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「誰にでも簡単に組立てられるフィギュア」は3Dプリンタでフィギュアを作る際にも参考になる手法かもしれない

time 2015/06/15

「誰にでも簡単に組立てられるフィギュア」は3Dプリンタでフィギュアを作る際にも参考になる手法かもしれない

2015年8月31日に発売されるフィギュアモデルキット「PLAMAX MF-01 minimum factory ネーネ」が 3Dプリンタでフィギュアを作る際に参考になりそうだったので思わず食い付きました。

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目次

個人向け3Dプリンタでフィギュアを作るのは大変

現状、個人向け3Dプリンタを使ってフィギュアを作る、というのはまだまだ大変です。例えば以下のようなフィギュアを一気に3Dプリンタで作ろうとすると、サポート材の付け方を工夫する必要がありますし、髪の毛の細い部分などは造形が失敗しそうでなかなか不安です。

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美少女フィギュア × プラスチックモデル

PLAMAX MF-01 minimum factory ネーネ」は「誰にでも簡単に組立てられるフィギュア」というコンセプトの新感覚プラスチックモデル。色分け済みのパーツを接着、そして付属の瞳デカールを貼るだけで気軽にフィギュアの完成を楽しむことができるとのこと。

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このようにプラモデルのように組み立てていくフィギュア。

ここで「あれ?それってガレージキットって呼ぶんじゃないの?」と思った方もいるかと思いますが、ガレージキットは一般的にレジンキャストで少数生産される組み立て式の模型を指し、基本的に単色のレジンで作られています。

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一般的なガレージキットと呼ばれるもの。個人向け 3Dプリンタでフィギュアを作る際も、基本的には単色のフィラメント、あるいは2色のフィラメントでしか造形できない現状ですので、後から塗装を施すのが前提のガレージキットと感覚的には近い感じでした。

PLAMAX MF-01 minimum factory ネーネ」は、成型色による色分け済みパーツで構成されているため、一般的なプラモデルと同様、塗装を施さなくても色が塗られた状態で組み上がるわけです。

この手法は、基本的には単一の色でしか造形が出来ない現在の個人向け3Dプリンタと相性が良いと思います。パーツごとに別々の色で造形し、後から組み合わせる。もちろん、一度に全身をプリントできるのが3Dプリンタの長所ではありますが、細かいパーツは低速できちんと作って、大きなパーツは高速で素早く作って後で組み合わせる、というのが、現在の個人向け3Dプリンタでフィギュアを作る際には有効な手段になるかもしれませんね。

こちらからは以上です。

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