タグ: PolyFlex

  • 3Dプリンタで口腔リハビリ用のトレーニングモデルを作ってみたよ

    3Dプリンタで口腔リハビリ用のトレーニングモデルを作ってみたよ

    このブログを普段からお読み下さっている方もお忘れかもしれませんが、ワタクシ、歯医者ですので、3Dプリンタを手に入れたのは「歯科関係の器具を作りたい」というちゃんとした目的があったからなんです。決しておっぱいを造形するのが目的じゃないんですよ!

    しかしワタクシ「目的のためには手段を選ばない」人間ではなく「手段のためには目的を選ばない」タイプの人間ですので、とりあえず目の前の手段(3Dプリンタの改造、新フィラメントのテスト、等)に手を出してしまっていたのですが、3Dプリンタを手に入れてから 2年余りの経験値を蓄積した結果、ようやく当初の目的の「歯科関係の器具」を作りました。

    口腔リハビリとは

    まだまだあまり一般的ではない言葉かもしれませんが、例えば脳梗塞の後遺症などで身体の機能の一部が麻痺して失われた方に対し、口腔領域の機能のリハビリテーションを行うことで、失われた摂食・咀嚼・嚥下機能を回復させ、栄養摂取を円滑にするとともに、全身の回復を目指すことを目的とした「リハビリのスタート地点」と呼ぶべきリハビリテーションが「口腔リハビリ」です。

    自分は日本の口腔ケア・口腔リハビリの第一人者であり現在も最前線で戦っておられる黒岩恭子先生から色々とご教授頂き、訪問診療の際に活かしております。

    口腔リハビリ用のトレーニングモデル

    自分もまだまだ勉強中の身ではありますが、人に口腔リハビリの方法を伝える際に、実際に目の前に患者さんが居れば伝えやすいですが、そうでない場合(講演や勉強会の場など)は、なかなか伝えにくいものです。

    そこで、高齢者を想定した無歯顎(歯が全く無い顎)の模型に、舌部分を足したトレーニングモデルを製作しようと思い立ちました。

    無歯顎骨を用意

    May 30 20168

    以前、明成化学の ABS フィラメントを試してみた際に造形した下顎骨。これを元に製作していくことにしました。

    舌部分を用意

    骨の部分は CT のデータとして明瞭な部分なので扱いやすいのですが、軟組織である舌やその周囲の部分は CT では不明瞭ですし、MRI のデータから舌の部分だけを切り出すのもなかなか大変です。さて、どうしたものか。

    吐くのを我慢しながら自ら型取り

    Jul 04 20166

    歯医者で型取りしたことの有る方はわかるかと思いますが、あれってなかなか苦しいですよね。その型取り材を口の中いっぱいに詰め込んで型取りました。これは皆さんが経験されたことの有る型取り材の数倍の量を使いました。

    正直、マジで吐くかと思った。

    Jul 04 20161 Jul 04 20162 Jul 04 20163 Jul 04 20164 Jul 04 20165

    型取りした舌模型を下顎骨の造形物に石膏にてピッタリと合わせます。

    舌部分を3Dスキャン

    所有している 3Dスキャナ「Matter and Form」を使って舌模型をスキャンします。

    Jul 04 201612

    ABS でテスト造形

    造形データにおかしなところがないか、ABS で造形してみて確認。

    Jul 04 20167

    問題は無さそうなので、次の段階へ進みます。

    PolyFlex でテスト造形

    Jul 04 20168

    フレキシブルタイプでも造形可能であることが判明したので、さらに次の段階へ進みます。

    FilaFlex の赤で最終造形

    とあるきっかけで WitboxJapan さんから頂いた FilaFlex の赤を用いて造形します。

    Jul 04 20169

    無事に造形完了。

    合体

    造形が終わった下顎骨と舌部分を合体させるとこうなりました。

    Jul 04 201610 Jul 04 201611

    実際に触ってみるとこんな感じです。

    舌全体を押したり、掴んだり、舌下筋群を押したりするトレーニングが行えるモデルが出来上がったと思っています。

    まとめ

    ここからさらに使いやすいように改良を加えていく予定ですが、とりあえず「歯科関連の器具を作る」という当初の目的がようやく達成されました。

    現在、他にも進めている歯科関連プロジェクトがありますので、どんどんご報告していきたいと思っております。

    今回出来上がったトレーニングモデルは、前述した口腔リハビリの第一人者である黒岩恭子先生にお送りさせて頂きました。

    こちらからは以上です。

  • 3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸2年が経ちました

    3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸2年が経ちました

    2013年12月24日 にクラウドファンディングサイト「kibidango」にて出資を募っていた国産の超小型3Dプリンタ「BS01 BONSAI Mini」に出資し、ABS/PLA 組み立てモデル、いわゆる「初代 BS01」を手に入れたのが、2014年3月24日。1年経った時に「使い始めてちょうど一年経ちました」という記事を書きました。

    そしてさらに1年経った今、この1年で何をしてきたのか、3Dプリンタ界隈ではどんなことが起こったのか、2年目を振り返ってみたいと思います。

    2年目を振り返る

    179ドルのデルタ式 3Dプリンタ「Tiko」に出資

    低価格のデルタ型3Dプリンタに出資しました。もうすぐ届く予定なので、届いたらまたレビューしたいと思っております。

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    歯科用ワックスペンが大活躍

    歯科用ワックスペンで3Dプリントの積層痕を綺麗に整えてみました。PLA、ABS、PolyFlex と色々やってみました。今もたまに役に立ってくれています。

    May 09 20153

    小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届く

    出資していた 299ドルの小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届きました。

    BS01 に比べたら造形品質は低いですし造形速度も圧倒的に遅いのですが、場所を取らない超小型である点、また静音性に関しては利点だと思っています。

    BS01 と一緒に現役続行中です。

    May 30 20152

    100円ショップのマニキュアトップコートで綺麗にしてみた

    女装の話じゃありません。造形物をマニキュアのトップコートで綺麗に整えてみたお話。意外と安価で綺麗になるので、今もたまに使っています。

    Jun 26 20153

    Raspberry Pi に AstroBox をインストールして BS01 を制御

    ずっと手を出したいと思っていた小型のコンピュータ、Raspberry Pi。それを使って BS01 を制御してみました。

    今はさらに小型の Raspberry Pi Zero に代替わりし、現役続行中です。

    Jun 29 20151

    フレキシブルフィラメントで歯列模型を作ってみた

    フレキシブルフィラメント「PolyFlex」で歯列模型の歯肉部分を造ってみました。

    Aug 18 20152

    調子に乗って歯列模型の歯と歯グキの色を入れ替えてみたらヤヴァい事になりました。これはひどい。

    Sep 19 20151

    そして、マジックインキを使ってピンク色の歯グキを造形することに成功しました。シマシマなのはそのうちなんとかしたい。

    Oct 17 20155

    プラスチック成形加工学会誌で解説記事を書きました

    ボンサイラボ様からお話を頂き、何故か歯医者がプラスチック成形加工学会誌で解説記事を書きました。原稿料はフィラメント代に消えました、はぃ。

    Aug 26 20151

    3Dプリンタを比較検索できるサイトを開設

    どんどん登場する個人向け3Dプリンタを比較検索できるサイトがあったら良いな〜と思い立ったので作りました。

    新機種の情報を見かける度に、チマチマと追加するようにしております。

    研磨が簡単にできる高性能 PLA フィラメントが登場

    ブログ読者の方にはお馴染み、おっぱい用フィラメント研磨が簡単にできる高性能PLAフィラメントが登場。

    Oct 09 20151

    3Dプリンタのノズルを綺麗にするだけの専用フィラメントを試す

    きちんと使っていれば、なかなか「ノズルが詰まる」という現象は起こらないと思うのですが、フィラメントの種類によっては色素やカスのようなものがノズル内に残って次のフィラメントに悪影響を与える場合があるので、そういう時に重宝しています。

    Oct 29 20157

    ボンサイラボを訪問

    BS01 の開発・販売元である、ボンサイラボを訪問。

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    ボンサイラボから FabPod™ が登場予定

    BS01 の後継機種、というよりは、より低価格で教育機関向けの製品としての新機種、 FabPod™ がお披露目されました。欲しいです。

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    BS01 のドライブギアが消耗してしまったので交換

    流石に2年近くも経てば、消耗する部分もできていますが、自分で組み立てたおかげで射出不良も無事に復活。

    デアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンタが続々と完成

    一年間、コツコツと組み立てた方々の元に BS01 の兄弟機、idbox! が続々と完成していきました。それと共に様々な問題が発生しているようなので、一筆書きました。

    2年目を振り返って

    BS01 が我が家に来てから丸2年、また色んな事が有りましたが、ひとつ思うことは、「2年経っても BS01 は充分に主力」だということ。

    同価格帯の製品は、正直言うと技術的には頭打ちで、劇的な技術革新が無い限りは、精度が上がることは無いと感じています。大量生産されることで価格が下がることは有るかもしれませんが、3Dプリンタがそもそも「プロトタイプ(原型、試作品)」を製作するのが目的とされていることを考えれば、これ以上劇的な進歩は必要とされていないのかもしれません。

    これは個人向けインクジェットプリンタの性能がある程度の段階で頭打ちしたのと同じ現象が起きていると考えています。

    もちろん個人的にはもっともっと低価格で高性能になってくれればありがたいんですが(^_^;)

    ともあれ、3年目に突入した BS01 と歯医者を今後とも宜しくお願い申し上げます。

  • 白の PolyFlex フィラメントに魔法をかけてピンク色の歯グキを3Dプリントしてみた

    白の PolyFlex フィラメントに魔法をかけてピンク色の歯グキを3Dプリントしてみた

    これまで PolyFlex を使って歯茎の模型を3Dプリントしてきましたが、今のところ PolyFlex シリーズは赤やピンクの色が販売されていないので、白の PolyFlex に魔法をかけてピンク色の歯グキを3Dプリントしてみました。

    魔法はこちら

    PolyFlex にかけた魔法はこちら。

    Oct 17 20151

    そう。マジック。マジックインキです。

    この方法を教えていただいたのは、3Dプリンタ「BS01」の Facebook コミュニティのユーザーの方。いつもお世話になっております。

    本当は教えていただいたのはマジックインキではなく「マッキー」だったのですが、同じく油性のこれなら大丈夫だろうと。

    というか近所の100円ショップにこれしか売ってなかったんです、はい。

    使用するフィラメントの長さ分を塗る

    私が使っているスライサーソフト Simplify3D では、使用するフィラメントの量(長さ)を表示してくれるので・・・

    Oct 17 20151

    その長さ分だけマジックインキを塗っていきます。

    Oct 17 20159

    それをスプールに巻き戻していきます。

    Oct 17 20158

    いざ、3Dプリント

    さぁ、以前は白かった歯グキ部分がとうとうピンク色になります!

    Oct 17 20156

    思ってたのと違う。

    一応、全体で見ればピンク色になっていますが、おそらく塗った量に少しずつ違いがあり、薄いところと濃いところの差が出てきてしまったのだと思います。

    Oct 17 20155

    歯の部分を乗せると今までよりは歯グキっぽく見えますね。

    Oct 17 20152

    積層痕がハッキリと見えない方向からは少しいい感じに見える・・・かも。

    白の歯グキ模型と比較

    Oct 17 20153

    白と比較するとかなり歯グキ感が出ています。

    Oct 17 20154

    以前の「歯と歯茎の色を逆転させてみた」時の模型と比較。

    やはりこの配色が見慣れた歯と歯グキの関係ですね。

    魔法をかけた後の注意点

    ノズルにマジックインキのインクが少し残ってしまうので、別のフィラメントを使う場合は、しばらく別のフィラメントで押し出しを行ってから造形したほうが良いです。

    Oct 17 20157

    シルバーのフィラメントが、最初のほうが赤く染まっているのがわかるでしょうか。きちんと別のフィラメントで押し出してやれば、その後の造形に問題はありませんでした。

    というわけで、魔法使いのおっさんからは以上です。

  • 歯医者がフレキシブルフィラメント「PolyFlex」で歯列模型の歯肉部分を造ってみたよ

    歯医者がフレキシブルフィラメント「PolyFlex」で歯列模型の歯肉部分を造ってみたよ

    たまには歯医者らしいネタもやらねば、ということで、既存の歯列模型の歯肉部分を、柔らかいフィラメントである PolyFlex で造形してみました。

    元の歯列模型

    用意した歯列模型はこちら。ニッシンという会社の、既成品です。

    Aug 18 20157

    今回造形したいのは歯肉部分だけなので、歯の部分を外します。

    Aug 18 20158

    これを歯科用の高精度3Dスキャナでスキャンしてもらいます。前回と同じく、今回も株式会社メディナ様にご協力頂きました。

    スキャンデータを PolyFlex で造形

    スキャンしたデータをスライサーソフト Simplify3D で読み込み、G-CODE へ変換。

    Aug 18 20151

    3Dプリンタ BS01 にて、フレキシブルフィラメント PolyFlex で造形。

    Aug 18 20156

    積層ピッチは 0.3mm です。

    Aug 18 20154

    裏面はこんな感じ。

    歯牙の部分を合体させる

    別に製作しておいた歯牙の部分。これは歯科用のアクリルレジンで製作しています。

    Aug 18 20155

    合体!!

    Aug 18 20152

    PolyFlex は今のところ白、黒、黄色、オレンジの4色しか無いので、歯肉の色を出すには自分でフィラメントに顔料を足さなければなりませんが、歯列模型を製作するという目的は達することが出来ました。

    今後の目標

    まずは前述した「歯肉色にする」ことでしょうか。

    また、歯牙部分も3Dプリンタで造形するのも面白いかもしれませんが、歯牙部分に関しては歯科業界では既に切削加工が一般的になってきており、今のところそちらを3Dプリンタで製作するメリットは無いかなぁ、と思っております。

    今後もたまに歯科ネタを織り交ぜていきたいと思います。

  • フィラメント使用履歴・在庫の備忘録

    フィラメント使用履歴・在庫の備忘録

    これまでに使ってきたフィラメントの使用履歴・備忘録です。忘れっぽいのでこんなことでもメモしておかないと(^_^;)

    思った以上に使ってきたフィラメントが多いのと、眠っているフィラメントが多すぎた件。

    使用済

    種類色解説残量
    PLAグレー(bonsailab 初期取り扱い品)無し
    PolyPlusクリア(bonsailab 取り扱い品)無し
    PolyPlusホワイト(bonsailab 取り扱い品)無し

    使用中

    種類色解説残量
    PLAシルバー(bonsailab 初期取り扱い品)少量
    ABSイエロー(bonsailab 初期取り扱い品)少量
    ABSホワイト(bonsailab 取り扱い品)少量
    PolyFlexホワイト(bonsailab 取り扱い品)充分
    PolyPlusブラック(bonsailab 取り扱い品)充分
    PET+ブルーMadeSolid 製少量
    PET+クリアブルーMadeSolid 製少量
    SB17クリアムトーエンジニアリング製少量
    PLAピンクColorFabb 製少量
    PLAブルー3DOM 製少量
    LAYFOMM 40ホワイトFormFuture 製充分
    LAYFOMM 60ホワイトFormFuture 製 充分
    GELLAYホワイトFormFuture 製充分
    PolySuppotホワイト(bonsailab 取り扱い品)少量
    bronzeFillブロンズColorFab 製少量
    CopperFillカッパーColorFab 製少量
    ABSホワイトStep3D 製少量
    FilaFlexゴールドRecreus 製少量
    PLAレッド不明少量
    Oliospecホワイト不明充分
    ABSブラウン(bonsailab 取り扱い品)充分
    ABSグレー(bonsailab 取り扱い品)充分

    未使用

    種類色解説残量
    PLAレッド(SCOOVO 純正品)未開封
    ABSベージュ(bonsailab 取り扱い品)未開封
  • 歯科用ワックスペンで PolyFlex の 3Dプリント造形物の剥がれを修正してみた

    歯科用ワックスペンで PolyFlex の 3Dプリント造形物の剥がれを修正してみた

    歯科用ワックスペンで PLA の造形物を綺麗にしてみる、に引き続き ABS の造形物を綺麗にしてみる、もうまくいきました。

    今回はフレキシブルフィラメントである PolyFlex ではどうなるのか、試してみました。

    底面と外壁の間に起こりがちな剥がれを直す

    今回ご用意した剥がれはこちら。

    May 28 20151

    PolyFlex はもともと積層どうしの接着は強いフィラメントですが、プリント時の設定に不備があるとこんな感じに底面と外壁部分が剥がれやすくなったりします。

    これを前回と同じく、200℃設定で綺麗に接着してみました。

    May 28 20152

    こんな感じで撫でて押し付けるように。

    May 28 20153

    白いのでわかりにくいですが、剥がれは修正出来ました。

    PLA や ABS と違う問題点

    PLA や ABS と違って ABS のフレキシブルフィラメント独特の粘りがあるので、ワックスペンシルの先に若干粘りつくような感じがありました。

    この粘りつく感じが、せっかくくっつき始めた剥がれを再度剥がしてしまったりしたので、ちょっと PLA や ABS とは違ってテクニックが必要な気がします。

    また、粘り着く+フレキシブルな素材なために、PLA や ABS のように表面を滑らかに修正する、というのは難しいと思います。

    とりあえず、簡単な剥がれの修正ならば補助器具として備えておいても損はないかもしれません。

    デジタルワックスペン ー ワックスナイフ SJK-110 AC100~240V 50/60HZ 20W Annhua
    Annhua
  • 3Dプリンタ「BS01」を使い始めてちょうど一年経ちました

    3Dプリンタ「BS01」を使い始めてちょうど一年経ちました

    2013年12月24日 にクラウドファンディングサイト「kibidango」にて出資を募っていた国産の超小型3Dプリンタ「BS01 BONSAI Mini」に出資し、ABS/PLA 組み立てモデル、いわゆる「初代 BS01」を手に入れたのが、2014年3月24日。

    そこからちょうど一年経ちました。

    一年経った今、手に入れた時と比べてどう変わったのか、何をしてきたのか、どんなことが起こったのか、この一年を振り返ってみたいと思います。

    一年を振り返る

    組み立てが終わり最初の頃の造形

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    組み立てが終わり、調整がある程度済んだ頃、2014年3月31日時点での造形物。

    改めて見てみると、全くの無改造状態でここまで綺麗に造形できているって凄いことだと思います。

    フレキシブルフィラメント初体験

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    2014年4月9日、フレキシブルフィラメント「PolyFlex」を初体験。

    フレキシブルなフィラメントは口腔ケアへの応用をずっと視野にいれており、ここから様々なフレキシブルフィラメントを試していくことになりました。

    有料スライサーソフト Simplify3D を購入

    140ドルの有料スライサーソフト「Simplify3D」を購入。

    正直、悩んだ末での買い物でしたが、購入以来の 3Dプリントはほぼ全て Simplify3D を使い続けているくらい、買って良かったと思っています。

    PET フィラメント初体験

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    2014年5月3日、PET フィラメント「PET+」を初体験。

    フレキシブルフィラメントほどではないですが、若干柔らかく、まさにペットボトルと同じ感じ。表面の光沢は試した全てのフィラメントの中で最も美しいと思いました。

    リフレッシュプラン被験者第一号になる

    2014年7月4日、BS01 のリフレッシュプランを受けました。

    BS01 をオススメできる理由のひとつとして、このリフレッシュプランの存在は欠かせません。

    自分で組み立てても、完成版を手に入れても不具合を生じたらリフレッシュプラン!不具合を生じたらリフレッシュプラン!

    大事なことなので二回言いました。

    ちなみにボンサイラボさんからお金貰ったりしてないです。ほんとです。

    ブロンズ含有フィラメント初体験

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    2014年7月31日、ブロンズ含有フィラメント「bronzeFill」を購入してみました。

    金属含有フィラメントはこれ以降も「copperFill」「brassFill」とリリースされており、また他のメーカーもどんどん似たようなフィラメントを開発しているので、今はまだまだお高い部類のフィラメントですが、今後安くなってくれればいいな、と思っています。

    BS01 が BS01+ としてリニューアル

    2014年11月11日、我々初代ユーザーを始め、その後順調に増加していった BS01 ユーザーの意見やテストなどを参考に、BS01 がリニューアル。

    初代ユーザーとしては嬉しい限りです。

    BS01 を歯医者仕様に

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    2014年11月29日、BS01 を歯医者仕様に改造。

    我ながらお前は何をやっているんだと思った。

    施してきた様々な改造を公開

    2014年12月14日、それまで初代 BS01 に施してきた改造を公開。

    思えばいろんな改造を施してきたものです。

    正体不明のフレキシブルフィラメントを試す

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    2015年1月15日、オリオスペックにて販売されていた正体不明のフレキシブルフィラメントを購入。

    正体は中国製のフィラメントでしたが、思った以上に望んでいた性能が得られ、購入してよかったフィラメントのひとつです。

    約6万円と約300万円の3Dスキャナの性能を比べる

    2015年1月19日、歯科用の業務用スキャナと、個人向けの安物スキャナの性能を比べてみました。

    なかなか悲しい現実を突きつけられる一方、今後個人向けも業務用に近い性能のものが出てきてくれることを期待しています。

    BS TOY の発表

    子供向け 3Dプリンタ「BS TOY」の開発がボンサイラボから発表されました。

    今後の購入リストのひとつに入っております。

    特殊フィラメント PORORAY を初体験

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    2015年2月4日、造形後に水につけると柔らかくなる特殊フィラメント「POROLAY」3種類を初体験。

    なかなか使いドコロが難しそうなフィラメントでしたが、フィラメントの種類だけアイディアも生まれると私は思っています。

    フレキシブルフィラメント「SemiFlex」初体験

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    2015年2月10日、ボンサイラボ様から頂いたフレキシブルフィラメントを試してみました。

    この頃になると、フレキシブルといえば私、と BS01 コミュニティ内で呼んで頂ける程度にはなってきました。

    スチレン・ブタジエン樹脂のフィラメントを初体験

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    2015年2月15日、ムトーエンジニアリングのスチレン・ブタジエン樹脂のフィラメントを試してみました。

    BS01 を手に入れた頃は、フィラメントといえば ABS と PLA、という状況でしたが、この一年でそうも言えない状況になってきましたね。

    振り返ってみて

    こうしてまとめてみると、いろんなことがありました。

    もしかしたら、3Dプリンタが成長する一番よい時期に BS01 と出会えたのかもしれません。

    今後、BS TOY も購入予定ですし、今後とも宜しくお願い致しますボンサイラボ様。

  • 3Dプリンタにどっぷり浸かった歯医者が2014年に買ってよかったモノまとめ

    3Dプリンタにどっぷり浸かった歯医者が2014年に買ってよかったモノまとめ

    年末のブログといえばもはや風物詩のこのネタ。

    個人、仕事で購入したもののうち、買ってよかったと思うものをつらつらと書いていきたいと思います。3Dプリンタ関連が多いですが、そうでないものもわりとあります。

    BS01 BONSAI Mini

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    このブログではお馴染み、ボンサイラボの3Dプリンタ、BS01。

    厳密に言うとクラウドファンディングサイト「kibidango【きびだんご】」で出資したのが昨年末なのですが、実物が来たのは今年の3月なので今年に買ったものとしましょう。

    なんとなく時代の流れに乗りたかったから購入した3Dプリンタですが、プライベートはもちろん仕事においても色んなアイディアが湧いてきて困っています。何が困るってアイディアを形にする CAD 能力が無いところでしょうか。来年は、CAD 能力を高めることがメインになりそうです。

    FOLDIO

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    折りたたみ式の簡易スタジオ。基本的に自室は片付いていない人なので、周囲の余計なものが入らない簡易スタジオは個人的には必須です。ほとんど自室用ですが、もう一個、往診用に買おうか悩んでいるところ。

    こちらはクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて出資して手に入れたものです。

    アウリスシェルズグロッケン ペンタトニック 7音

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    もうすぐ3歳になる姪のために購入したもの。

    とにかく音が美しい。澄んだ音、という表現がまさにそれ。どの音を叩いても和音になるように構成されているため、不協和音になることがなく、好きに叩いて遊んでいても周りが不快にならないのは嬉しいところ。

    正直、姪よりも周りの大人が楽しんでいる感はあります、えぇ。

    フィリップス 鼻毛・耳毛カッター

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    ネットで「買って捗った物」のトップ100に入ってるんじゃないかと思うくらい頻繁にその名を聞く鼻毛カッター。

    実際、この鼻毛カッターで3台目です。やっぱり刃物である以上、切れにくくなっていくのも事実なので、買い替えは必須かと。きちんとメンテナンスすればもっと使えるよ、という意見もありますが、そこまで高くもないし、買い換える際には前よりもちょっと使いやすくなっていたりするので、基本的に買い替え派です。

    Lumio

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    本のような照明。

    見た目は完全に本ですが、開くことでとんでもなく明るい照明になります。惜しむべきは充電が思ったより早く無くなること。それでも一時間以上は照らし続けてくれるので、小屋裏部屋で片付けしたりする時に重宝しています。あと、知らない人に見せた時の「えーっ?!」という反応が良すぎるのでそれも楽しいところ。

    こちらはクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて出資して手に入れたものです。

    Apple Lightning VGAアダプタ / Digital AVアダプタ

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    職業柄、いろんな施設で講演したり、歯医者同士の勉強会等でプレゼンすることが多いのですが、最近はノートパソコンを持ち歩かず、iPad のみで済ませています。荷物が小さくて済みますし、起動も早いですしね。

    ただ、ノートパソコンと違って変換アダプタを繋げないと会場のプロジェクタに接続できないので、どうしても必要になり購入。会場のプロジェクタが HDMI 端子を搭載していない場合もあるので、VGAアダプタはどうしても必要になります。

    あと、最近は Macbook の同業者も多く、Macbook もプロジェクタに繋げるために変換アダプタが必要になるのですが、意外と忘れてくる方が多いので、自分には必要が無いですがそれも常に持ち歩いています。思った以上に出番があるのが困ったもので(^_^;)

    GOD EATER 2

    普段、そういう話をほとんどしないので「えっ、ゲームとかするんですか?」とよく言われるんですが、いわゆる隠れゲーマーというやつなんでしょうか。

    モンスターハンターのようなクエスト受注型のゲームで、前作である「GOD EATER」もプレイしていたので、発売からちょっと日が経ってから購入しました。続編である「GOD EATER 2 RAGE BURST」も既に予約購入しています。発売は2015年2月ですが、時間を確保してプレイしたいと思います。

    実践Fabプロジェクトノート

    3Dプリンタ「BS01」が届く1ヶ月前に購入したもの。初めて3Dプリンタに触れるうえに、工業系とかそういうのは全くの素人なので、少しでも雰囲気を掴んでおこうと購入したもの。

    それまで存在すら知らなかったカッティングマシンやレーザー加工機、CNCフライスやCNCルータといったものについても知ることが出来ました。最終的には電子工作も出来るようになりたいですね。

    Simplify3D

    s3d

    「モノ」と呼んでいいのかわかりませんが、3Dデータを3Dプリンタで出力するための形式に変換して出力するためのソフトです。

    同じ分野のソフトが無料で手に入る時代に、140ドルのソフトを購入する必要があるの?という疑問があるかもしれませんが、デザイナーが無料の画像ソフトがこれだけたくさんある中 Photoshop のような有料ソフトウェアを購入するのと近い部分があるかもしれません。

    無料でも確かに同じことは出来ますが、無料のソフトよりも変換が明らかに早く、より痒いところに手が届き、より使いやすいソフトであれば、それにお金を出す価値があると私は思います。実際、私は3Dプリンタ「BS01」ではずっとこのソフトを使って変換したデータで出力させています。

    惜しむべきは「日本語版が存在しない」ということでしょうか。Simplify3D Software の中の人も、日本人ユーザーが増えそうだったらローカライズを考えているそうですが、今のところそんなに日本人ユーザーは多くなさそうなので、実現していません。当ブログにも「Simplify3D 日本語」という検索ワードで訪問する方が多いので、来年は Simplify3D の使い方について日本語で解説記事を書いていけたら良いなと思っています。

    キネティックサンド

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    これももうすぐ3歳になる姪のために買ったモノ。室内用の砂遊び用砂。砂にポリマー粒子が混ぜてあるらしく、散らからないので片付けも楽。

    何より感触がなんとも言えない。これも姪よりも周りの大人が遊んでいる感があります。

    フレキシブルフィラメント PolyFlex

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    3Dプリンタを買ってよかったと思った一因がこれ。3Dプリンタ用の高機能フィラメントの一種ですが、フレキシブル、つまり柔軟性があるフィラメント。造形したものは普通のプラスチック製品のようにカチカチではなく、柔らかいものが出来上がります。

    医療分野に於いて「柔らかい」というのは当然ながら重要性が高くて、あれやこれやとアイディアが浮かんできたのもこのフィラメントのおかげ。初期型の「BS01」ではこのフィラメントを使うのは苦労しましたが、改良が加えられた現行型の「BS01+」では問題なく使用することが可能になりました。Facebook の BS01コミュニティ内で試行錯誤したユーザーの皆様の成果のひとつですね。

    今後も様々な高機能フィラメントが出てくると思うとオラわくわくがとまんねぇぞぉ?

    bronzeFill

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    こちらも3Dプリンタ用高機能フィラメント。ブロンズ(青銅)粉が含まれており、プラスチック主体なのに磨くと金属光沢が生まれます。フィラメントもずっしりと重く、金属、という感じがします。現在は copperFill という銅粉が含まれたものも登場し、3Dプリンタで作れるものの種類(材料的な意味において)が広がったことを実感できますね。

    正直、コストは凄く高いので、シロウトにはオススメできない。マジで。

    ハルロック

    唐突に漫画です。電子工作が好きな女の子のお話。

    3Dプリンタを手に入れて、CNCルーターやレーザーカッターも注文し始めちゃった私が電子工作にも興味を持ち始めたのは当然(?)の流れ。でもまったく工学やら何やら知らないド素人なので、入門になればいいかなと思って購入してみました。

    正直、作中で主人公が何言ってるかわからない場面が多々ありますが、わからなくても楽しめます。「電子工作でこんなこと出来るのか!」が気軽に読める漫画、と考えたら良いと思います。

    BuildTak

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    3Dプリンタ「BS01」ユーザーの間で「これを知ったらもう戻れない」とまるで怪しい薬のような評判になっているのがこれ。BuildTak。

    3Dプリンタの造形物がプリントされるベッド部分に貼り付けるものなのですが、これがあるとないとでは造形成功率が格段に違います。

    3Dプリントする際、ベッド部分に最初に張り付く層(ファーストレイヤー)がきちんとくっついてくれることが最初の難関なのですが、これが登場するまでは「両面テープをベッドに貼り付ける」「スティックのりをベッドに塗る」「ケープスーパーハードスプレーをベッドに吹き付ける」などなど、先人の知恵が色々と存在していました。

    それでもなかなか貼りつかず、造形失敗の主たる原因となっていました。正直、それが理由で3Dプリンタを手に入れたはいいがなかなか成功せず、手放した人も少なくないのではないかと勝手に思っています。そのくらい、プリント成功の可否を決定する要因のひとつでした。

    ところがこの BuildTak をベッドに貼ると、なんということでしょう。それまでの苦労がまるで嘘だったかのように、簡単に造形物がベッドに張り付いてくれるのです。これは脚色でも誇張表現でもなんでもなく、事実を述べています。しかも、一回ごとの使い捨てではなく、何百回も繰り返し使えるのです。私も5枚購入しましたが、実はサンプルとしてボンサイラボ様から頂いた一枚目が未だにしっかりと張り付いてくれるため、張替えなしでずっと造形できています。

    3Dプリンタをお持ちの方で造形物がベッドに張り付かない、という悩みを持っておられる方は、是非とも手に入れてこの効果を実感していただきたい。

    ボンサイラボのサイトでも購入できます。

    まとめ

    参考になりましたでしょうか。

    この他にも色々と散財したりクラウドファンディングで出資したりしているのですが、「よかった!」と思えるものって意外と少ないですものよね。

    「これは買って失敗した!」というモノもまとめようかと思いましたが、営業妨害になりかねませんしやめておきます(^_^;)

    来年も散財して経済流通に貢献したいと思います。

  • 【追記あり】フレキシブルフィラメント「PolyFlex」を3Dプリンタ「BS01」で使う際の各スライサーソフトの設定

    【追記あり】フレキシブルフィラメント「PolyFlex」を3Dプリンタ「BS01」で使う際の各スライサーソフトの設定

    前提としてBS01でPolyFlexを使うのは難しい点

    標準状態の BS01 で PolyFlex を使う際、ほぼ全員が同じ症状に悩まされることと思います。

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    それは上記写真のように PolyFlex がフィーダーの部分でグネグネと詰まってしまうこと。何も知らずに他のフィラメントと同じように扱ったら、まず間違い無くこの症状に行き当たると思います。私も造形成功するまでにこの症状に悩まされ、試行錯誤した結果を記述していきたいと思います。

    追記:
    リニューアルした「BS01+」では新型フィーダーにより PolyFlex を特殊な設定の必要なく使用することが可能になりました。
    また、初代 BS01 ユーザーの方も、新型フィーダー部分のみの購入も可能になっています。

    何故このような現象が起こるのか

    フィーダーのところで詰まってしまう原因ですが、何回かテストを繰り返しているうちに、ほぼ同じ条件で詰まることが分かりました。

    恐らくですが、原因は吐き戻し(リトラクト)の際に起こると考えています。

    通常、外形から内部の充填に移る際などに一瞬フィラメントを吐き戻します。その際に通常のフィラメントならその硬さのおかげで普通に吐き戻されますが、PolyFlexは柔らかいため、ガイドチューブの中で伸びてしまい、再度吐き出される際に通常とは違う圧がかかってしまうために起こるのではないかと予想しました。

    行った対策と結果

    とりあえず、フィーダーの急激な圧の変化を防ぐために、全ての造形速度を「15mm/s」にして最初の造形が成功。それでもまだ詰まりが起こった為、単純に造形速度(フィラメント送り出し速度)だけの問題ではないと確認。

    吐き出しの戻し長さを設定を「0」にしたことで、当初失敗した「30mm/s」の造形速度でも成功しました。

    ただ、PolyFlex の推奨速度として書いてある 60mm/s の造形速度ではやはりフィーダーのところで詰まってしまいました。

    これ以上設定では修正できないと感じ、フィーダー部分の継手を通常よりもドライブロールに近づけてみたりしましたが、根本的な解決には至りませんでした。

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    結論

    PolyFlex を使う際の最大の問題点は、その柔らかさのためにフィーダーの部分でフィラメントがグネグネとうねって詰まってしまう点ですが、スライサーの設定においていくつかのポイントを守れば、とりあえずフィーダーの改造等は必要ないと思います。むしろ改造しても詰まるときは詰まりましたので。

    守るべきポイントは、「必要以上の圧をかけない」「必要以上のフィラメントを送り出さない」の2点だと思います。

    実際の設定値

    以下、Slic3r を例にして説明したいと思います。

    • Speed は 10〜30mm/s
    • Advanced の Extrusion Width は全て 0(デフォルト値)
    • フィラメントの Diameter は 1.5(実際には1.75 だが柔らかいためか 1.75 にすると細く排出される)
    • Extrusion multiplier は 1(この係数を 0.1 でも大きくすると詰まる確率が跳ね上がりました)
    • Extruder の Retraction の Length を 0 に。糸引きを防ぐためにはここは 0 にはしたくないのですが、これも大きな詰まりの原因になっているようです。

    基本的にこの部分を守れば、造形は可能です。

    ちなみに Speed は 10〜30mm/s、と書きましたが、30mm/s だと、ごくごく稀にフィラメントの詰まりが発生します。個人的には、長い時間 BS01 の前を離れる場合は、20mm/s にしておいたほうが無難、だと思っています。

    各スライサーソフトの設定ファイル

    Slic3r BS01_PolyFlex_Slic3r_config_bundle.ini

    Cura BS01_PolyFlex_CURA_Config.ini

    Simplify3D BS01_PolyFlex_Simplify_Config.fff

    現時点での問題点

    今回の内容のポイントを守ることで、とりあえず「造形」することは可能になります。しかし、現時点では「速度をこれ以上は上げられない」と「吐き戻しをしないので糸引きが発生しやすい」という問題点を抱えています。

    PolyFlex のようなフレキシブルフィラメントは、本来送りと吐出の近いダイレクト型の方が適していると思いますが、BS01 のようなリモートドライブ型(ボーデンタイプ)では、やはり現時点での問題点を解決することは出来ません。

    この問題点は BS01 のコミュニティでも共有されており、ボンサイラボ様も解決策を検討しますと回答してくださっております。

    いずれ、フレキシブルフィラメント用のオプションフィーダーが販売されるかもしれませんが、それまではこの設定値でやりくりするしか無さそうです。

    追記:
    リニューアルした「BS01+」では新型フィーダーにより PolyFlex を特殊な設定の必要なく使用することが可能になりました。
    また、初代 BS01 ユーザーの方も、新型フィーダー部分のみの購入も可能になっています。

  • 弾性フィラメント「PolyFlex」を3Dプリンタ「BS01」で試してみたよ

    弾性フィラメント「PolyFlex」を3Dプリンタ「BS01」で試してみたよ

    現在使用している3Dプリンタ「BS01」を開発・販売している BONSAI LABO 様から、弾性フィラメントの「PolyFlex」のをテスターとして送っていただいたので、試してみました。

    結論から言いますと、凄くいい材料です。とにかくこの弾性はすごい。ただ、ABSともこれまでのPLAとも違う、独特のスライス設定が必要な感じがします。

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    造形終了時の様子がこちら。いかにも簡単に造形しましたよ、と言いたげな写真ですが、実はこの一枚までに10回以上失敗しています。Slic3r の設定をアレやコレやと弄ってようやくここまでこぎつけました。かなりクセのある材料だと思います。ただ、今後色んな材料がこうして登場してくると思いますので、こういった作業はある意味洗礼作業なのかもしれません。

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    折り曲げてみた感じがこちら。高い弾性、靭性を合わせ持っていると思います。

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    捻ってもちぎれません。

    今回は内部を完全に充填せずに(40%埋めて)造形したので、より柔らかさが際立ったのだと思います。少し強度が欲しかったら中身を完全に充填すれば硬さの調整ができそうな感じです。

    感じとしてはショア硬度A90 程度の硬さ、でしょうか。計測していないのでなんとなくですが。

    安定して造形できるようになったら、Slic3r の設定を公開したいと思います。 → 公開致しました。

    PolyFlex TPU95 フィラメント