度は綺麗に出力したい場合、10〜15mm/s が良いと思いますが、30mm/s でも造形失敗にはなりませんでした。
造形のしやすさでは PolyFlex のほうに軍配が上がると思いますが、表面の光沢感や何よりも「色」が付いていることにより、PolyFlex よりも綺麗に感じます。
色付きの PolyFlex が出たらその差がはっきりとしそうですが、今回はここまで。

ロストワックスの代わりとして使える、という目的で作られているフィラメントのようなのですが、鋳造が身近な存在である歯科関係者からすると「え、それって必要なの・・・?」と思ったので私なりの考えを書いてみました。
ロストワックスに使えるMOLDLAYフィラメント | WEEKEND MAKERS lab
ロストワックスとは、ロウで原型を作り、周りを鋳砂で覆い固め、ロウを溶かして除去することによってできた空洞に金属を流し込むことで鋳物をつくる手法。
同じような方法は古くから仏像やお寺の鐘を作る方法として存在していました。
ロストワックスに用いられるワックス(蝋)はほとんどが融点100度を超えないものが使われ、それ以上の温度の炉に入れておくことでワックスは完全に焼却され鋳型として機能します。
MOLDLAY フィラメントはロストワックスの代わりに使う、ということなのですが、炉に入れて270度まで熱していくと完全に除去される、とのこと。
一見、ワックスの溶ける温度よりも高いので「代わりにならないのでは?」と思われると思いますが、金属を鋳込む場合は、溶かした金属の融点とほぼ同じ温度まで鋳型を熱するので、低融点金属で無い限り、大抵の場合は鋳型は最終的に数百度まで熱せられるため、ワックスも MOLDLAY フィラメントも同じように溶かされるはずです。
前述しましたが、低融点金属でもない限り、鋳型は少なくとも数百度に熱するんです。
ということは、別に MOLDLAY フィラメントでなくても、現状のほとんどの 3Dプリンタ用フィラメントは焼却されてしまうんです。
つまり、どのフィラメントでもロストワックスの代わりになってしまうんです。
つまるところ、MOLDLAY フィラメントは「低融点金属を鋳造する場合にしか有効でない」んです。
それってターゲット層が凄く狭いと思うんですよ。個人でワックスを削ったり盛ったりしてアクセサリーを作ったりする人は多いと思いますが、そのほとんどは貴金属で鋳造することを選択すると思いますので、そうなるとこの MOLDLAY フィラメントは全く役に立たないんです。
ちなみに業務用ならば、ワックス3Dプリンタは既に高精度のものが存在しますし、光造形式3Dプリンタは既にジュエリー業界でロストワックスの代わりとして使われています。
なので、この MOLDLAY フィラメントがどこをターゲット層にしているのかよくわからなくて、「うーん・・・?」というわけなのです。
銀粘土フィラメントです。シルバークレイって一時期流行りましたよね。粘土みたいにこねこね形作って、焼くことでシルバーアクセサリみたいになる粘土。
あれが欲しいなぁ・・・と。
ロストワックスよりもよっぽど簡単で 3Dプリンタにあっているんじゃないかと思います。

ボンサイラボ様からサンプルとして頂いた「POROLAY」という特殊なフィラメント。「POROLAY LAYFOMM 40」「POROLAY LAYFOMM 60」「POROLAY GELLAY」の3種類で、普通のフィラメントと違い多孔質構造をしており、プリント後は硬いままですが、水に浸すと水を吸って柔らかく変化するという不思議なフィラメント。水溶性であるPVA(ポリビニルアルコール)が溶解し、ゴム状のエラストマーが残るため、スポンジのように変化するのだそう。
発明したのは世界ではじめて木質フィラメント LayWood を開発したドイツの発明家カイ・パーシー氏。
3Dプリンタ「BS01」で造形。

同じような「白いフィラメント」と並べてみました。
左から「PolyPlus 白」「PolyFlex」「オリオスペックが販売していたフレキシブルフィラメント」「POROLAY LAYFOMM 40」「POROLAY LAYFOMM 60」「POROLAY GELLAY」です。
このうち「PolyPlus」だけはフレキシブルフィラメントの分類から外れます。

POROLAY LAYFOMM 40 の造形結果。フィラメントは最初から少し柔らかく、軟らかいフィラメントにありがちな問題「ノズルからの排出が異様に細い」が発生したので、スライサーの設定でフィラメント径を「1.7」にしてとりあえず造形を完了。

POROLAY LAYFOMM 60 の造形結果。このフィラメントは造形がかなり難しく、安定して造形するのがなかなか大変でした。やはりノズルから細く排出されてしまうため、フィラメント径を「1.55」と設定し、なんとか造形しました。もう少し本当は詰めたいところですが、とりあえず。

POROLAY GELLAY の造形結果。3つの中では最も造形が簡単で、表面もかなり綺麗な感じがします。少し黄色味があるのが特徴。ほぼ通常の PLA と同じ設定で造形できました。

水に浸してみます。

一晩漬け込んだものがこちらに。

一晩漬け込んだ POROLAY LAYFOMM 40。もはや「フレキシブル」と呼べるレベルの柔らかさではなく、ほぼクッションです。

一晩漬け込んだ POROLAY LAYFOMM 60。これは「フレキシブル」と呼べるレベルの硬さを保っており、指でぐにゃぐにゃと押す潰すことが出来る程度です。PolyFlex より若干硬い感じ、でしょうか。

一晩漬け込んだ POROLAY GELLAY。POROLAY LAYFOMM 40 よりもぐんにゃり感は少ないですが、ジェル感はあります。若干ベタベタするかもしれません。

POROLAY GELLAY は壁の薄い部分で伸びてしまいました。ただ、伸びているだけで実際にはつながっています。他の2種類には無い特徴でした。

POROLAY LAYFOMM 40 を潰してみた感じ。ほぼ潰せますが、若干の弾力があります。

POROLAY LAYFOMM 60 を潰してみた感じ。かなり力を入れても完全には潰れない感じ。PolyFlex に近い感覚です。

POROLAY GELLAY を潰してみた感じ。POROLAY LAYFOMM 40 に近い感じですが、やはり若干ベタつきます。

POROLAY LAYFOMM 40 を「縦に」潰してみた感じ。もはや原型とは何だったのか。

POROLAY GELLAY を「縦に」潰してみた感じ。POROLAY LAYFOMM 40 もそうですが、これだけ潰しているのに積層は簡単に剥がれたりしません。

これが一晩漬け込んだ直後の状態。POROLAY LAYFOMM 40 と POROLAY GELLAY は自重に負けて曲がってしまっていました。原型を保っているのは POROLAY LAYFOMM 60 のみ。

先ほど潰した POROLAY LAYFOMM 40 と POROLAY GELLAY は元に戻る弾力が足りないためか、もはや原型を保っていません。

写真の程度の暑さなら、普通のハサミでも切れるレベルです。

注意すべき点は、フレキシブル系のフィラメントに比べると、明らかに引っ張り強度が弱いこと。水に浸して軟らかい時はもちろんですが、一度水に浸して乾かした後はさらに引っ張り強度が弱くなります。ただし、約2週間水に浸しっぱなしの物でも、完全に水に溶けるようなことはありませんでした。
「フレキシブル系フィラメント」の分類には含められない特殊な材料だと思います。
有効な用途が思いつかないのが正直な話ではありますが、他のフィラメントとは全く異なる、独特のジャンル、のフィラメントだと思います。
「水以外の液体に浸すことでまた別の感じになる」ということなので、その辺を現在試験中です。
というわけで、今回は以上です。
薄い部分がビローンと伸びていた GELLAY。完全に乾燥したら、かなり脆くなることが判明しました。

とりあえず、薄い部分はまったくもって無理だと思います。

3Dプリンタを使いこなす上で欠かせない「スライサーソフト」。3Dモデルデータを3Dプリンタで出力できる形式に変換するソフトウェアなので、このソフトウェアが無ければほとんどの3Dプリンタで出力することはできません。
そんなスライサーソフトのひとつである「KISSlicer」を図解で解説した、2014年冬のコミックマーケットにて販売されていたという「図解KISSlicer」のダウンロード販売ができるようになっていたので購入してみました。
KISSlicer の解説書なのですが、マニアックな内容、というよりは、かなり初心者向けな本として書かれている印象を受けました。
「3Dプリンタとは」「FDM型3Dプリンタとは」「フィラメント(材料)」「ハードウェア構成」「ソフトウェア構成」などといった 3Dプリンタの基礎知識の部分に関しては、私が3Dプリンタを手に入れる前に勉強するために読んだ初心者向け本のどれよりもわかりやすいと思いました。
「図解」というタイトルだけあって、項目のほとんどに解説図が付けられているので、KISSlicer の英語や専門用語がよくわからない人には最適だと思います。
反面、KISSlicer をそこそこ使いこなしている方にとっては物足りない内容かもしれません。
ただ、KISSlicer は標準設定でもそこそこいい感じにスライスデータを作成してくれるので、あまり詳細な設定を意識している方は少ないと思います。
なので全体としては初心者向けですが、中級者の方も読んで損はない内容だと思います。価格設定に関しては、高い安いは個人の感覚なので、言及しません。
ちなみに「数量限定ダウンロード販売」ということなのですが、限定数が書かれていませんので、読んでみたい方はお早めに購入されることをお勧めいたします。
こちらからは以上です。

このブログを始めて約一年。先月の PV(ページビュー)数が先月初めて50,000PV を超えました。
こまめに毎日更新していたわけでもないのに月間 50000PV。ありがたいことです。
ただ、正直に言うとアクセスの半分くらいは「デアゴスティーニ」の「週刊マイ3Dプリンター」を検索してたどり着いた方なので、今月はおそらく 30000PV くらいに減ると予想しています。
今後も多くのアクセスを頂けるよう、色んな角度から歯科と3D技術について気ままに書いていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

数日前に「初代Macintoshを現代風にアレンジしたら?」というコンセプト・デザインを見かけて「へぇ〜、かっこいいなぁ〜」と思っていたら、3Dプリンタを使って早速実際に作ってみた猛者が現れました、というお話。

数日前に見かけたコンセプト・デザインはこんな感じ。初代 Macintosh が iMac 風にアレンジされたデザイン。当然、実在はしません。
しかし、それからたった数日でそれを実物にしてしまった猛者が現れました。
Macintosh Apple mini dock final version (Homage) by Hugo-archicad – Thingiverse
iPad mini をセットし、コンセプト・デザインを見事に再現。

よーく見ると、ちゃんと MacOSX の画面が表示されていますので、おそらく iPad を Mac のサブディスプレイにするアプリを使っているのだと思われます。

「こんなのあったらいいよね」という発想がたった数日で形になる時代って本当に凄いと思いますよね。

ボンサイラボの 3Dプリンタ「BS01」、「BS01+」に続く最新機種は「BS01 Pro」か「BS01 Air」じゃないかとユーザーの間で予想していたのですが、完全に予想を裏切ってくれました。嬉しい裏切りです。今回は、Toy Fair にて公開された情報を元に記事を書きたいと思います。
2015年1月29日 公式発表による補足を追記

ドイツ ニュルンベルクで開催されている Toy Fair(Spilwarenmesse)にて「BS TOY」のプロトタイプがお披露目されました。
まだプロトタイプなので完全な性能、および価格設定などはわかりませんが、Toy Fair に出展されているのでおそらくは子供向けの3Dプリンタだと思われます。

媒体のサイズは約 200mm × 200mm × 200mm。BS01 のサイズが約 250mm × 250mm × 250mm ですので、一回り小さくさらにコンパクトに。
本体重量は約 2kg。BS01 が 約 5kg ですので、子供でも持ち運び可能なレベルになっていると思います。
プリント可能サイズは 130mm × 125mm × 100mm。BS01 のプリント可能サイズが 150mm × 130mm × 100mm なので、本体サイズが縮小されたにも関わらず充分なプリントエリアが確保されているようです。
そして、造形可能なフィラメントは専用品となっており、80度以下で融解する特殊なフィラメントを用いるようです。一般的な熱溶解方式3Dプリンタの温度が200度前後なので、子供に配慮した仕様、ということでしょうか。
追記:フィラメントは Polymakr社(米国)が開発した新素材フィラメント『LT80』。仕上がりが軟らかいフレキシブルタイプで強度も高い新素材だそう。また、生物分解性で環境にも配慮している上、米国FDA認可の原材料を使用しているため子どもにも安全な商品とのこと。
追記:価格は500ドルを想定しているとのこと。
注)これらは今後仕様変更される可能性があります。
これまでの組み立て式 BS01 と違い、外装も射出成形による一体式のようですし、改造や修理といったメンテナンスは自分で行うのは難しいかもしれません。
また、おそらくホットエンドは100℃以上には上がらないので、他の 3Dプリンタに用いられるフィラメントを使うことは出来ない、と予想されます。
まだまだ発売時期、販売価格も未定、完全な仕様も未定です。
正直、早く購入したくてたまらないのですが、テストその他が終わって本格的にお披露目となるまで、じっと我慢していようと思います。

今回のプリントテストはこちらのデータ。

http://www.thingiverse.com/thing:558743
Z方向に大きいデータなので、0.5倍に縮小し、プリント、横にしてもよいかなとは思ったんですが、せっかくベース部分が付いているのでそのままの方向でプリントしました。
白の PolyPlus、積層ピッチは 0.3mm、サポートなしです。

造形結果がこちら。隣は大きさ比較のためのダンボー・ミニです。

横から見た感じがこちら。これだけ細くても、途中で折れたり剥がれたりしないのは、やはり BuildTak のおかげだと思います。

BS01 は組み立てキット版を購入した場合でも、必要な物は基本的にドライバーだけです。しかし、実際に造形物をプリントしていくと、あれがあると便利、これもあると便利、というものがやはり出てきます。今回はそんな「なくてもいいけどあると便利なもの」を挙げていこうと思います。
組み立てキット版の場合はもちろんのことですが、完成版を購入した際にも、調整のためにドライバーは必要です。
その際、ネジやナットを落としたりすることが結構あります。ネジを落として基板の下などに入り込んだのを本体を傾けたりして必死になって取るよりは、最初から落としにくいようにドライバーに磁力をもたせておくと便利です。
最初から磁力付きドライバーとして売られている製品もありますが、マグネタイザーなら既存のドライバーに磁力をもたせることもでき、またピンセット等にも磁力をもたせることができるので、組み立てや調整が非常に楽になります。
組み立てキット版を購入した方には特にオススメしたいのが、静電気対策。
自作パソコンを組み立てたことのある方はご存知かと思いますが、精密基板などは過度の電圧、つまり静電気の放電によって故障したりします。かつては「自作パソコンは静電気が発生しないように全裸で組み立てるもの」という冗談が通じたくらい、精密基板は静電気に弱いものなのです。
BS01 の制御基板も当然のように静電気に弱いので、組み立てや端子を接続したりする際にはなるべく静電気を防ぎたいもの。
基本的には「基板を触る前に、床や壁を触って静電気を逃がす」という方法で問題ないはずですが、「自分は帯電体質かも・・・」という不安のある方は、静電気防止グッズを使うと良いかもしれません。
多くの 3Dプリンタユーザーの方が「ベッド(プリントエリア)に造形物がしっかりくっついてくれない」という悩みを抱えていると思いますが、調整やテクニックを駆使することで、逆に「ベッドから造形物が剥がれない」という嬉しい悲鳴に悩まされることになります。
その際、ベッドに貼ってあるポリイミドテープ等を剥がしてしまったり、傷つけてしまうことがあります。
それを防ぐために、私は以下の様な歯科用のスパチュラを利用して、造形物をベッドから綺麗に剥がしています。

先端の薄さは 0.2mm 〜 0.3mm なので、造形物の下に潜り込ませるのに重宝しております。

しかし、ご家庭に歯科用のスパチュラはありませんので、その代わりになるのがテープ剥がしカッター、というわけです。
製品によって差はあると思いますが、テープを剥がすためのものなので、基本的に先端は薄く作られており、造形物を剥がすのに有用です。
こちらは BS01 ユーザーの方に教えて頂きました。
調整や改造をしていけば、造形物はより綺麗にプリントできるようにはなりますが、それでもバリやダマはどうしても残ります。フィラメント材料もかなり進化してきて、ダマができにくかったり糸引きしにくくなってきたりはしていますが、残るのものは残るんです。
また、サポートなどを付けたりするとサポートを剥がしたあとにもバリが出来ます。
そこで重宝するのが、爪切りです。
ニッパーでなくあえて爪切りを挙げたのは、基本的にご家庭なら爪切りは存在するから、という理由です。
拘りたい方は精密ニッパーを買うのもありだとは思います。
自分がこれまで BS01 を組み立て・調整・造形してきて、あると便利だったものを挙げてみたつもりです。
他にも思い出したら追記していこうと思います。

タイトルで全てを語ってしまったんですが(^_^;)
3Dプリンタ「BS01」の Facebook コミュニティにて、ユーザーの方から「ブログがポッドキャスト『Apple News Radio ワンボタンの声』で取り上げられていますよ!」と教えて頂いたので、診療が終わって早速聴いてみたら「歯科とスリィディと私、というブログで〜」と長ったらしいブログ名まで紹介して下さっていたので嬉しい限りでございます。
実を言うと2〜3年前までは結構色んなポッドキャストを聴いていたのですが、最近めっきり聴かなくなってしまったので現在のポッドキャスト界隈の流行はわからないのです。ただ、私の記憶が確かならば、6〜7年前から「Apple News Radioワンボタンの声」って既にあったと思うんですよね。というか聴いていたような気がするんですよね(^_^;)
めっきり聴かなくなってしまったポッドキャストですが、これを機に再び聴き始めようかなぁと思ったりもしました。
こちらからは以上で嬉ション。

個人向けの 3Dスキャナーの精度は「そこそこ」だと思っていたのですが、高価な業務用と比べてみたら悲しいほどの実力差だったのでご報告します。
スキャン対象は、こちらの義歯(入れ歯)モデル。
義歯学習用として販売されている模型です。

私が現在所有している 3Dスキャナは「Matter and Form Scanner」という約600ドルで購入したもので、折りたたみ式、持ち運び可能という利点がある個人向け3Dスキャナです。
スキャン精度は±0.25mm。おおまかな概形採得には有効ですが、細かい部分や影になるような部分のスキャンは、正直苦手。また、スキャン時間も数分から数十分かかります。
それでも「違う方向からスキャンした結果を後で合体できる」という機能があるので、なんとか次の写真の程度はスキャンができていました。

色々と手動で修正するべき点が多いですが、ひとまず概形がスキャンできればいいや、程度の期待度だったので、これはこれで満足しておりました。
今回、いつもお世話になっている歯科技工所のメディナさんのご厚意に甘えて、定価 296 万円もする歯科業務向けスキャナでスキャンしていただきました。
スキャンした機械は DORA という機種。
スキャン精度は±0.025mm。つまり 25μm。単純に考えても私の所有しているスキャナの1/10の精度です。また、スキャン時間はわずか1分。えっ、1分?!
そして月とスッポンと言わざるをえないスキャン結果がこちら。

もはや神々しさすら感じる。
というわけで、圧倒的な実力差を見せつけられて落ち込みつつも、今回のスキャンデータは研究に有効活用させて頂こうと思っております。
3Dプリンタも、数年前までは業務用しか無く、数百万円するのが当たり前でした。
それが今ではなかなかの高精度のものが個人向けで手に入る時代になってきているので、個人向け 3Dスキャナに関しても、5年後は更に進化しているはずだと信じています。

今回は 3Dの話題ではなく、かといって歯科の話題でもない、診療所の BGM 環境を整えたよってだけの話です。
随分昔から診療所の BGM は有線放送を流していたのですが、昨年末から急激にノイズが入るようになり、なんとかしてくれと頼んだら「大がかりな工事が必要なので・・・」と言われたので、もう来年の契約更新はせずに自前で BGM 環境を整えてやろうと思い立ったので、まずは有線放送の会社からレンタルしている機械を取り外し。

結構長く使っていたのでなかなかに汚れております。
さて、取り外したはいいけども、代わりの BGM 環境をどうしようか、という話。
幸い、スピーカーに関しては診療所の天井にもともと備え付けてあるものなので、アンプと音源さえあれば簡単に BGM 環境は構築可能でした。
アンプとして購入したのは中国製。
続いて音源出力部分。適当な Mp3 プレイヤーを選択しました。
最後にアンプと音源を繋ぐミニケーブルを購入。
そして設置するとこんな感じに。

片隅にすっきりコンパクトに収まりました。
流す BGM は、適当なイージーリスニング系の CD から突っ込みました。著作権の問題は、医療機関での利用に関しては JASRAC は何も言ってこないので、問題ありません。
有線放送に年間3万5千円くらい支払っていたので、ノイズが入ったのを機会に一新してしまいました。
一万円以下で音源部分とアンプ部分が揃うなんて、本当にいい時代になったものですね。