投稿者: はまでん

  • Maker Faire Tokyo 2016 の出展者の中から 3D 関連をリストアップしてみた

    Maker Faire Tokyo 2016 の出展者の中から 3D 関連をリストアップしてみた

    2016年8月6日、7日と開催される Maker Faire Tokyo 2016。自分は6日に参加(来場者として)する予定なのですが、やはり「3Dプリンタの歯医者さん」と呼ばれている身としては、気になるのは 3D関連の企業。

    そこで、3D関連と思われる出展者をリストアップしてみました。

    3Dプリンタやとか3Dデータとか

    D. Geek Lab.

    「3Dヴァーチャル綱渡りマシン」とかどちらかというと VR な感じ、でしょうか。

    http://makezine.jp/event/makers2016/d-geek-lab/

    H2L株式会社

    「UnlimitedHand」は、腕に巻くだけで直感的にゲームを操作でき、ゲーム内の触感も得られるゲームコントローラーとのこと。触感も得られるということは、3Dモデルの VRモデリングにも使えるんじゃないかと期待。

    http://makezine.jp/event/makers2016/h2l/

    negi.moe

    3Dプリンターと電子回路を用いた電子楽器「ぼかりこ」。

    http://makezine.jp/event/makers2016/negi-moe/

    クレウス

    自作スマートウォッチ・残弾カウンター・片眼HMDなど、3Dプリンタを活用した事例。

    http://makezine.jp/event/makers2016/kleus/

    決闘盤実体化計画

    「3Dホログラムのデュエルディスク」ということで、VR かな?

    http://makezine.jp/event/makers2016/kettoubanjittaikakeikaku/

    工房Emerge+

    アクリルレーザー加工品がメインのようですが、現在開発中のアクリルや3Dプリントなどと組み合わせたハードウェアも展示する予定だそう。

    http://makezine.jp/event/makers2016/koubouemergeplus/

    ユークリッドラボ

    3Dプリンタの活用事例。

    http://makezine.jp/event/makers2016/euclideslab/

    David Chung

    3Dプリントされたアクションフィギュアっぽい。

    http://makezine.jp/event/makers2016/david_chung/

    Fuzzy Studio Inc.

    3Dプリントされたヒューマノイドロボットっぽい。

    http://makezine.jp/event/makers2016/fuzzy_studio_inc/

    kaiware style

    3Dプリンタで作られた全方向移動型ラジコン戦車「Weevil」。

    http://makezine.jp/event/makers2016/kaiware_style/

    Michael Overstreet

    3Dプリントされたヒューマノイドロボットっぽい。

    http://makezine.jp/event/makers2016/michael_overstreet/

    ViRD

    インターネットを通して、遠隔で操作することができる「IoTロボットアーム」。3Dプリンタを活用した事例。

    http://makezine.jp/event/makers2016/vird/

    外苑前ダイナミクス

    OculusRiftを使用した遠隔ロボ「DALEK」。3Dプリンタを活用した事例。

    http://makezine.jp/event/makers2016/gaienmaedynamics/

    木の背

    家庭用3Dプリンタによる、ホビーロボットの製作品の展示。

    http://makezine.jp/event/makers2016/kinose/

    超小型飛行体研究所

    空飛ぶ折鶴&3Dプリンタで作ったオモチャいろいろ。

    http://makezine.jp/event/makers2016/choukogatahikoutai/

    つくるラボ

    3Dプリンタやレーザーカッターを駆使して一から自作した、音声認識・音声合成・画像認識機能を備え、プレイヤーと相互にやりとりをしながらボードゲーム・カードゲームなどの遊び支援を行うロボット。

    http://makezine.jp/event/makers2016/tsukurulab/

    AFINIA(アフィニア)3D

    パーソナル3Dプリンタ、3Dスキャナのメーカー。

    http://makezine.jp/event/makers2016/afinia_3d/

    Autodesk Fusion 360

    3D CAD でお馴染みの Autodesk。

    http://makezine.jp/event/makers2016/autodesk/

    DDDJapan.com

    3Dプリンタの販売会社。

    http://makezine.jp/event/makers2016/dddjapan-com/

    NetSynth

    DIYチップ・マウンターのオープン・ソース・プロジェクト。3Dプリンタを活用した事例。

    http://makezine.jp/event/makers2016/netsynth/

    RepRap Community Japan

    オープンソースな3Dプリンタである RepRap。当ブログでもお馴染みの BS01 も RepRap の系列ですね。

    http://makezine.jp/event/makers2016/reprap_community_japan/

    rinkak

    3Dプリントマーケットプレイスの「rinkak」。今回はゲーム内のデータを3Dプリントできる技術の紹介だそう。

    http://makezine.jp/event/makers2016/rinkak/

    インタービジネスブリッジ合同会社

    プロシューマー用3Dプリンター「MAESTRO」の販売会社。

    http://makezine.jp/event/makers2016/interbusinessbridge/

    株式会社 デアゴスティーニ・ジャパン

    週刊マイ3Dプリンターでお馴染みのデアゴスティーニ。

    http://makezine.jp/event/makers2016/deagostini/

    合同会社Genkei

    3Dプリンタの販売会社。

    http://makezine.jp/event/makers2016/genkei/

    つからぼ

    3Dプリンタで製作した日用品インタフェース。

    http://makezine.jp/event/makers2016/tsukalab/

    ボンサイラボ株式会社

    当ブログでもお馴染み、3Dプリンタ「BS01」のボンサイラボ。今回参加の主目的はボンサイラボ様が出展されると決定したからなので、基本的には自分もこのブースの周りでウロウロしていると思われます。

    http://makezine.jp/event/makers2016/bonsailab/

    明治大学宮下研究室

    「Fitter」という実寸に合ったものを得るシステムだそう。新規 3Dモデルまたは既存 3Dモデルを実物体に合わせて 2D平面上でデザインすることができる、とのことなので、実はかなり興味があったりします。

    http://makezine.jp/event/makers2016/meijidaigakumiyashita/

    ゆめカワ☆ふぁぶりけーしょんズ

    3Dプリンターや電子機器で子どもたちがワクワクするものをつくるプロジェクト。3Dプリンタを活用した事例。

    http://makezine.jp/event/makers2016/yumekawa-fablications/

    横浜国立大学丸尾研真鍋ゼミ

    ロボットアームでミクロな絵を描く3Dプリンタ。

    http://makezine.jp/event/makers2016/yokohamakokuritsudaigakumaruoken/

    BotFeeder

    3Dプリンタ用フィラメントの製造・販売会社。

    http://makezine.jp/event/makers2016/botfeeder/

    FabLab Kamakura

    ファブラボ鎌倉。3Dプリンタを活用した事例。

    http://makezine.jp/event/makers2016/fablab_kamakura/

    ファブラボ関内

    ファブラボ関内。3Dプリンタやレーザー加工機で製作したロボットなど。

    http://makezine.jp/event/makers2016/fablabkannai/

    3tachi

    3Dプリンタで出力された立体の山の地形図にGPSを搭載したデバイスを組み合わせ、立体地図上に現在位置や経路を指し示すことができるサービス「Geoph」。

    http://makezine.jp/event/makers2016/3tachi/

    OpenJSCAD.org

    JavaScript で STL データを生成するライブラリ。

    http://makezine.jp/event/makers2016/openjcad-org/

    FXAT勉強会チーム

    等身大 3D LED ディスプレー。

    http://makezine.jp/event/makers2016/fxatbenkyoukaiteam/

    ホットプロシード

    光造型3Dプリンタ TAIAN1 の販売会社。

    http://makezine.jp/event/makers2016/hotproceed/

    Engadget 電子工作部

    3Dプリンタ「BS01」のユーザーの方が3Dプリントネタで出展されるとのこと。

    Engadget 電子工作部

    その他個人的に気になるもの

    3D関連ではないんだけれども個人的に気になるもの。

    医療に活用できそう

    http://makezine.jp/event/makers2016/kinomai_studio/

    http://makezine.jp/event/makers2016/assistech_design_lab/

    Raspberry Pi 関連

    http://makezine.jp/event/makers2016/fabo/

    電子工作関連

    http://makezine.jp/event/makers2016/agic/

    http://makezine.jp/event/makers2016/silrium/

    http://makezine.jp/event/makers2016/ekjapan/

    http://makezine.jp/event/makers2016/sandersonia_electronics/

    http://makezine.jp/event/makers2016/robotkoubou_noratelier/

    DIY 関連

    http://makezine.jp/event/makers2016/originalmind/

    楽器関連

    http://makezine.jp/event/makers2016/michinobu_uda/

    http://makezine.jp/event/makers2016/yumio_products/

    http://makezine.jp/event/makers2016/wosk/

    静岡県民の義務

    静岡県民は行かねばならぬ。そう、タミヤならね。

    http://makezine.jp/event/makers2016/tamiya/

    まとめ

    他にもたくさんの出展者ブースが有りますが、3D関連や個人的に気になるものはこんな感じでした。

    まぁ、たぶん全部まわると思いますけど(ぇ

    こちらからは以上です。

  • ボンサイラボがバーベイタムの「研磨できるPLA」を値下げ、さらに「反りにくいABS」を発売!

    ボンサイラボがバーベイタムの「研磨できるPLA」を値下げ、さらに「反りにくいABS」を発売!

    タイトルで全てを語りきりましたけども!

    以前、「研磨できるPLA」としてご紹介した、ボンサイラボ監修のバーベイタム PLA フィラメント。今回その PLA フィラメントが値下げされ、500g 2,980円で販売されることになったとのこと。高機能 PLA としてこの価格は破格だと思います。

    また、Facebook の BS01 コミュニティ内でテストしていた「反りにくいABSフィラメント」が無事ボンサイラボ様から発売となりました。

    「Apex3D」というこの ABS フィラメントは、以前お伝えした新鋭の国産フィラメントである「3DPrinstar」と同様、「反りにくい」という特性を備えている ABS フィラメントですが、「反りにくさ」という点では、この Apex3D の方に軍配が上がると思います。というか、おそらく今まで試してきたどの ABS フィラメントよりも「反りにくい」です。

    ヒートベッドなしでもほとんど反ることはなく、積層間の接着も非常に優秀なので、精度や頑強さを求めたい場合に良いと思います。

    ただし、あくまでも ABS であり、「反りにくい」なので、冬場などに大型造形をする場合には多少は反ります。

    個人的な見解ですが、「反りにくさ」を求めたい場合にはこの「Apex3D」を、造形後の後処理(切削・研磨)のしやすさを求めたい場合には「3DPrinstar」を使用されると良いかと。

    こちらからは以上です。

  • 3Dプリンタで口腔リハビリ用のトレーニングモデルを作ってみたよ

    3Dプリンタで口腔リハビリ用のトレーニングモデルを作ってみたよ

    このブログを普段からお読み下さっている方もお忘れかもしれませんが、ワタクシ、歯医者ですので、3Dプリンタを手に入れたのは「歯科関係の器具を作りたい」というちゃんとした目的があったからなんです。決しておっぱいを造形するのが目的じゃないんですよ!

    しかしワタクシ「目的のためには手段を選ばない」人間ではなく「手段のためには目的を選ばない」タイプの人間ですので、とりあえず目の前の手段(3Dプリンタの改造、新フィラメントのテスト、等)に手を出してしまっていたのですが、3Dプリンタを手に入れてから 2年余りの経験値を蓄積した結果、ようやく当初の目的の「歯科関係の器具」を作りました。

    口腔リハビリとは

    まだまだあまり一般的ではない言葉かもしれませんが、例えば脳梗塞の後遺症などで身体の機能の一部が麻痺して失われた方に対し、口腔領域の機能のリハビリテーションを行うことで、失われた摂食・咀嚼・嚥下機能を回復させ、栄養摂取を円滑にするとともに、全身の回復を目指すことを目的とした「リハビリのスタート地点」と呼ぶべきリハビリテーションが「口腔リハビリ」です。

    自分は日本の口腔ケア・口腔リハビリの第一人者であり現在も最前線で戦っておられる黒岩恭子先生から色々とご教授頂き、訪問診療の際に活かしております。

    口腔リハビリ用のトレーニングモデル

    自分もまだまだ勉強中の身ではありますが、人に口腔リハビリの方法を伝える際に、実際に目の前に患者さんが居れば伝えやすいですが、そうでない場合(講演や勉強会の場など)は、なかなか伝えにくいものです。

    そこで、高齢者を想定した無歯顎(歯が全く無い顎)の模型に、舌部分を足したトレーニングモデルを製作しようと思い立ちました。

    無歯顎骨を用意

    May 30 20168

    以前、明成化学の ABS フィラメントを試してみた際に造形した下顎骨。これを元に製作していくことにしました。

    舌部分を用意

    骨の部分は CT のデータとして明瞭な部分なので扱いやすいのですが、軟組織である舌やその周囲の部分は CT では不明瞭ですし、MRI のデータから舌の部分だけを切り出すのもなかなか大変です。さて、どうしたものか。

    吐くのを我慢しながら自ら型取り

    Jul 04 20166

    歯医者で型取りしたことの有る方はわかるかと思いますが、あれってなかなか苦しいですよね。その型取り材を口の中いっぱいに詰め込んで型取りました。これは皆さんが経験されたことの有る型取り材の数倍の量を使いました。

    正直、マジで吐くかと思った。

    Jul 04 20161 Jul 04 20162 Jul 04 20163 Jul 04 20164 Jul 04 20165

    型取りした舌模型を下顎骨の造形物に石膏にてピッタリと合わせます。

    舌部分を3Dスキャン

    所有している 3Dスキャナ「Matter and Form」を使って舌模型をスキャンします。

    Jul 04 201612

    ABS でテスト造形

    造形データにおかしなところがないか、ABS で造形してみて確認。

    Jul 04 20167

    問題は無さそうなので、次の段階へ進みます。

    PolyFlex でテスト造形

    Jul 04 20168

    フレキシブルタイプでも造形可能であることが判明したので、さらに次の段階へ進みます。

    FilaFlex の赤で最終造形

    とあるきっかけで WitboxJapan さんから頂いた FilaFlex の赤を用いて造形します。

    Jul 04 20169

    無事に造形完了。

    合体

    造形が終わった下顎骨と舌部分を合体させるとこうなりました。

    Jul 04 201610 Jul 04 201611

    実際に触ってみるとこんな感じです。

    舌全体を押したり、掴んだり、舌下筋群を押したりするトレーニングが行えるモデルが出来上がったと思っています。

    まとめ

    ここからさらに使いやすいように改良を加えていく予定ですが、とりあえず「歯科関連の器具を作る」という当初の目的がようやく達成されました。

    現在、他にも進めている歯科関連プロジェクトがありますので、どんどんご報告していきたいと思っております。

    今回出来上がったトレーニングモデルは、前述した口腔リハビリの第一人者である黒岩恭子先生にお送りさせて頂きました。

    こちらからは以上です。

  • Maker Faire Tokyo 2016 に参加します!

    Maker Faire Tokyo 2016 に参加します!

    ただし出展ではなくただの参加者としてです(^_^;)

    タイトルで「お、出展?」と思った方は申し訳ありません。釣られましたね?

    参加する目的は当ブログでも使用している 3Dプリンタ「BS01」でお馴染み、株式会社ボンサイラボ様が出展されることになったからです。

    展示及びワークショップ開催の予定、ということで、私は8月6日(土)の方に参加予定です。

    というわけで、Maker Faire Tokyo 2016 に参加される方は、ボンサイラボ様のブース周りでウロウロするちっこいおっさんを見かけたら私ですので宜しくお願い申し上げます。

  • 有料だけど優良なスライサーソフト Simplify3D がバージョンアップで日本語対応したよ!

    有料だけど優良なスライサーソフト Simplify3D がバージョンアップで日本語対応したよ!

    2016年6月11日 追記あり

    当ブログにもよく検索サイトから辿り着く方が多い「Simplify3D」。無料で使えるスライサーソフト(Slic3r、KISSlicer等)がある中、有料でしかも 149ドルというそこそこのお値段のソフトなのですが、とにかく優秀で使いやすいので、Simplify3D を購入以来、3Dデータをスライスする(3Dプリンタが理解できる形式にする)のはほとんどこのソフトを使い続けています。

    しかし英語圏のソフトなので、ソフトの購入も含め、英語が苦手な方には敷居の高いソフトであったのも事実でした。それが本日、Ver 3.1 のバージョンアップと共にいきなり日本語化されましたので、他のバージョンアップ内容も交えて御報告致します。

    2016年6月11日 追記
    Ver 3.1 で日本語表示設定にすると、一部の3Dデータモデルをスライスする際に Simplify3D がクラッシュして強制終了してしまいます。問題が出るのはスライスの際だけのようですので、設定は日本語で行い、スライスする際にだけ英語表示に戻せばとりあえず問題なく使用できます。

    日本語の設定はヘルプメニューから

    バージョンアップ後、最初は英語表記のままですが・・・

    Jun 10 20161

    ヘルプメニューの中に「Change Language」がありますので、そこで日本語を選択するとすべての項目が日本語に変わります。

    ちなみに画像は Mac 版で説明していますが、Windows 版も基本的には同じだと思います。

    なんとなく直訳の部分も多いというか、日本語化されていてもちょっと意味がわかりにくい項目もありますが、英語アレルギーの方もかなり使いやすくなっていると思います。

    日本語化以外の更新内容

    個人的に食い付いた更新内容はこの日本語化なのですが、実は日本語化の件は公式発表には載っていないのでどういうことなの・・・と思いつつも、公式発表にて明かされている他の更新内容をご紹介。

    30機種以上の3Dプリンタに対応

    30機種以上の3Dプリンタにワンクリックで対応していますよ、とのこと。

    対応している3Dプリンタを調べるには、こちらのページで3Dプリンタの名前を入れて検索すると対応しているかどうかがわかります。

    ちなみに当ブログで使用している「BS01」や週刊マイ3Dプリンタの「idbox!」などは「Marlin」というグループにひとまとめにされていますので、3Dプリンタの名前を入れても対応とは出てきませんが、もちろん対応しています。

    USB 接続における機能強化

    USB 接続で 3Dプリンタを制御している場合、途中で通信エラーがあるとそこで造形が止まってしまうのですが、その通信をチェックしてエラーを自動修正する、という機能。マジだったらすっごい便利ですねコレ。

    サポート付与時に直感的に操作できるクロスセクションツール

    Simplify3D はもともとサポートの自動生成だけでなく手動で任意の場所へのサポート材の追加が容易でしたが、3Dモデルの内側(例えば建物のようなモデルの部屋の内部)は外から確認しにくいため、サポートをうまく付けるのが困難でした。

    Jun 10 20161

    こんな構造だとサポート材を内部に意図的に付けるのは難しかったのですが・・・。

    スクリーンショット 2016-06-10 20.55.24

    サポート手動付与の際にクロスセクションツール(cross-section tool)を利用できるようになり、モデル内部に好きなようにサポートを付けるのが簡単になりました。

    自動メッシュ修復機能が改善

    3Dモデルデータの中には「3Dプリントするには完全でない」場合があり、それらを自動的に修復して3Dプリントできるようにする機能がもともと付いていたのですが、この機能がさらに改善されたとのこと。

    BFB ファイルフォーマットをサポート

    BFB ファイルってなんじゃらほい、という感じなのですが、どうやら CubeX で使われている形式のファイルの模様。

    中身はほとんど G-CODE ファイルと同じ、ということなのですが、3D Systems がデスクトップ3Dプリンタ事業から撤退して個人向け廉価デスクトップ3Dプリンタ「Cube」シリーズの製造も停止されたので、それらのレガシーファイルを救うための措置かもしれませんね。

    まとめ

    他にも細かい修正があるかもしれませんが、気付き次第また御報告致します。

    とりあえず、日本語化、バンザイ。

  • 新鋭の国産フィラメント「3D Prinstar」のサンプルを頂いたので試してみたよ

    新鋭の国産フィラメント「3D Prinstar」のサンプルを頂いたので試してみたよ

    「株式会社明成化学」という会社が国産の ABS フィラメント「3D Prinstar」の無料お試しキャンペーンを開催されていたので、応募してサンプルを頂戴しました。

    さっそくテストしてみましたので、御報告致します。

    ちなみに無料お試しキャンペーンは定員100名に達したため、終了しています(^_^;)

    かなり高品質な ABS フィラメント

    公式サイトの説明では

    特徴

    ・MADE IN JAPAN
    日本製機械+日本人による生産、品質管理
    ・安定した線径、少ない糸ひきで美しい造形が可能
    線径は生産中常時モニターし、規格外品は廃棄
    原材料の事前乾燥によりフィラメント内の水分を排除し、糸引きを抑制
    ・フィラメントがバラけず、絡まず使い易い
    丁寧な巻取り、製品包装前の巻きグセつけにより使い易さを向上
    ・工場品質をそのままお届けする高品質包装
    湿気を寄せ付けないアルミフィルムでの真空包装

    と書かれていましたが、まさにそのとおりだと思います。

    無料お試しキャンペーン、ということなので、少量送られてくるのかと思っていたら、がっつり 1kg でした。

    May 30 20161

    おそらく製品と同じ状態だと思います。

    May 30 20163

    しっかりと真空梱包されているようです。開けた時に「プシューッ」と音がしました(^_^;)

    May 30 20164

    プリント推奨温度は 210℃ とABS にしてはかなり低め。推奨ベッド温度は110℃ でしたが、3Dプリンタ「BS01」はベッド温度100℃ が最大ですので、ベッド温度は 100℃ で造形してみました。

    積層ピッチは 0.2mm、造形スピードは 60mm/s です。

    May 30 20165

    特に設定に気を遣ったつもりはありませんが、表面性状はかなり優秀だと思います。造形スピードを絞ったりリトラクト値をもう少し調整すれば、かなり綺麗な造形が可能だと感じました。

    May 30 20166

    反りや積層間の剥がれも全く見当たりません。

    大型造形を試してみる

    通常、ABS フィラメントは急冷されると収縮が激しく、大きなものをプリントすると反ってしまったり積層間が剥がれてしまったりすることが多いのですが、これだけ反りが少ない ABS フィラメントなら、大型造形も期待できそうなので、やってみました。

    造形したのは下顎骨(ヒトの下の顎の骨)を CT スキャンしたデータを STL データへ変換したものです。

    May 30 20167

    スライサーは Simplify3D 、周りを覆って急冷を防ぐ機能(シールド機能)を使いました。

    反りによるベッドからの剥がれは全く見当たりません。

    May 30 20168

    シールドとサポートを外したのがこちら。

    積層間の剥がれもなく、これまで扱ってきた ABS の中でも最高クラスの性能だと思います。

    現時点で価格は不明

    ハッキリ言ってこれを使ってしまうと他の ABS を使いたくなくなるレベルの高性能さなのですが、気になるのはお値段。

    公式サイトには2016年5月30日時点で値段の表示が無く、1kg でいくらなのか今のところ不明です。

    もし、他と大差ないお値段だったら、3Dプリンタ界隈で爆発的なヒットになる・・・予感がします。

    こちらからは以上です。

  • ボンサイラボ様から ProMatte™ というマット質感なフィラメントを頂いたので試してみたよ

    ボンサイラボ様から ProMatte™ というマット質感なフィラメントを頂いたので試してみたよ

    軽量で高品質、そしてマットな質感な PLA フィラメント、ProMatte™ のサンプルをボンサイラボ様から頂いたので、試してみた際のレポートです。

    高品質だが糸ひき傾向あり

    通常のPLA より 30% の軽量化を実現した高品質フィラメント、ということなのですが、通常の PLA フィラメントよりも糸をひく傾向があると思います。

    3Dプリンタ「BS01」にて、造形温度 190℃、ベッド温度 60℃ で造形してみました。ヒートベッドは必ずしも必要ないと思いますが、公式サイトではヒートベッドが合ったほうが安定するよ、と書かれていたのでそれに従いました。

    May 26 20166

    造形結果がこちら。確かにマットな感じ。造形物表面の積層痕が目立ちにくい、というのは確かですが、表面がガサガサしているので目立たない、という感じなので、これを良しとするかはおそらく人によって好みが分かれるかも・・・。

    今回試したのは白ですが、「石膏っぽい」感じ、でしょうか。他にはない感触です。

    加工性は非常に良好

    石膏っぽい感じなので、歯医者でよく扱う石膏歯列模型を造形してみることにしました。

    May 26 20161

    糸引きがひどいですが、手で触るだけで簡単に取れます。

    May 26 20162

    これだけ簡単に糸引きが取れるということは、サポートなども非常に取りやすいと思います。

    May 26 20163

    ハサミでもガシガシ切れる加工性の良さ。

    May 26 20164

    ナイフでも斬れます。加工性はよいですが、フィラメントどうしの接着は良いので、造形物が脆い、という感じはしません。

    May 26 20165

    実際の石膏模型と比べてみました。拡大すると積層痕がはっきりと見えますので、違いは明らかですが、遠目から見るとなんとなく石膏に見えます。

    まとめ

    フィラメントとしてはかなり高品質で、造形難易度はかなり低めです。

    唯一、糸引きがしやすい、というポイントは造形時にリトラクト量を増やせば問題ないと思います。

    個人的には、加工性の良さが売りだと思いました。

    こちらからは以上です。

  • 無印良品の「アクリルボトルスタンド3段」が Zippo ライターの陳列にドンピシャだった件

    無印良品の「アクリルボトルスタンド3段」が Zippo ライターの陳列にドンピシャだった件

    以前も書いたかもしれませんが、ヤフオクなどでジャンク品として出品されている Zippo ライターを安価で手に入れて、使えるようにメンテナンスするという趣味が有ります。

    どんどん数が増えていくので、いい感じに陳列できる Zippo 専用棚や専用ケースを揃えようとするとそこそこの金額になってしまいます。

    ふと、無印良品で見かけた「アクリルボトルスタンド3段」という収納用品がどう見ても Zippo ライターの陳列にドンピシャだったため、ご報告します。

     

    1500円で Zippo ライターを 16個陳列可能

    一段に通常サイズの Zippo ライターが 4個収納可能。全部で16個陳列可能。

    May 05 20162

    びっくりするほどきっちり4個入ります。

    May 05 20163

    「収納」って感じではなく、ちゃんと「陳列」って感じなのが良いですね。

    May 05 20164

    ちなみにスリムサイズの Zippo ライターだと、一段に5個入ります。

    本来は調味料を収納したりするのが目的なようですが、驚くほどジャストサイズだったので、ジャンク Zippo ライターを収集してメンテナンスする趣味の有る方(限定)は良ければ参考になさって下さいませ。

    こちらからは以上です。

  • PolyMaker の 3Dプリンタ用 PVB フィラメントとその表面処理マシンに 199 ドル出資してみたよ

    PolyMaker の 3Dプリンタ用 PVB フィラメントとその表面処理マシンに 199 ドル出資してみたよ

    高品質な 3Dプリンタ用フィラメントを製造・販売している PolyMaker が、PVB(ポリビニルブチラール)のフィラメントとその表面処理マシンのセットをクラウドファンディングサイトにて出資を募っていたので、Super Early Bird 版(100名限定)に出資してみました。

    PolySmooth

    ポリビニルブチラール、というぶっちゃけ馴染みのない樹脂で構成されている3Dプリンタ用フィラメント。

    検索しても情報が少ないのですが、クラレさんが出しておられるモビタールという製品情報によると、

    • 無機物の吸着、基材への接着性が良好
    • 無色透明な皮膜が得られる
    • アルコールに可溶であり、種々の有機溶剤と混和
    • 組成により、他樹脂/可塑剤との高い相溶性を示す
    • 熱可塑性樹脂のため、溶融成型が可能
    • 強靭な皮膜が得られる
    • フェノール樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート、などと水酸基を介し架橋
    • C,H,O からなるポリマーであることから、環境にやさしい

    という、確かに 3Dプリンタ用フィラメントにはうってつけの樹脂に思えます。

    PolyMaker は「ABS のように表面処理が出来て」「臭いが少なく」「ヒートベッドを必要とせず」「サポートが取り外しやすい」点をプッシュしているようです。

    Polysher

    PolySmooth 用の表面処理マシン。イソプロパノールとエタノールの混合液を霧状にして噴霧するのだそう。

    よく ABS フィラメントでプリントした造形物をアセトンで表面処理しているのを見かけますが、アセトンよりも遥かに安全性の高いアルコール系での表面処理なので、ご家庭でも安心して使えそうですね。

    ちなみに ABS や PLA といった既存のフィラメントには使えませんのでご注意を。

    Super Early Bird 版に 199 ドル出資

    日本時間の2016年4月26日午前1時に kickstarter でお披露目されることがわかっていたので、公開と同時に最もお安く製品が手に入る Super Early Bird 版(100名限定)に出資しました。

    Super Early Bird 版は約10分で全て埋まってしまったので、正しい判断でした。

    その後、数時間でプロジェクトは目標額を達成。順調にプロジェクトが進行すれば、今年の9月には製品が届けられる予定になっています。

    日本への送料は80ドルなので、279ドルで フィラメントと表面処理マシンが手に入る予定。

    ちなみに製品化された際は、どうやら499ドルで販売される模様です。

    無事に製品が届いた暁には、またご報告したいと思います。

  • ロストワックス鋳造用の3Dプリンタフィラメント「MOLDLAY」を使って金属鋳造してみたよ

    ロストワックス鋳造用の3Dプリンタフィラメント「MOLDLAY」を使って金属鋳造してみたよ

    以前、ロストワックスに使えるという鋳造用フィラメントが「うーん・・・」な話、という内容の記事を書きましたが、実際に試してみないことには、ということで、取り寄せて試してみました。

    1.75mm MOLDLAY – Formfutura

    推奨プリント温度は低め

    通常のフィラメントは ABS で 230℃ 前後、PLA で 200℃ 前後ですが、MOLDLAY は推奨プリント温度が 170〜180℃ とかなり低め。さらに、ヒートベッドは 40℃「以下」で、という条件付き。かなり特殊な条件のフィラメントと言えます。

    プリント難易度は高め

    特殊な温度条件もさることながら、ノズルから射出された直後がかなり柔らかいため、造形物の形状によってはかなりプリント難度が上がります。

    公式サイトには「プリント速度は PLA と同等」と書かれていますが、プリント速度は遅めにした方が良いと思います。

    歯の被せ物を作ってみることにした

    一応、歯医者が書いているブログということで、歯の被せ物(メタルクラウン)を作ってみることにしました。

    実際の歯の大きさよりも大きめに作ってあります。

    Apr 05 20161

    Apr 05 20162

    Apr 05 20163

    Apr 05 20164

    積層ピッチは 0.1 mm。これでもかなり頑張りましたが、拡大するとやはり積層痕がハッキリと見えます。

    鋳造した金属はコバルトクロム合金

    今回、鋳造した金属はコバ ルトクロム合金という、コバルト、クロム、モリブデンを主成分とした歯科用合金です。

    一般的には入れ歯の金具部分などに使われ、いわゆる歯の被せ物に使われるものではありません。融点は 1,400℃ 弱なので、鋳型を作るための鋳型材(埋没材)はリン酸塩系埋没材を使います。

    そして鋳造してみたのがこちら。

    Apr 05 20166

    Apr 05 20168

    Apr 05 20169

    たぶん、歯科関係の方が見たら「なんて汚い鋳造面なんだ!」と思われることでしょう。そりゃそうです。

    Apr 05 20167

    拡大してみると、はっきりと積層痕が表面に現れているのがわかると思います。

    プリント造形物の表面性状が、そのまま鋳造物の表面に現れているわけです。

    熱溶解積層3Dプリンタの限界

    一般に、熱溶解積層3Dプリンタは、光造形3Dプリンタに比べ、積層痕や表面性状は綺麗ではないと言われています。

    実際、私もそう思いますし、3Dプリンタを使ってロストワックス原型を作製している歯科技工所やジュエリーメーカーなどは、ほとんどが光造形3Dプリンタを使っていると聞いています。

    なので、「精度が必要なロストワックス原型」を製作する目的だと、この MOLDLAY フィラメントはあまり適していないと感じます。

    家庭で低溶融金属を使うのが主目的かも

    270℃ で完全に融解するフィラメントなので、ご家庭のオーブンでもロストワックス原型を溶かすことが出来ます(中には 250℃ までしか上がらないオーブンもあるので注意)。

    原型が綺麗に除去されればレジンだろうが金属だろうが鋳込むことができるので、低溶融金属を使うことを前提として開発されているのかもしれません。

    ただ、その場合でも、高い造形難易度がありますので、比較的大きな物体を作るのに適していると思います。

    表面性状に関しては、通常のワックスが表面にくっつきますし、ロストワックスを加工できる方なら綺麗にすることは可能なので、テクニック次第ですね。

    最後に研磨してみた

    ひどい鋳造物表面でしたが、もちろん磨けばちゃんとこんな感じになります。

    Apr 05 201610

    こちらからは以上です。

  • 3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸2年が経ちました

    3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸2年が経ちました

    2013年12月24日 にクラウドファンディングサイト「kibidango」にて出資を募っていた国産の超小型3Dプリンタ「BS01 BONSAI Mini」に出資し、ABS/PLA 組み立てモデル、いわゆる「初代 BS01」を手に入れたのが、2014年3月24日。1年経った時に「使い始めてちょうど一年経ちました」という記事を書きました。

    そしてさらに1年経った今、この1年で何をしてきたのか、3Dプリンタ界隈ではどんなことが起こったのか、2年目を振り返ってみたいと思います。

    2年目を振り返る

    179ドルのデルタ式 3Dプリンタ「Tiko」に出資

    低価格のデルタ型3Dプリンタに出資しました。もうすぐ届く予定なので、届いたらまたレビューしたいと思っております。

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    歯科用ワックスペンが大活躍

    歯科用ワックスペンで3Dプリントの積層痕を綺麗に整えてみました。PLA、ABS、PolyFlex と色々やってみました。今もたまに役に立ってくれています。

    May 09 20153

    小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届く

    出資していた 299ドルの小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届きました。

    BS01 に比べたら造形品質は低いですし造形速度も圧倒的に遅いのですが、場所を取らない超小型である点、また静音性に関しては利点だと思っています。

    BS01 と一緒に現役続行中です。

    May 30 20152

    100円ショップのマニキュアトップコートで綺麗にしてみた

    女装の話じゃありません。造形物をマニキュアのトップコートで綺麗に整えてみたお話。意外と安価で綺麗になるので、今もたまに使っています。

    Jun 26 20153

    Raspberry Pi に AstroBox をインストールして BS01 を制御

    ずっと手を出したいと思っていた小型のコンピュータ、Raspberry Pi。それを使って BS01 を制御してみました。

    今はさらに小型の Raspberry Pi Zero に代替わりし、現役続行中です。

    Jun 29 20151

    フレキシブルフィラメントで歯列模型を作ってみた

    フレキシブルフィラメント「PolyFlex」で歯列模型の歯肉部分を造ってみました。

    Aug 18 20152

    調子に乗って歯列模型の歯と歯グキの色を入れ替えてみたらヤヴァい事になりました。これはひどい。

    Sep 19 20151

    そして、マジックインキを使ってピンク色の歯グキを造形することに成功しました。シマシマなのはそのうちなんとかしたい。

    Oct 17 20155

    プラスチック成形加工学会誌で解説記事を書きました

    ボンサイラボ様からお話を頂き、何故か歯医者がプラスチック成形加工学会誌で解説記事を書きました。原稿料はフィラメント代に消えました、はぃ。

    Aug 26 20151

    3Dプリンタを比較検索できるサイトを開設

    どんどん登場する個人向け3Dプリンタを比較検索できるサイトがあったら良いな〜と思い立ったので作りました。

    新機種の情報を見かける度に、チマチマと追加するようにしております。

    研磨が簡単にできる高性能 PLA フィラメントが登場

    ブログ読者の方にはお馴染み、おっぱい用フィラメント研磨が簡単にできる高性能PLAフィラメントが登場。

    Oct 09 20151

    3Dプリンタのノズルを綺麗にするだけの専用フィラメントを試す

    きちんと使っていれば、なかなか「ノズルが詰まる」という現象は起こらないと思うのですが、フィラメントの種類によっては色素やカスのようなものがノズル内に残って次のフィラメントに悪影響を与える場合があるので、そういう時に重宝しています。

    Oct 29 20157

    ボンサイラボを訪問

    BS01 の開発・販売元である、ボンサイラボを訪問。

    IMG_1139.JPG

    ボンサイラボから FabPod™ が登場予定

    BS01 の後継機種、というよりは、より低価格で教育機関向けの製品としての新機種、 FabPod™ がお披露目されました。欲しいです。

    img_86423_1

    BS01 のドライブギアが消耗してしまったので交換

    流石に2年近くも経てば、消耗する部分もできていますが、自分で組み立てたおかげで射出不良も無事に復活。

    デアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンタが続々と完成

    一年間、コツコツと組み立てた方々の元に BS01 の兄弟機、idbox! が続々と完成していきました。それと共に様々な問題が発生しているようなので、一筆書きました。

    2年目を振り返って

    BS01 が我が家に来てから丸2年、また色んな事が有りましたが、ひとつ思うことは、「2年経っても BS01 は充分に主力」だということ。

    同価格帯の製品は、正直言うと技術的には頭打ちで、劇的な技術革新が無い限りは、精度が上がることは無いと感じています。大量生産されることで価格が下がることは有るかもしれませんが、3Dプリンタがそもそも「プロトタイプ(原型、試作品)」を製作するのが目的とされていることを考えれば、これ以上劇的な進歩は必要とされていないのかもしれません。

    これは個人向けインクジェットプリンタの性能がある程度の段階で頭打ちしたのと同じ現象が起きていると考えています。

    もちろん個人的にはもっともっと低価格で高性能になってくれればありがたいんですが(^_^;)

    ともあれ、3年目に突入した BS01 と歯医者を今後とも宜しくお願い申し上げます。

  • あの研磨が出来る PLA がボンサイラボ認定フィラメントとしてインストアなう!

    あの研磨が出来る PLA がボンサイラボ認定フィラメントとしてインストアなう!

    以前、研磨ができる PLA フィラメントとしてご紹介したボンサイラボ監修のフィラメントが、BONSAI LAB Certify(ボンサイラボ認定)として、ボンサイラボの公式サイトで販売開始されました。

    実は 3月14日には販売開始されていたようですが気が付いていなかった件。ボンサイラボ愛が足りないと反省しました。

    デアゴスティーニのサイトではセット売りしか無かった

    ボンサイラボ監修ですが、これまで取り扱いはデアゴスティーニのサイトしかなく、5色全てを一度に購入しないといけないセット売りでした。

    それがこの度、ボンサイラボの公式サイトで1色から購入できるように取り扱いが始まりました。やったぜ。

    Mar 23 20161 copy

    安心してください、あのおっぱい、作れますよ。

    他、地味だけど大事なリニューアル点

    今回の目玉はおっぱいフィラメント研磨ができるフィラメントが販売開始された点だと思っていますが、その他にも地味にリニューアルポイントがありました。

    Polymaker のパッケージが刷新

    フィラメントが巻かれているスプール部分がクリアになり、残量がひと目で分かるようになったとのこと。これは BS01 コミュニティの意向を反映された結果だそうです。

    このようないい感じの箱に入って届く模様。

    Mar 23 20161

    さらに、Amazon 等で売られている Polymaker 製のフィラメントが軒並み値上げしていますが、ボンサイラボのサイトではお値段据え置きで提供されるとのこと。代わりに、500g のフィラメントは廃止になり、在庫限りで無くなるそうです。

    フィラメント選びは大事

    安いフィラメントは価格的には魅力的ですが、設定や本体の調整がシビアだったりします。それはそれで 3Dプリンタの特徴や癖をつかむ意味では有用ですが、「俺は3Dプリンタを調整するために3Dプリンタを買ったわけじゃないんだ!」という方も多いと思います。

    ならば、多少高くても高機能なフィラメントを選び、安定した出力を求めるというのも大事な選択肢だと思っています。

    こちらからは以上です。

  • 3Dプリンタにどっぷりハマった歯医者が VR 技術に期待するたったひとつのこと

    3Dプリンタにどっぷりハマった歯医者が VR 技術に期待するたったひとつのこと

    2016年10月に VR(ヴァーチャルリアリティ)の大本命と言われる PlayStation VR が 44,980円で発売されることが発表されましたね。

    PlayStation VR のようなヴァーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)の製品版が今年は続々と発売されることもあって、「VR元年」とか言われているようですが、3Dプリンタ大好き歯医者としては、ゲームとか映像とかのコンテンツよりも、期待している分野があります。

    それは、VR による CAD(コンピュータ支援設計)です。

    VR による CAD

    歯医者って基本的に指先を動かす職業なんですよ。毎日が口の中で小手術をしているようなものですし、指先に感じる感覚で診断を行うこともありますし、光硬化型の樹脂を使って指先の感覚だけで口の中で直接歯の形を作っていく、ということもあります。

    なので、マウスで設計をする CAD って、あまりしっくりこないんですよね。

    マウスクリックで指先を使ってはいますが、指先の感覚がそのまま反映されているわけではない、というか。

    最近は iPad 上で設計できる uMake のようなアプリも出てきましたので、少しは解消されているのですが、やはり指先を動かしたいんですよね、なんとなく。

    ではこれまで指先を動かして設計できる CAD が無かったのかというと、実はちゃんとあります。

    Geomagic® Freeform® などは、写真のようなペン型のデバイスで直感的に設計ができるシステムとしてなかなか素晴らしいのですが、100万円以上する高価な代物です。

    Mar 16 20161

    ところが、今年発売される VRHMD の中には、既に「指先に取り付けて操作するデバイス」が同時に開発されているものがいくつかあります。

    そう、これを利用すれば、VR による CAD が可能になるのでは?と思っているわけなんです。

    実際、そういった用途を目的とした開発も進んでいるらしく、個人的に最も VR 技術の発展として期待している分野です。

    指先デバイスの付属する VRHMD

    今年は色んなバーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)が発売されるようですが、その中で「指先に取り付けて操作するデバイス」が付属(オプション含む)することがわかっているのは以下のとおり。

    Oclulus Rift

    VR ブームの火付け役、とも言われる Rift。本体とは別にオプションとして今年の後半に登場と言われている指先デバイスが「Oclulus Touch」。

    Mar 16 20161 copy

    親指部分にアナログパッドと2つのボタン、人差し指部分にトリガーボタンが有り、バーチャル空間内で物を掴んだりメニューを表示させたりすることが可能になるとのこと。

    CAD とも相性が良さそうですね。

    PlayStation VR

    冒頭で「大本命」と書いた PlayStation VR。ただそれは「VRHMD」としての大本命であって、指先デバイスは今のところ発表されていません。

    代わりに 2010年に発売された「PlayStation Move」という周辺機器がその役割を果たすようですが、写真のように握って使う棒状のタイプなので、なんとなくコレジャナイ感。

    Mar 16 20161 copy copy

    新たな指先デバイスが発表される可能性は低い・・・かなぁ、と。そもそもゲーム機ですしね。

    HTC Vive

    VRHMD の第三勢力と呼ばれているらしい HTC Vive。

    Mar 16 20161 copy copy copy

    コントローラーは Oculus Rift と Playstation VR を足して二で割ったような感じ。こちらもゲーム配信プラットフォームの会社が開発したものなので、若干ゲーム向けのコントローラーかも。

    VR による CAD を考えたら本命は?

    いまのところ、指先デバイスが一番しっくり来そうな Oclulus Rift でしょうか・・・。

    しかし、今年は「VR 元年」と呼ばれるだけあって、様々な新型 VRHMD が次々と参入が期待されています。kickstarter などのクラウドファンディングにおいても、様々な新機種が登場しような感じ。

    3Dプリンタも「3Dプリンタ元年!」とか2年くらい前にマスコミが騒いでいましたが、ユーザー側からしてみればしばらく経ってからようやく「始まってきたかも・・・」と感じるようになってきたので、来年か再来年辺りに CAD 向けの大本命が来ると良いな〜と思っています。

    こちらからは以上です。

  • ボンサイラボ様から NinjaTek の新しいフレキシブルフィラメント「Cheetah」のサンプルを頂いたのでテストしてみたよ

    ボンサイラボ様から NinjaTek の新しいフレキシブルフィラメント「Cheetah」のサンプルを頂いたのでテストしてみたよ

    ボンサイラボ様から、NinjaTek が CES2016 で発表した新しいフレキシブルフィラメント、Cheetah のサンプルを頂いたので試してみたお話。

    特徴はフレキシブル・ポリウレタンということで、BS01 のユーザーの方が開発したラバープラスティックフィラメントと方向性は被りますが、Cheetah は ABS と同じ設定で、60mm/secでプリントできるよ、との事。

    ホンマかいな。

    結論から言うとホンマやった

    一般的な ABS フィラメントと同じ設定で大丈夫、ということなので、通常の ABS と同じ程度の温度、ノズル温度230℃、及び ベッド温度 80℃で造形してみました。

    Mar 15 20161

    えーと、申し訳ない、いつものルークを造形するつもりだったのですが、サンプルが少ないことをすっかり忘れて途中でフィラメントが無くなりました(^_^;)

    造形難易度は低いがフレキシブルとしては硬い

    フィラメントの状態では確かにグネグネと柔らかいのですが、実際に造形してみると、いわゆるフレキシブルフィラメント、と呼ばれる種類の中ではかなり硬い部類に入ります。ショア硬度で表すと 98A。

    硬さのおかげで PolyFlex などよりも造形難易度は低いですが、「柔らかさ」を求める場合はちょっと違うな、と感じるかもしれません。

    どちらかというと耐衝撃性を求める場合に重宝しそうだな、と感じました。

    公式サイトにも「Impact resistance 25% greater than ABS」とあるので、開発側も耐衝撃性を目的としていると思われます。

    記事執筆時点では値段がわからないのでなんとも言えないのですが、PolyFlex と同等の価格だとしたら、耐衝撃目的としてはとても良いフィラメントだとは思うのですが、お高いんだろうなぁ〜(^_^;)

    こちらからは以上です。

  • 3Dプリンタ「BS01」のユーザーさんが開発したラバープラスティックフィラメントを試してみたよ

    3Dプリンタ「BS01」のユーザーさんが開発したラバープラスティックフィラメントを試してみたよ

    タイトルの通り、BS01 ユーザーさんが開発した国産ラバープラスティックフィラメント(RPF)を試してみた結果です。

    随分前に結果は出ていたのですが、少し忙しかったのでなかなか更新できませんでした。

    フレキシブルフィラメントだが PLA ベースではない

    柔らかいフレキシブルなフィラメントはこれまで PolyFlex や SemiFlex など色々と試してきましたが、基本的には PLA ベースでした。

    今回試してみたラバープラスティックフィラメントは、熱可塑性ポリウレタン樹脂で出来ているそうなので、これまでのフレキシブルフィラメントと違い、ABS と馴染みやすいという特性があるそうです。

    デュアルノズルでABSと一体したものの造形だけでなく、使用後の加熱したノズルにABSを通すだけでノズルを綺麗にできるメンテナンス性にも優れている、とのこと。

    設定温度はフレキシブルフィラメントの中では高めの設定

    推奨設定温度は 220℃前後。ヒートベッドがあると安心ですが、BuildTak だけでもなんとかベッドには食い付きます。

    今回は ノズル温度 220℃、ヒートベッド温度 60℃ にて造形してみました。

    Mar 07 20162

    実は当初、なかなか造形できなくて、「難しいフィラメントだな・・・」と思っていたのですが、以前書いたドライブギアが磨り減っていたのが原因で、新品に取り替えてからは簡単に造形することが出来ました。

    Mar 07 20161

    造形品質は、PolyFlex と同等かそれ以上かもしれません。

    また、造形後の積層間の接着は非常に強力で、他のフレキシブルフィラメントでは引きちぎれてしまうような力を加えても、ちぎれることはありませんでした。

    注意点

    唯一の注意点は、コスト削減のため、通常販売されているフィラメントのようにスプールに巻かれていない、という点です。造形中にフィラメントが絡まないように注意が必要。

    それ以外はかなり物性としては高い靭性や耐衝撃性、耐摩耗性を備えている優秀なフィラメントだと思います。

    こちらからは以上です。

  • デアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンター idbox! を完成させた人が陥りがちなポイント

    デアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンター idbox! を完成させた人が陥りがちなポイント

    今年の初めにデアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンターが全巻揃い、ようやく3Dプリンタ「idbox!」が大量に世の中に完成してはや1ヶ月。

    デアゴスティーニの公式FAQは役に立たないわ公式コミュニティのレスポンスは嘘みたいに悪いわで阿鼻叫喚の図が Twitter 等で散見される今日このごろ、皆様如何お過ごしでしょうか。

    そろそろデアゴスティーニユーザー、もとい idbox! ユーザーの方々が陥りがちなポイントが固まってきたので、idbox! の兄弟機である BS01 の初期ユーザーとして、皆さんが陥りがちなポイントをまとめてみることにしました。

    (今回は若干毒舌が混じっております)

    ハードウェアの問題をソフトウェアで解消できると思っている

    これ。まず第一にこれ。

    あなた達は完成品を買ったのではない。毎号送られてくるパーツを自分の手で組み立てたはずだ。つまりド素人が組み立てた3Dプリンタなわけだ。そもそも完璧なわけがない。

    それなのにトラブルが起こると3Dプリンタを操作するソフト側に問題があるのでは?と安易に思い込む。

    はっきり言い切ってしまえば、「うまく造形できない」理由の99%は、ほぼ3Dプリンタ本体の問題だ。

    素人が組み立てたんだから当然の話なんだ。

    いくらデアゴスティーニの組み立て解説記事がとてもわかりやすく書かれていても、結局組み立てたのはあなた達なんだ。不具合だって当然のように起こる。

    でも安心して欲しい。

    idbox! には調整する余地がある。

    そう、あなたが組み立てた中で発生した不具合は、貴方自身で直せるはずなのだ。それこそがキットの良い所なのだから。

    幸いにも、idbox! には大量の「同機種ユーザー」が居る。さらには兄弟機である BS01 のユーザーも、私を含め大量に居る。

    彼らの知恵を借りれば良いんだけれども、そこで第二の問題点が出てくる。

    公式コミュニティがガチでダメ

    ディスるってレベルじゃない。ガチでダメ。

    まず、レスポンスが最悪。公式コミュニティへの書き込みにユーザー登録しないといけないのは今の時代なら当然ですが、書き込んでから反映されるまで数日かかるっていうのが致命的。

    質問者が質問を投稿するじゃろ?

    それを見て回答を投稿するじゃろ?

    「当コミュニティは、新規スレッド、返信を問わずすべての投稿をいったんコミュニティ管理者が確認したのち、コミュニティ上に反映させるシステムとなっております。」

    もうね、バカかと。アホかと。

    このシステムのせいで、質問の投稿に返信の投稿が反映されるのに数日かかってるんですよ。

    Twitter でふとした疑問をなんとなくつぶやいたら秒速で回答が返ってくる時代に何をやってるんだって話なんですよ。

    公式コミュニティは確かに必要だろうけども、それを管理する側が本当にやる気がない。

    なので、先人たちの知恵を拝借したい場合は、Twitter でそれとなく #マイ3Dプリンター とかタグ付けて疑問点を呟くと、どこからともなく暇人が愛ある先駆者が現れて解決策を授けてくれるかもしれない。

    もしくは、BS01、idbox! の両方を所有しているとあるユーザーさんが作った非公式のコミュニティが Facebook にあるので、そちらで聞いてみるのも良いかもしれない。

    ともかく、公式コミュニティはガチでダメ。

    公式サイトで配布しているソフトの設定がおかしい

    デアゴスティーニの公式サイトでは、idbox! を操作するためにフリーソフトを日本語化しただけの専用のソフトを用意しているのですが、このソフトの標準設定がどうやらおかしい。

    聞いた話の中で一番ビビったのは「PLA フィラメント使用時のノズル設定温度が230℃」というもの。

    3Dプリンタ初心者の方にはなんのこっちゃ、というお話かもしれませんが、一般的な PLA フィラメントの造形可能温度って 190℃〜210℃前後なんですよ。

    サンプルとして付いてきた PLA フィラメントがいわゆる「高機能PLA」と呼ばれるシロモノなので、なんとか造形可能温度内なんですが、それでもほぼ限界の温度。サンプルフィラメントが無くなって、Amazon などで普通の PLA フィラメントを買った人がこの設定のまま使おうとしたらさぁ大変。高温で一般的な PLA フィラメントを使い続けると、ノズル内部で炭化してノズルが詰まってしまって全くフィラメントを送り出せなくなります。

    最初に「うまく造形できない」理由の99%は、ほぼ3Dプリンタ本体の問題だ、と言いましたが、残り1%にこういう罠が待っているので公式設定を信じるのはほどほどに。

    ノズルパージキットが付いていない

    設定がおかしくてノズルが詰まる可能性がある、というお話をしましたが、そもそもそのノズルの詰まりを解消するための方法が用意されていません。

    兄弟機の BS01 では「ノズルパージキット」というノズルを掃除するためのキットが付属しているので、idbox! も当然付属しているものと思い込んでいたのですが、全くメンテナンス方法が用意されていなかった模様。

    これに関しては色々と代替方法が考えられてはいますが、素直にボンサイラボのサイトからノズルパージキットを購入されたほうが良いと思います。

    クリアランスの問題とBuildTakへの過信

    「うまく造形できない」理由のスタート地点がノズルとベッドの間のクリアランスの調整がしっかりされていない事なのですが、どうやらそのクリアランスを調整するネジ部分が BS01 よりも回しにくい模様。

    ただ、購入特典として付いてきた BuildTak シートが優秀なおかげで、最初の一層目は食い付いてくれるんですよ。ただ、その後造形を続けていくと、ベッドが傾いているせいで上部を造形する最中にベッドから剥がれたりする問題が出てきてしまう、という。

    このブログでも何度か「BuildTak 良いよ〜」という内容の記事を書きましたが、あくまで「クリアランスその他の調整がしっかりと出来ている」のが前提ですので、BuildTak シートを過信するのは良くないです、えぇ。

    ファームウェアの問題

    idbox! は PLA 専用機ですが、兄弟機の BS01 のように、仕様上は ABS を使えるようになるヒートベッドへの換装が可能です。

    でもそれは、ハードウェアとしての仕様のお話。

    実は BS01 でも、PLA 専用モデルから ABS モデルへの換装の際には、テーブルの高さが 2mm 変わるので Z軸の設定を変えてやらなくてはならないんです。で、その設定は3Dプリンタ本体のファームウェアを書き換えないといけない。

    書き換えないとベッドがノズル近くまで上がりきってくれず、完全に造形できなくなります。

    ところが、デアゴスティーニ公式としては idbox! のファームウェアを公開していません。

    おそらく兄弟機の BS01 のファームウェアを使えば問題ないとは思いますが、ヒートベッドへの換装に限らず、ファームウェアが公開されていないのは他の設定を弄って調整することも叶わないので、デアゴスティーニは自社でファームウェアを公開するべきだと個人的に思います。

    公開しないのはたぶん余計なサポートが増えるのを危惧してだと思いますが、どのみちサポートなんて機能していないんだから(ry

    最大の問題は季節

    色々と挙げてきましたが、デアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンターが最終巻を迎えたのが冬真っ盛りの時期、というのが最大の問題点だと思います。

    そもそも、熱溶解積層法の3Dプリンタって気温でかなり造形品質に影響を受けるんですよ。熱で溶かして、冷えて固まったものを積み重ねるわけですから。

    なので、室温を一定温度以上に保つ、3Dプリンタ本体を保温箱で覆う、等の工夫を先人たちは凝らしてきました。

    ところが、そんな工夫も全くされず、大量の idbox! が3Dプリンタにとっては地獄と呼べる冬場の環境に放り出されたわけです。

    Facebook の非公式コミュニティでも「北海道の室温では厳しいです・・・」とか書かれているのを見ると、お、おぅ、ご愁傷様です、としか言いようがなく。

    逆を言えばこのとんでもない地獄をきちんと調整やら工夫を施して乗り越えられれば、春が来る頃には楽に造形できるようになっているはずです。

    兄弟機のBS01 ユーザーとしてのアドバイス

    私はクラウドファンディングに出資してキット版を手に入れた、idbox! の兄弟機、BS01の初期ユーザーです。

    なので、自分で全てのパーツを組み立てた idbox! のユーザーの皆様のことは「同じ苦労をしたお仲間」だと思っています。

    頑張って組み立てた3Dプリンタが造形物を初めてプリントした時の感動も、うまく造形できないもどかしさも、全て経験してきました。

    そんな私からのアドバイスはふたつです。

    ひとつは「手をかけた分だけ良くなってくれる」こと。

    ふたつめは「色んなデータをプリントしてみたり様々なフィラメントを使ってみたりすることで適正な設定や調整が自然と身に付いてくる」こと。

    このふたつは必ず皆様にも訪れる結果だと思っています。

    貴方の idbox! は、まだ産まれたばかりの赤ん坊です。その赤ん坊を育てる手助けをするのに、私を含め先人ユーザーは協力を惜しむつもりはありません。

    非公式コミュニティでお待ちしています。

  • 3Dプリンタ「BS01」のドライブギアが消耗してしまったので再復活させてみた

    3Dプリンタ「BS01」のドライブギアが消耗してしまったので再復活させてみた

    実は正月に bronzeFill を使って棚を作って以降、フィラメントの射出不良に陥っておりました。

    ちょっと公私共に忙しかったので問題を放置していたのですが、原因を特定し解決に至りましたのでご報告します。

    射出不良の原因を特定する

    射出不良、すなわちノズル先端からフィラメントが出てこない、という現象は、一般に以下の2パターンに分類されると思います。

    • ノズル部分で詰まっている
    • フィーダー(エクストルーダー)部分で送り出せていない

    なので、まずはノズル部分を疑いました。bronzeFill というブロンズの粉が含まれた特殊なフィラメントを使った直後に起こったので、ノズル部分にフィラメントが詰まったのではないか?と。

    しかし結論から言うと、ノズルに問題はありませんでした。

    ノズルを高温で熱して残ったフィラメントを完全に溶かしてみたり、清掃専用のフィラメントを何度も通してみたり、新品のノズルに交換してみたりしましたが、全く変化なし。手で押し出すとちゃんとノズルからは出るのに、フィーダーで押し出すと一応は射出はされるものの、造形するスピードまで上げると全く射出されない。

    原因はフィーダーのドライブギア

    BS01 では「ドライブロール」と呼んでいますが、一般的には「ドライブギア」と呼ばれる部分が犯人でした。

    Feb 06 20163

    このドライブロールには溝が彫り込んであり、この溝がフィラメントをがっちりと掴んで送り出してくれるわけなんです・・・が。

    分解して取り外して拡大して見てみたら・・・

    Feb 06 20161

    溝、無いやないか。

    ちなみに新品の状態だと、こう。

    Feb 06 20162

    溝もありますし、谷もしっかりとありますよね。

    つまり、今回はドライブロールの溝が削れてしまったことによりフィラメントをうまく送り出せないことが射出不良の原因でした。

    溝が削れた原因は?

    金属含有フィラメントである bronzeFill を使用した直後に発生したので、おそらくは bronzeFill によってドライブロールの溝が削られた・・・だと思うのですが、BS01 使用開始から2年近く酷使してきたので、経年劣化と考えるべきかもしれません。

    新品のドライブロールはどこから入手?

    ボンサイラボのストアから・・・と言いたいところですが、コレひとつで 3,300円(+送料)もする部品なので、他に代用できないものかと探してみたところ、デアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンターの 50号にドライブロールが付属していると聞いて早速注文。

    なんと税込み 1,998円。しかも送料込み。

    無事、射出不良解消

    これまで射出不良の原因はほとんどノズル部分か、ドライブロールやモーターのギアを留めるネジが緩んでいたりが多かったのですが、経年劣化による消耗、というパターンに初めて遭遇しました。

    そのくらい、BS01 にはお世話になっています。

    無事復活した 3Dプリンタとブログ主の今後の活躍にご期待ください!

    別にブログは最終回じゃありませんからね!

    こちらからは以上です。

  • Raspberry PiのGPIOピンを番号順に並び替えてくれるボード「RasPiO Pro Hat」に出資してみたよ

    Raspberry PiのGPIOピンを番号順に並び替えてくれるボード「RasPiO Pro Hat」に出資してみたよ

    タイトルそのまんま。小型のコンピュータ Raspberry Pi は 40本 のGPIO(General Purpose Input/Output、汎用入出力)ピンを備えており、LED を繋げたりモーターを制御したりと色々なことが出来るのですが、番号に並んでいないためややこしく、繋ぐ場所を間違えやすいという難点がありました。

    RasPiO Pro Hat は GPIO ピン全体に差し込んで使うもので、GPIO ピンの位置を番号順に並び替えてくれる、というもの。さらに過電流や過電圧/不足電圧になってもボードを保護してくれる機能も備えているとのこと。なにそれ凄い。

    差しこむだけでハンダ付けもせずにすぐに使えるうえ、ブレッドボードも備えているスグレモノ。差し込めば即電子工作可能、というわけですね。

    出資額は 12ポンド、さらに日本への送料として 2ポンド必要でしたので、合計 14ポンド(約2,316円)でプロジェクト成功時に RasPiO Pro Hat がひとつ送って頂ける模様。

    今年の6月に届く予定だそうなので、また届いたらご報告したいと思います。

  • 3Dプリンタ製の部品と壁美人で棚を作るのに味をしめたので bronzeFill を使って味のある棚を作ってみた

    3Dプリンタ製の部品と壁美人で棚を作るのに味をしめたので bronzeFill を使って味のある棚を作ってみた

    この前の棚設置記事以来、次々と棚を設置中で若干「棚を設置すること」が目的になりつつあります。

    ちなみにこちらはこの前の棚の下にさらに設置した棚。

    Jan 12 20161 copy

    Jan 12 20162 copy

    しかし、同じ棚ばかりではつまらないので、少し贅沢して「年月とともに味が出てくる」棚を作ってみることにしました。

    木材は贅沢にウォールナット

    前回はアマゾンジャラでしたが、今回はさらに高級木材としてメジャーなウォールナットを使いました。90 × 20 × 2 cm とそれなりの大きさです。

    Jan 12 20163 copy

    無垢のウォールナット材です。経年して味のある色に変わっていくことでしょう。

    壁美人は 12kg 対応タイプ

    前回は 8kg 対応タイプを2個使って支えましたが、今回は棚が大きいこともあり、12 kg タイプを2個使いました。

    ブラケットは bronzeFill を使い3Dプリンタで製作

    Jan 12 20161

    bronzeFill は以前お伝えしたとおりブロンズの粉が含まれたフィラメントで、なかなかお高い部類のフィラメントです。これを贅沢に使用してブラケットを製作。

    Jan 12 20162

    無垢のウォールナットの色と奇跡的にマッチするという。

    bronzeFill は造形したあとからジワジワと緑青が表面に発生したりして時間の経過とともに味が出てきます。

    いざ、設置

    Jan 12 20163

    普段使っている iMac の上に設置。最初は圧迫感がありましたが、数分で慣れました。

    Jan 12 20161 copy copy

    とりあえず好きなモノを並べてみたり。

    問題点

    今回、「年月とともに味が出てくる」のを目標に棚を設置しましたが、ウォールナットはおそらく手の脂で少しずついい味が出てくると思いますし、bronzeFill もいい感じに味が出てくるはずですし、壁美人により 24 kg まで問題ないはずなんですが・・・。

    心配しているのは bronzeFill で製作したブラケットの強度です。もともと若干やわらかい感じのフィラメントですし、造形後も手で研磨できる程度にやわらかいので、年月とともにブラケット部分が荷重に耐え切れなくなるのかな〜・・・と。

    まぁ、その頃にはもっと良い 3Dプリンタの材料が出ていると思いますので、それで作り変える予定ですが(^_^;)

    というわけで、こちらからは以上です。

  • スカルプト(彫刻)できる3Dプリンタフィラメントがすごい

    スカルプト(彫刻)できる3Dプリンタフィラメントがすごい

    3Dプリンタ「BS01」の Facebook コミュニティ経由で知ったのですが、彫刻用のスカルプトクレイ「Cx5」のメーカーが3Dプリンタ用のフィラメントを開発しているようです。なにそれ欲しい。

    スカルプトクレイ Cx5 とは

    原型師としてスポーツ系フィギュアの原型を作ってきたアダム・ビーン氏が、造形用に開発したスカルプトクレイ(彫刻用粘土)。

    その謳い文句は

    Models like clay, tools like plastic, finishes like wax.™

    とあるように、粘土のように造形でき、プラスチックのように装飾でき、ワックスのように仕上げられる、という原型を作る人にとっては夢の様な材料。

    以下の動画のように原型を作れるという代物です。

    https://www.youtube.com/watch?v=8zYkiEOrnKs

    要するに「温かい時は粘土のように扱え、冷めるとプラスチックのように硬くなる」わけですが、あれ、それって「造形する時は温めて柔らかくして、モノを造形する」3Dプリンタと相性がすっごくいいんじゃな〜い?

    というわけで実際に彫刻できる3Dプリンタフィラメントとして開発されているのがこちら。

    https://www.youtube.com/watch?v=XXPrm0-0EV8

    なにこれ欲しい。

    軟化温度は通常のフィラメントよりもかなり低そうなので、例えば BS01 だとファームウェアの書き換えが必要(エクストルーダーを動かせる最低温度が決まっているので)になりますが、フィギュア造形をしている人にとっては夢の様なフィラメントじゃないでしょうか。

    BS01 では使えない可能性もありますが、購入できるようになったら特攻する予定ですのでご期待ください。