3Dプリンタ用スライサーソフト「Matter Control」を提供している会社が、Automatic Print Ejector という名で 3Dプリント製作物を自動で取り外しする装置を作っていたのですが、なんかもう仕組みはローテクなのにやってることはハイテクでこれはひどい(いい意味で)。
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目次
まずは動画を御覧ください
取外し方法がローテク過ぎるやろ!
意外とちゃんと作られている
このパンタグラフのようなパンチング方式、日本人には結構馴染みのある構造で、1966年に任天堂が発売した「ウルトラハンド」という玩具が元祖です。
パーツは 3Dプリンタで出力され、各パーツは 623ZZ のベアリングとナット、ネジ、ボルト等で組み立てられています。
動力は NEMA 17 ステッピングモーター。
開発途中で「まっすぐ伸びない」という問題が発生したため、まっすぐ伸びるように補正パーツが挿入されたり。
ステッピングモータードライバを経由して、3Dプリンタと接続。
そして Marlin のファームウェアに追記して、G42 という新たな G-CODE を追加。「G42 F300」のように記載することで、ステッピングモーターの速度を指定。指定しない場合のデフォルト値は 50 step/s だそうです。
via Learn How to Punch Pesky Prints Off The Bed with The Automatic Print Ejector
正直、嫌いじゃない
最初、エイプリルフールのネタかと思ったのですが、時期も違うし、意外としっかりと作られているし、何よりオープンソースなのが素敵。
一応、ちゃんとした会社のようなのですが、こういう馬鹿げたことを大真面目に出来る会社って良いですよね。
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