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ムトーエンジニアリングのスチレン・ブタジエン樹脂のフィラメントを BS01 で3Dプリントしてみたよ

time 2015/02/14

ムトーエンジニアリングのスチレン・ブタジエン樹脂のフィラメントを BS01 で3Dプリントしてみたよ

ムトーエンジニアリング社から透明度の高い軟性樹脂として発売されたスチレン・ブタジエン樹脂フィラメント SB17クリア をボンサイラボ様からサンプルとして分けていただいたので、テストしてみました。

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目次

透明感の高いフィラメント

こちらが実際のフィラメント。

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かなり透明度は高いです。フィラメントの状態でここまで透明とは思いませんでした。透明系はこれまで PolyPlus のクリアを使ったことがあるのですが、フィラメントはここまで透明感はありませんでした。

造形してみる

ノズル温度 230〜240℃、ベッド温度 80〜90℃ というのが公式設定温度ですが、BuildTak 有りの場合、ベッド温度は 50〜60℃ で充分だと思います。ただし、急冷すると ABS のように反っていく傾向にあるため、ベッドへの接地面積が小さい造形物の場合は、ヒートベッド無しというのは難しいと思います。

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まずは透明感を感じるために Vase モードにして造形。Vase モードにすると積層間の移動がなく完全に一筆書きで造形をするため、壁一枚での造形になります。

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クリア系にありがちですが、実際に造形すると空気が混じるためか透明感が若干落ちます。それでも充分な透明感だと思います。

Feb 13 20151

積層の接着はわりと優秀で、水を入れても漏れることはありませんでした。

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有名なルークも中の階段構造がうっすらと透けて見えます。

ネックなのは値段

500g で税込 12,960 円、というのは正直かなり高い部類のフィラメントだと思います。

造形品質は美しく、耐衝撃性も兼ね備えており、さらに ABS や PLA フィラメントのように吸湿しないので、需要は大きいと思いますが、もう少しお求めやすいお値段になればなぁ・・・と個人的には思いました。

こちらからは以上です。

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