ボンサイラボの 3Dプリンタ「BS01」、「BS01+」に続く最新機種は「BS01 Pro」か「BS01 Air」じゃないかとユーザーの間で予想していたのですが、完全に予想を裏切ってくれました。嬉しい裏切りです。今回は、Toy Fair にて公開された情報を元に記事を書きたいと思います。
2015年1月29日 公式発表による補足を追記
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目次
おそらく子供向けの3Dプリンタ
ドイツ ニュルンベルクで開催されている Toy Fair(Spilwarenmesse)にて「BS TOY」のプロトタイプがお披露目されました。
まだプロトタイプなので完全な性能、および価格設定などはわかりませんが、Toy Fair に出展されているのでおそらくは子供向けの3Dプリンタだと思われます。
現時点で判明していること
媒体のサイズは約 200mm × 200mm × 200mm。BS01 のサイズが約 250mm × 250mm × 250mm ですので、一回り小さくさらにコンパクトに。
本体重量は約 2kg。BS01 が 約 5kg ですので、子供でも持ち運び可能なレベルになっていると思います。
プリント可能サイズは 130mm × 125mm × 100mm。BS01 のプリント可能サイズが 150mm × 130mm × 100mm なので、本体サイズが縮小されたにも関わらず充分なプリントエリアが確保されているようです。
そして、造形可能なフィラメントは専用品となっており、80度以下で融解する特殊なフィラメントを用いるようです。一般的な熱溶解方式3Dプリンタの温度が200度前後なので、子供に配慮した仕様、ということでしょうか。
追記:フィラメントは Polymakr社(米国)が開発した新素材フィラメント『LT80』。仕上がりが軟らかいフレキシブルタイプで強度も高い新素材だそう。また、生物分解性で環境にも配慮している上、米国FDA認可の原材料を使用しているため子どもにも安全な商品とのこと。
追記:価格は500ドルを想定しているとのこと。
注)これらは今後仕様変更される可能性があります。
現時点で予想できること
これまでの組み立て式 BS01 と違い、外装も射出成形による一体式のようですし、改造や修理といったメンテナンスは自分で行うのは難しいかもしれません。
また、おそらくホットエンドは100℃以上には上がらないので、他の 3Dプリンタに用いられるフィラメントを使うことは出来ない、と予想されます。
日本での販売は未定
まだまだ発売時期、販売価格も未定、完全な仕様も未定です。
正直、早く購入したくてたまらないのですが、テストその他が終わって本格的にお披露目となるまで、じっと我慢していようと思います。
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