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  • ボンサイラボが新たに展開する3Dプリンタ「BS CUBE」がやってきた

    ボンサイラボが新たに展開する3Dプリンタ「BS CUBE」がやってきた

    3Dプリンタ「BS01」が来てからはや3年半。BS01 は私に「3Dプリンタの基本構造とノウハウ」を教えてくれました。そんな BS01 を送り出したボンサイラボが新たに展開する 3Dプリンタ「BS CUBE」がやってきました。

    初めに言っておくこと

    3Dプリンタとして目新しい部分は、一切無いです。スペックは

    • 本体サイズ:幅 210mm、奥行き 195mm、高さ 279mm
    • 本体重量:2.8kg
    • 造形サイズ:縦 110mm、横 110mm、高さ 125mm
    • 材料:PLA
    • 積層ピッチ:0.1~0.4mm(推奨 0.2mm)

    という、この価格帯としては特に優秀なわけでもなく。

    開封

    比較的丁寧に梱包されていると思います。

    超小型 3Dプリンタの M3D と並べた感じ。Z軸(高さ)の造形は BS01 よりも大きめですが、コンパクトにまとまっていると思います。

    さっそくプリント

    付属していた microSD カードの中にサンプルデータが入っていましたが、どう考えてもまともに造形できる速度設定じゃないので、有料スライサーソフトの Simplify3D を使って データを作成、プリントしてみました。

    設定はテキトーでしたので、垂れの発生は温度設定などをきちんと詰めれば問題ないレベルだと思います。

    正直なところ

    「なんでこんなにうるさいの?」ってくらい、造形音がうるさいです。グリス塗り忘れでもあるのかってくらい。この辺は修正の余地がありそうですが。

    寝室に置いていてもうるさくなかった M3D とどうしても比べてしまいますね。ただ、M3D は速度を上げて造形することは出来ませんので、その分のうるささなのかな、と思うことにしました。

    「この 3Dプリンタは買いか?」と聞かれたら、正直に言うと「うーん」と答えるほかありません。そのくらい、低価格帯の 3Dプリンタたちが充実してきているんですよ、えぇ。

    ただ、造形品質は悪くはないと思います。

    当サイトの今後の方針

    公式サイトでは Repetier-Host を使った使用方法がマニュアル化されていたので、今後は有料スライサーソフト「Simplify3D」における設定方法、および設定ファイルを公開して行こうと思います。

    こちらからは以上です。

  • 3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸3年が経ちました

    3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸3年が経ちました

    2013年12月24日 にクラウドファンディングサイト「kibidango」にて出資を募っていた国産の超小型3Dプリンタ「BS01 BONSAI Mini」に出資し、ABS/PLA 組み立てモデル、いわゆる「初代 BS01」を手に入れたのが、2014年3月24日。1年経った時に「使い始めてちょうど一年経ちました」という記事を書き、2年経った時にも「使い始めて丸2年が経ちました」という記事を書きました。

    そしてさらに1年経った今、この1年で何をしてきたのか、3Dプリンタ界隈ではどんなことが起こったのか、3年目を振り返ってみたいと思います。

    3年目を振り返る

    ロストワックス鋳造用のフィラメント「MOLDLAY」で金属鋳造

    ロストワックス鋳造用のフィラメント「MOLDLAY」を使って金属鋳造してみました。

    PVBのフィラメントとその表面処理マシンに出資

    高品質な 3Dプリンタ用フィラメントを製造・販売している PolyMaker が、PVB(ポリビニルブチラール)のフィラメントとその表面処理マシンのセットをクラウドファンディングサイトにて出資を募っていたので、Super Early Bird 版(100名限定)に出資してみました。

    そろそろ届く予定ですので、また届いたらご報告したく候。

    マットな質感な PLA フィラメント「ProMatte™」を試す

    軽量で高品質、そしてマットな質感な PLA フィラメント、ProMatte™ のサンプルをボンサイラボ様から頂いたので試してみました。

    国産の高機能 ABS フィラメント「3D Prinstar」を試す

    「株式会社明成化学」という会社が国産の ABS フィラメント「3D Prinstar」の無料お試しキャンペーンを開催されていたので、応募してサンプルを頂戴し、使ってみました。

    かなり高機能な ABS フィラメントで、今でもよく使っています。

    3Dプリンタで口腔リハビリ用のトレーニングモデルを製作

    3Dスキャナと3Dプリンタを駆使して高齢者を想定した無歯顎(歯が全く無い顎)の模型に、舌部分を足したトレーニングモデルを製作してみました。

    Maker Faire Tokyo 2016 に参加

    参加と言っても出展ではなく単なる入場者ですが(^_^;)

    「歯医者ブロガー」として色々と見て回ってきました。

    造形後に彫刻できるフィラメント「Cx5sf」に出資

    造形後に彫刻できる、つまり研磨や切削といった「ディテール(細部)を潰す」処理方法ではなく、「ディテールを加える」という新たな発想のフィラメントに出資。

    そろそろ届く予定なんですがクラウドファンディングは気長に待つのが基本ですのでゆっくりと待ちます(^_^;)

    3Dプリンタでおっぱいを造形し続ける理由を熱弁

    たぶんこの1年間で最もウケた記事。おっぱいがいっぱいでした。

    LenaSevcikova / Pixabay

    3Dプリンタ「Qholia(クホリア)」の造形サンプルを頂いた

    最近週刊アスキーにも取り上げられた、個人向け3Dプリンタとしては驚異的な性能をみせる「Qholia(クホリア)」の造形サンプルを頂きました。

    あまりの造形品質の高さに、未だにずっと買おうか悩んでいたりします。

    ボンサイラボのハッピーキャットプロジェクトに参加

    BS01 ユーザーの力を結集してみんなでパーツを出力して巨大な招き猫を作るというプロジェクトに参加しました。

    99ドルの手の平サイズ3Dプリンタ「PocketMaker」に出資

    3台目として来る予定だった「Tiko」のプロジェクトが頓挫したので、同じく頓挫しそうな低価格プロジェクトに出資してみました(^_^;)

    3年目を振り返って

    BS01 が我が家に来てから丸3年、さらに色んな事が有りましたが、3Dプリンタ界隈はやはりそんなに劇的に変化していないように思います。

    ただ、「2016年に発売された個人向け3Dプリンタのまとめ」にも書きましたが、より精度を求めるためのオールメタル化の流れが強いように思います。

    今年はボンサイラボ様から BS01 の後継機種が発売予定ですが、4年目に突入した BS01 と歯医者ブロガーを今後とも宜しくお願い申し上げます。

  • ボンサイラボ様から ProMatte™ というマット質感なフィラメントを頂いたので試してみたよ

    ボンサイラボ様から ProMatte™ というマット質感なフィラメントを頂いたので試してみたよ

    軽量で高品質、そしてマットな質感な PLA フィラメント、ProMatte™ のサンプルをボンサイラボ様から頂いたので、試してみた際のレポートです。

    高品質だが糸ひき傾向あり

    通常のPLA より 30% の軽量化を実現した高品質フィラメント、ということなのですが、通常の PLA フィラメントよりも糸をひく傾向があると思います。

    3Dプリンタ「BS01」にて、造形温度 190℃、ベッド温度 60℃ で造形してみました。ヒートベッドは必ずしも必要ないと思いますが、公式サイトではヒートベッドが合ったほうが安定するよ、と書かれていたのでそれに従いました。

    May 26 20166

    造形結果がこちら。確かにマットな感じ。造形物表面の積層痕が目立ちにくい、というのは確かですが、表面がガサガサしているので目立たない、という感じなので、これを良しとするかはおそらく人によって好みが分かれるかも・・・。

    今回試したのは白ですが、「石膏っぽい」感じ、でしょうか。他にはない感触です。

    加工性は非常に良好

    石膏っぽい感じなので、歯医者でよく扱う石膏歯列模型を造形してみることにしました。

    May 26 20161

    糸引きがひどいですが、手で触るだけで簡単に取れます。

    May 26 20162

    これだけ簡単に糸引きが取れるということは、サポートなども非常に取りやすいと思います。

    May 26 20163

    ハサミでもガシガシ切れる加工性の良さ。

    May 26 20164

    ナイフでも斬れます。加工性はよいですが、フィラメントどうしの接着は良いので、造形物が脆い、という感じはしません。

    May 26 20165

    実際の石膏模型と比べてみました。拡大すると積層痕がはっきりと見えますので、違いは明らかですが、遠目から見るとなんとなく石膏に見えます。

    まとめ

    フィラメントとしてはかなり高品質で、造形難易度はかなり低めです。

    唯一、糸引きがしやすい、というポイントは造形時にリトラクト量を増やせば問題ないと思います。

    個人的には、加工性の良さが売りだと思いました。

    こちらからは以上です。

  • 3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸2年が経ちました

    3Dプリンタ「BS01」を使い始めて丸2年が経ちました

    2013年12月24日 にクラウドファンディングサイト「kibidango」にて出資を募っていた国産の超小型3Dプリンタ「BS01 BONSAI Mini」に出資し、ABS/PLA 組み立てモデル、いわゆる「初代 BS01」を手に入れたのが、2014年3月24日。1年経った時に「使い始めてちょうど一年経ちました」という記事を書きました。

    そしてさらに1年経った今、この1年で何をしてきたのか、3Dプリンタ界隈ではどんなことが起こったのか、2年目を振り返ってみたいと思います。

    2年目を振り返る

    179ドルのデルタ式 3Dプリンタ「Tiko」に出資

    低価格のデルタ型3Dプリンタに出資しました。もうすぐ届く予定なので、届いたらまたレビューしたいと思っております。

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    歯科用ワックスペンが大活躍

    歯科用ワックスペンで3Dプリントの積層痕を綺麗に整えてみました。PLA、ABS、PolyFlex と色々やってみました。今もたまに役に立ってくれています。

    May 09 20153

    小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届く

    出資していた 299ドルの小型3Dプリンタ「M3D The Micro」が届きました。

    BS01 に比べたら造形品質は低いですし造形速度も圧倒的に遅いのですが、場所を取らない超小型である点、また静音性に関しては利点だと思っています。

    BS01 と一緒に現役続行中です。

    May 30 20152

    100円ショップのマニキュアトップコートで綺麗にしてみた

    女装の話じゃありません。造形物をマニキュアのトップコートで綺麗に整えてみたお話。意外と安価で綺麗になるので、今もたまに使っています。

    Jun 26 20153

    Raspberry Pi に AstroBox をインストールして BS01 を制御

    ずっと手を出したいと思っていた小型のコンピュータ、Raspberry Pi。それを使って BS01 を制御してみました。

    今はさらに小型の Raspberry Pi Zero に代替わりし、現役続行中です。

    Jun 29 20151

    フレキシブルフィラメントで歯列模型を作ってみた

    フレキシブルフィラメント「PolyFlex」で歯列模型の歯肉部分を造ってみました。

    Aug 18 20152

    調子に乗って歯列模型の歯と歯グキの色を入れ替えてみたらヤヴァい事になりました。これはひどい。

    Sep 19 20151

    そして、マジックインキを使ってピンク色の歯グキを造形することに成功しました。シマシマなのはそのうちなんとかしたい。

    Oct 17 20155

    プラスチック成形加工学会誌で解説記事を書きました

    ボンサイラボ様からお話を頂き、何故か歯医者がプラスチック成形加工学会誌で解説記事を書きました。原稿料はフィラメント代に消えました、はぃ。

    Aug 26 20151

    3Dプリンタを比較検索できるサイトを開設

    どんどん登場する個人向け3Dプリンタを比較検索できるサイトがあったら良いな〜と思い立ったので作りました。

    新機種の情報を見かける度に、チマチマと追加するようにしております。

    研磨が簡単にできる高性能 PLA フィラメントが登場

    ブログ読者の方にはお馴染み、おっぱい用フィラメント研磨が簡単にできる高性能PLAフィラメントが登場。

    Oct 09 20151

    3Dプリンタのノズルを綺麗にするだけの専用フィラメントを試す

    きちんと使っていれば、なかなか「ノズルが詰まる」という現象は起こらないと思うのですが、フィラメントの種類によっては色素やカスのようなものがノズル内に残って次のフィラメントに悪影響を与える場合があるので、そういう時に重宝しています。

    Oct 29 20157

    ボンサイラボを訪問

    BS01 の開発・販売元である、ボンサイラボを訪問。

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    ボンサイラボから FabPod™ が登場予定

    BS01 の後継機種、というよりは、より低価格で教育機関向けの製品としての新機種、 FabPod™ がお披露目されました。欲しいです。

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    BS01 のドライブギアが消耗してしまったので交換

    流石に2年近くも経てば、消耗する部分もできていますが、自分で組み立てたおかげで射出不良も無事に復活。

    デアゴスティーニの週刊マイ3Dプリンタが続々と完成

    一年間、コツコツと組み立てた方々の元に BS01 の兄弟機、idbox! が続々と完成していきました。それと共に様々な問題が発生しているようなので、一筆書きました。

    2年目を振り返って

    BS01 が我が家に来てから丸2年、また色んな事が有りましたが、ひとつ思うことは、「2年経っても BS01 は充分に主力」だということ。

    同価格帯の製品は、正直言うと技術的には頭打ちで、劇的な技術革新が無い限りは、精度が上がることは無いと感じています。大量生産されることで価格が下がることは有るかもしれませんが、3Dプリンタがそもそも「プロトタイプ(原型、試作品)」を製作するのが目的とされていることを考えれば、これ以上劇的な進歩は必要とされていないのかもしれません。

    これは個人向けインクジェットプリンタの性能がある程度の段階で頭打ちしたのと同じ現象が起きていると考えています。

    もちろん個人的にはもっともっと低価格で高性能になってくれればありがたいんですが(^_^;)

    ともあれ、3年目に突入した BS01 と歯医者を今後とも宜しくお願い申し上げます。

  • あの研磨が出来る PLA がボンサイラボ認定フィラメントとしてインストアなう!

    あの研磨が出来る PLA がボンサイラボ認定フィラメントとしてインストアなう!

    以前、研磨ができる PLA フィラメントとしてご紹介したボンサイラボ監修のフィラメントが、BONSAI LAB Certify(ボンサイラボ認定)として、ボンサイラボの公式サイトで販売開始されました。

    実は 3月14日には販売開始されていたようですが気が付いていなかった件。ボンサイラボ愛が足りないと反省しました。

    デアゴスティーニのサイトではセット売りしか無かった

    ボンサイラボ監修ですが、これまで取り扱いはデアゴスティーニのサイトしかなく、5色全てを一度に購入しないといけないセット売りでした。

    それがこの度、ボンサイラボの公式サイトで1色から購入できるように取り扱いが始まりました。やったぜ。

    Mar 23 20161 copy

    安心してください、あのおっぱい、作れますよ。

    他、地味だけど大事なリニューアル点

    今回の目玉はおっぱいフィラメント研磨ができるフィラメントが販売開始された点だと思っていますが、その他にも地味にリニューアルポイントがありました。

    Polymaker のパッケージが刷新

    フィラメントが巻かれているスプール部分がクリアになり、残量がひと目で分かるようになったとのこと。これは BS01 コミュニティの意向を反映された結果だそうです。

    このようないい感じの箱に入って届く模様。

    Mar 23 20161

    さらに、Amazon 等で売られている Polymaker 製のフィラメントが軒並み値上げしていますが、ボンサイラボのサイトではお値段据え置きで提供されるとのこと。代わりに、500g のフィラメントは廃止になり、在庫限りで無くなるそうです。

    フィラメント選びは大事

    安いフィラメントは価格的には魅力的ですが、設定や本体の調整がシビアだったりします。それはそれで 3Dプリンタの特徴や癖をつかむ意味では有用ですが、「俺は3Dプリンタを調整するために3Dプリンタを買ったわけじゃないんだ!」という方も多いと思います。

    ならば、多少高くても高機能なフィラメントを選び、安定した出力を求めるというのも大事な選択肢だと思っています。

    こちらからは以上です。

  • BS01 造形物(PLA):三段メガネホルダー

    BS01 造形物(PLA):三段メガネホルダー

    今回 3Dプリントしたのはこちらのデータ。

    http://www.thingiverse.com/thing:1003617

    Oct 25 20152

    メガネホルダー。わたくしメガネ男子、いぇ、メガネおっさんですので、基本的に仕事用はコレ、カジュアルな時はコレ、和服の時はコレ・・・といったように TPO に合わせてメガネを着け替えています。普段使いだけでも3つはあるので置き場所には少々困っており、造形してみました。

    Simplify3D でスライス、積層ピッチ 0.3mm、シルバーの PLA で造形。

    Oct 25 20153

    造形完了。さっそくメガネを乗せてみましょう。

    Oct 25 20151

    ぶっちゃけ3つ並べて置いておくのと大して必要面積が変わらない気がしますので、次回は壁掛けのメガネホルダーを自作してみたいですね。

  • 週刊マイ3Dプリンターのボンサイラボ監修!研磨が簡単にできる高性能 PLA フィラメント!

    週刊マイ3Dプリンターのボンサイラボ監修!研磨が簡単にできる高性能 PLA フィラメント!

    事の発端

    2015年5月、ボンサイラボ様より極秘の任務を頂戴致しました。

    「三菱化学グループのバーベイタムさんと共同開発している新しいフィラメントを試してもらえないか」と。

    テスト結果はずっとボンサイラボ様との秘密のやり取りだったのですが、デアゴスティーニのサイトでこのフィラメントが予約販売され始めましたので、ボンサイラボ様の許可を得て、テスト時の結果を公表致します。

    結論先に言っちゃうけど、とってもとっても凄いフィラメントです。

    6月にまずはクリアをテスト

    2015年6月、色の付いていないクリアなフィラメントのサンプルを頂いたので、テスト開始。

    推奨造形温度は 200〜220℃ ということだったので、その中間の 210℃ でテスト造形。積層ピッチは 0.3mm。

    Oct 09 201517

    美しい・・・。

    3Dプリンタをあまり扱ったことのない方にとっては何が?と疑問に思われるかもしれませんが、まず、設定にそれほど気を使っていないのにもかかわらず、垂れと糸引きがほとんどありません。

    垂れというのは角度のある部分に出やすい、材料を一度溶かして積み上げていく熱溶解積層法式では起こりがちな造形物表面の問題。

    Oct 09 2015111

    垂れを防止するには造形温度を調整したり、射出された PLA フィラメントを急冷させたりするのですが、特に何も考えなくても上記画像のような垂れはほとんど発生しませんでした。

    また、糸引きというのは3Dプリンタのノズルが造形物の離れた場所に移動する際に余剰なフィラメントが出てしまって起こる問題。

    Oct 09 201521

    糸引きを防止するためには造形温度を調整したり、リトラクトの設定値を調整したりするのですが、こちらも特に何も考えなくても糸引きがほとんどありませんでした。

    フィラメントとしてかなり優秀な部類、少なくとも私が試した PLA の中では最も優秀な性能です。

    透明度も素晴らしく、これまで最も透明度が高かったスチレン・ブタジエンフィラメントと比べても遜色ない透明度があります。

    Oct 09 201518

    左が今回のフィラメント、右がスチレン・ブタジエンフィラメント。スチレン・ブタジエンフィラメントのほうが僅かに透明度が高いです。

    透明度が高いので、コップを造型してみました。

    Oct 09 201516

    美しい・・・。

    Oct 09 201515

    透明度だけでなく、光沢もあるのが優秀な証拠。

    Oct 09 201519

    わかりにくいけど水を入れてみました。

    水を入れてもこぼれないコップが作れる。そう、BS01 ならね。

    7月に白と黄色をテスト

    そして2015年7月に、先ほどのクリアに色を付けたフィラメントのサンプルを頂きました。白と黄色。

    クリアと全く同じ設定条件でテスト造形。

    Oct 09 201514

    アーチになっている部分だけ少し垂れましたが、ここは他のフィラメントでもよく垂れる部分なので、ちょっと設定を調整すれば良いレベルです。

    Oct 09 201512

    先ほどのクリアと並べてみるとこんな感じ。

    他のフィラメントだとクリアに比べて色が入るとフィラメントの性質が落ちたりするものもありますが、全くそんなことは無く。むしろちょっと良くなってるんじゃないかというレベルで性能の良いフィラメントです。

    同じく「高機能フィラメント」に分類される PolyPlus の黒と比べてみても全く遜色ない出来栄え。

    Oct 09 201513

    でも、私がこのフィラメントを「最も優秀」と称する理由は、表題の通り、その研磨性にあります。

    研磨性の良さに気付いたのは8月

    2015年8月、ボンサイラボさんから「サンプルフィラメントを使ってこの3Dモデルをプリントしてもらえませんか」と依頼があり、快く引き受けて造形、どうせなら綺麗に仕上げてやろうとちょっと磨いてみたところ、その研磨性の良さを発見。

    一般に PLA フィラメントで造形された出力物は ABS フィラメントと比べて切削・研磨性に劣り、当ブログでも「研磨できないのならコーティングすればいいじゃない」と試行錯誤してきましたが、この PLA フィラメントはそんな努力を軽く飛び越えてとんでもない研磨性を備えてくれました。

    Oct 09 201511

    例えばこんな感じの造形物上面の溝も・・・

    Oct 09 201510

    簡単に研磨できます。

    これまで「研磨できる PLA フィラメント」というのは自分が知るかぎりでは PolyMax だけでしたが、この研磨性の良さは PolyMax を遥かに凌ぐものです。

    「これ、研磨できますよ」とボンサイラボさんに伝えたところ、開発側は研磨性に関しては認識していないとのことでした。

    狙わずにこの研磨性を出すってどんだけ優秀な開発陣やねん。

    研磨が容易ということは塗装も容易

    PLA は塗装するのもなかなか困難でした。積層痕が残っている状態だと当然、以下の写真のように塗装のノリも悪いので、表面にコート剤を塗ったりパテで補修したりと、多くの方が色んな方法を試してきました。

    Oct 09 20159

    でも研磨ができるということは表面処理をしなくても塗装のノリが良い、ということ。

    Oct 09 20158

    うん、ごめんね。塗装に関してはマジで素人なんだ。塗装が下手とかそういうツッコミはマジ勘弁です。

    でも、研磨した部分の塗装が楽なのは本当です。塗装技術の高い人なら、サーフェイサーとか塗布して綺麗に塗れると思います。

    今回塗ったのはアクリルガッシュです。アクリル塗料が乗れば、ラッカー系塗料やエナメル系塗料も乗ると思っています。理屈としては、ラッカー系塗料は溶剤を含んでいるので、下地を溶かして食い付くきますが、水性アクリル塗料は下地を基本的に溶かさないので、アクリルが乗るならラッカーは乗るし、エナメルも乗ると思っています。たぶん。

    前述しましたが塗装に関してはマジで素人なので詳しい方、ツッコミお願い致します。

    10月、秘密解禁と共に新色をテスト

    10月、デアゴスティーニのサイトで予約販売が開始されたのと同時に、デアゴスティーニ限定色「うすだいだい色」の最終サンプルを頂いたので、それもテストしてみました。色は2種類。このうちどちらかが製品になるそうです。

    セクシー注意。

    Oct 09 20154

    今は「肌色」と言わないそうですが、我々世代にはこの色は「肌色」なので、この色を活かせる3Dモデルデータを造形してみました。

    セクシー注意。

    Oct 09 20152

    どのご家庭にもある塗装済みのおっぱいと比較してみました。そのままでもなかなか良い発色です。

    Oct 09 20153

    サンプルとして頂いたもう一色もいい感じの発色ですが、BS01 のコミュニティ内でも先ほどの色のほうが人気でした。私もそう思います。

    セクシー注意。

    Oct 09 20155

    塗装済みの脚と比べてみたのがこちら。

    そして、300番のサンドペーパーのみで研磨してみたのがこちら。

    Oct 09 20151

    画像右側の積層痕がほぼ消えているのがおわかりでしょうか。デジカメのマクロ機能で撮影しているので、うっすらと積層痕が見えますが、指で触るレベルでは完全にツルツルです。

    300番のサンドペーパーだけでこれだけ研磨できるので、「PLA だけど研磨できる」と明言してしまって良いと思います。

    まとめ

    デアゴスティーニのサイトではこのバーベイタムのフィラメントとユニチカのフィラメントの二種類が売られていますが、ボンサイラボ推奨のフィラメントはバーベイタムのほうです。お間違えなく。

    最後に。

    「安心してください、研磨できますよ。」

    ごめん、これが言いたかったんだ。

  • 3Dプリンタ「BS01」用のWebカメラホルダーを作ってみた

    3Dプリンタ「BS01」用のWebカメラホルダーを作ってみた

    以前、Raspberry Pi に AstroBox をインストールして 3Dプリンタ BS01 を制御した記事を書きましたが、それ以降、BS01 は PC とはほとんど繋がず AstroBox だけで制御しています。たまに BS01 のファームウェアを書き換える際に PC に繋いだりする以外は、ほぼ AstroBox だけで造形が済んでいます。

    で、その際に Webカメラを繋いだのですが、カメラのいい固定場所が見つからず、仕方がないので BS01 用の Webカメラホルダーを作ることにしました。

    まずはデータを作る

    今回ホルダーを作る Web カメラはこちら。

    マイクロソフト Webカメラ HD対応 LifeCam HD-3000 v2 T3H-00017
    マイクロソフト

    一応、天下のマイクロソフト様の製品なので、メジャーな製品だと思います、たぶん。

    そして、ホルダーを引っ掛ける BS01 の MDF板の厚みや、Webカメラの足部分の厚みなどをノギスで計測し、頭のなかに出来たイメージを作っていきます。

    Aug 22 20152 copy

    Webカメラをホールドするだけなので、これを押し出しすればデータは完成です。

    Aug 22 20151 copy

    完成。STL ファイルとして出力します。

    出来上がったデータを BS01 でプリント

    シルバーの PLA、積層ピッチ 0.3mm で造形。

    Aug 22 20151 copy copy

    無事造形完了。

    設置してみる

    Aug 22 20151

    パイルダーオン!

    Aug 22 20152

    BS01 の縁にピッタリとハマっております。残念なのは BS01 のロゴマークが隠れてしまうこと。なので、いずれはロゴ部分に窓を開けたバージョンか、ロゴを避けて設置できるバージョンを作成したいですね。

    Aug 22 20153

    無事、造形中の様子を正面から撮影することができるようになりました。

    適当に作ったデータですが、こちらに公開しておきます。

  • M3D 造形物:立体三菱

    M3D 造形物:立体三菱

    今回は M3D The Micro で造形したものを。

    造形したのはこちらのデータ。

    Jul 30 20152

    http://www.thingiverse.com/thing:937379

    シルバーの PLA、積層ピッチ 0.3mm(設定:Fast)にて造形しました。

    造形結果がこちら。

    Jul 30 20151

    M3D は円や曲線は若干苦手な感じがありますが、こういった直線のみで構成されている造形物は意外と得意なようです。

    最近は、直線が多い造形物のデータはまず M3D で出力してみて、問題がなければ BS01 で本格的に造形する、というルーチンワークにしています。

  • 3Dプリンタで PLA 造形した際に生じる積層痕を100円ショップのマニキュアトップコートで綺麗にしてみた

    3Dプリンタで PLA 造形した際に生じる積層痕を100円ショップのマニキュアトップコートで綺麗にしてみた

    2015年6月27日 アクリサンデーを併用した結果を追記

    3Dプリンタで造形する場合、個人向けでは ABS や PLA フィラメントを使用するのが一般的ですが、積層造形法式である以上、どうしても積層間の段差、すなわち積層痕というものが出てしまいます。積層ピッチを小さくすれば目立たなくなりますが、造形時間も長くなり、造形失敗の可能性も高くなります。

    そこで、ABS ではアセトンを使って表層を一層溶解させることで積層痕を目立たなくするというテクニックが使われていますが、PLA ではアセトンではなかなか溶解しないため、モデリングコートや XTC-3D のようなコート剤を使うのが一般的な方法でした。

    しかし、コート剤がなかなかお高いので、安価な方法で代用できないか探していたところ、100円ショップで見かけたマニキュアトップコートを使ってみたら意外といい感じだったのでご報告します。

    100円ショップのマニキュアトップコート

    Jun 26 20153

    100円ショップのマニキュアコーナーで真剣にトップコートを眺めているおっさん。

    今思い返してみると完全に女装用に購入したと思われたはず。

    PLA の積層痕をマニキュアしてみる

    今回ご用意した積層痕はこちら。

    Jun 26 20152

    グレーの PLA で 0.2mm 積層ピッチで造形したものを撮影して拡大すると、しっかりと積層痕が。

    これに、100円ショップのマニキュアトップコートを塗ってみました。

    Jun 26 20151

    拡大してみても結構積層痕が消えているのがわかります。

    また、塗る前は爪の先が引っかかるのがはっきりとわかりましたが、塗った後はツルツル感が出て爪の先が引っかかる感じがほとんど無くなりました。

    トップコートの透明感が強いためか、積層自体はうっすらと透けて見えてしまいますが、積層痕、もとい積層間の段差を消すには充分だと感じました。

    マニキュアについて色々と調べていましたら、ダマにならない塗り方とか皺にならない塗り方とか色々あるようなので、テクニック次第ではもっと綺麗になるかもしれません。

    追記:アクリサンデー併用

    BS01 のコミュニティ内で「アクリサンデーを使っては?」というご意見が有り、実は以前からアクリサンデーを表面に塗るのを試すもあまり綺麗な表面が得られなかったので使っていなかったのですが、アクリサンデー&マニキュアトップコートを併用するとかなりいい感じになりました。

    Jun 27 20153

    まずは積層痕を用意します。

    Jun 27 20151

    こちらの積層痕にアクリサンデーを塗っていくと・・・

    Jun 27 20152

    表面が溶解し、積層痕は消えましたが、なんとなくマットな感じに。

    個人的にこれが好きでなかったのでアクリサンデーを使っていなかったのですが、これにマニキュアトップコートを塗り重ねてみると・・・

    Jun 27 20154

    なんということでしょう。

    アクリサンデー&マニキュアトップコートの組み合わせが、PLA にはかなり安価で積層痕を消す手段として使えそうです。

    今後の実験予定

    トップコートは透明度が高いので、透明度の低い同じような製品をさらに探したいのと、この上に塗装ができるか?ということを確認する予定です。

    調べてみたらマニキュアの製品には上に塗るマニキュアの発色を良くする目的のベースコートという製品があるらしいので、検討したいと思います。

    だんだんとマニキュアに詳しくなっていくおっさんからは以上です。

  • フィラメント使用履歴・在庫の備忘録

    フィラメント使用履歴・在庫の備忘録

    これまでに使ってきたフィラメントの使用履歴・備忘録です。忘れっぽいのでこんなことでもメモしておかないと(^_^;)

    思った以上に使ってきたフィラメントが多いのと、眠っているフィラメントが多すぎた件。

    使用済

    種類色解説残量
    PLAグレー(bonsailab 初期取り扱い品)無し
    PolyPlusクリア(bonsailab 取り扱い品)無し
    PolyPlusホワイト(bonsailab 取り扱い品)無し

    使用中

    種類色解説残量
    PLAシルバー(bonsailab 初期取り扱い品)少量
    ABSイエロー(bonsailab 初期取り扱い品)少量
    ABSホワイト(bonsailab 取り扱い品)少量
    PolyFlexホワイト(bonsailab 取り扱い品)充分
    PolyPlusブラック(bonsailab 取り扱い品)充分
    PET+ブルーMadeSolid 製少量
    PET+クリアブルーMadeSolid 製少量
    SB17クリアムトーエンジニアリング製少量
    PLAピンクColorFabb 製少量
    PLAブルー3DOM 製少量
    LAYFOMM 40ホワイトFormFuture 製充分
    LAYFOMM 60ホワイトFormFuture 製 充分
    GELLAYホワイトFormFuture 製充分
    PolySuppotホワイト(bonsailab 取り扱い品)少量
    bronzeFillブロンズColorFab 製少量
    CopperFillカッパーColorFab 製少量
    ABSホワイトStep3D 製少量
    FilaFlexゴールドRecreus 製少量
    PLAレッド不明少量
    Oliospecホワイト不明充分
    ABSブラウン(bonsailab 取り扱い品)充分
    ABSグレー(bonsailab 取り扱い品)充分

    未使用

    種類色解説残量
    PLAレッド(SCOOVO 純正品)未開封
    ABSベージュ(bonsailab 取り扱い品)未開封
  • 小型3Dプリンタ「M3D The Micro」でテストプリントしてみた結果

    小型3Dプリンタ「M3D The Micro」でテストプリントしてみた結果

    小型3Dプリンタ M3D The Micro でとりあえずテストプリントしてみました。初期設定はまた別にまとめる予定です。

    そもそもフィラメントがなぜか出ない

    マニュアル通りにフィラメントを挿入しようとしたら、何故かまったく入っていかない。なんだこれ、早々に故障か?と思ったら・・・

    May 31 20156

    白いフィラメントを挿入しているのにノズルから何故か出てくる赤いフィラメント。

    恐らくですが、出荷前にきちんと動作するかチェックしていると思うのですが、そのチェック時のフィラメントが中に残っていたのだと思います。

    これ、2台目の3Dプリンタだったから良かったけども、初めて買った3Dプリンタがこれだったら「もうダメだ・・・」って諦めてたかもしれない。BS01 で培った経験と知識が役に立ちました。ありがとうございます、ボンサイラボ様、そしてユーザーコミュニティの皆様方。

    ビルドプレートはザラザラしている

    May 30 20151

    BuildTak のようなザラザラが付いていますが、あまりくっつく感じではなかったので、この上にケープハードスプレーを一層吹き付けています。

    おなじみのルークモデルを造形

    とりあえずスピード重視で、クオリティは「Low」を選びました。

    May 31 20155

    造形完了。シルバーの PLA を用いました。二時間半くらいかかりました。

    May 31 20154

    今回一番驚いたのは、ラフト部分の取りやすさ。M3D は独自のソフトウェアで 3Dデータをスライス・プリントするのですが、そのスライサーがなかなか優秀なご様子。

    May 31 20152

    プリント結果。人によってこの品質に対する感想は様々だろうと思いますが、低価格帯3Dプリンタでこれだけ出力できれば充分、だと感じました。

    もちろん、フィラメントの垂れや積層のズレ等、ツッコミどころはたくさんあるんですが、現在提供されている独自のソフトウェアが細かい設定を施せない以上、現時点での評価は「充分」だと思います。

    May 31 20153

    上から見たのがこちら。トップもきちんと埋まっていますし、中にある階段部分も比較的綺麗に出力されていると思います。

    May 31 20151

    クオリティを「High」にして造形してみました。右側がクオリティ「High」です。積層ピッチが小さくなっただけで、基本的なクオリティは変わっていません。表面は確かに綺麗になっています。これで7時間半くらいかかりました。

    まとめ

    基本的には独自のソフトウェアで設定を3種類くらいの中から選ぶだけなので、リトラクトの量や造形スピードなどは変えることが出来ません。

    なので、クオリティ「Low」「Medium」「High」の違いは、恐らく単純に積層ピッチの違いだけです。マニュアルには、Low が 0.25mm、Medium が 0.15mm、High が 0.1mm と記載されていました。

    また、造形品質を保つためでしょうか、基本的に造形スピードは遅めです。感覚的には吐出スピードは 20〜30mm/s くらいでしょうか。

    ただ、造形中の音は今のところ非常に静かです。同じ部屋においてある扇風機のほうが音が大きいかもしれないほどです。

    なので、部屋に置いて使うとうるさくて夜中に使えない・・・とか既存の3Dプリンタの音の大きさに悩んでいた方には良いかもしれませんね。

    こちらからは以上です。

  • 歯科用ワックスペンで3Dプリントの積層痕を綺麗にしてみた

    歯科用ワックスペンで3Dプリントの積層痕を綺麗にしてみた

    発端はこちらで見かけた Retouch3D という製品。ABS や PLA で3Dプリントした造形物の表面の荒れやサポートの除去に使う、という趣旨の製品らしいのですが、あれ、これって我々歯科関係者がよく使うワックスペンシルに似てない?というかそのままじゃない?と思いましたので、歯科用ワックスペンシルを使って実験してみることにしました。

    2015年5月11日 ABS での実験結果を公開しました。

    使うのは中国製の安物ワックスペンシル

    冒頭の製品は125ドルらしいのですが、今回使ったのは中国製の安物ワックスペンシル。なんと説明書すら付いていないという潔さ(ぇ

    海外販売サイトとかを検索すると50〜60ドル前後で売ってると思います。

    May 09 20155

    最大 200℃まで上げられます。

    オーバーハング部で発生しがちな積層荒れを直す

    今回ご用意する積層荒れはこちら。

    May 09 20156

    見事に荒れています。というかズレています。材質は PLA 樹脂です。3Dプリンタのほうを調整するべきでしょうが、再度プリントするお時間もない、そんな時はこれ。

    May 09 20154

    ドラえもん「わっくすぺんしる〜」

    May 09 20153

    というわけで押し当てていきます。200℃は PLA 樹脂にとって「軟化温度」なので、「ジュッ!」と溶けたりするような感じではなく、強く押し当ててもそう簡単に変形はしないので、表面を撫でるようにして綺麗にしていきます。

    そして結果がこちら。

    May 09 20152

    なんということでしょう。

    May 09 20151

    別角度から。完全にさきほどの積層荒れは消えています。

    専用品との違い

    冒頭の Retouch3D という製品は、温度制御範囲が 300℃まで上げられますが、こちらは 200℃。別の歯科用ワックスペンシルは 250℃まで上げられる製品もありますが、そもそも軟化温度のさらに低いワックスを成形するための製品ですので、この点は致し方ありません。

    ただ、200℃でも充分に積層荒れの修正は可能でした。PLA 樹脂に関しては充分な性能だと思います。ABS 樹脂に関してはまた実験が必要かもしれませんが、アセトンで表面を綺麗にできる ABS 樹脂にはそもそも必要ないかもしれません。

    また、Retouch3D がコードレスなのに対して、こちらは有線。ただ、コードレスだからなんだって話でもあります。そこまでコードが邪魔になるものでもないですし。

    今後、ABS での実験結果と、修正の様子を動画撮影してみたいと思っています。

    というわけで、今回はこれにて。