歯科とスリィディと私

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「3Dプリンタ自動造形物取出装置」がハイテクとローテクのハイブリッドでひどい(いい意味で)

time 2015/06/11

「3Dプリンタ自動造形物取出装置」がハイテクとローテクのハイブリッドでひどい(いい意味で)

3Dプリンタ用スライサーソフト「Matter Control」を提供している会社が、Automatic Print Ejector という名で 3Dプリント製作物を自動で取り外しする装置を作っていたのですが、なんかもう仕組みはローテクなのにやってることはハイテクでこれはひどい(いい意味で)。

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目次

まずは動画を御覧ください

取外し方法がローテク過ぎるやろ!

意外とちゃんと作られている

このパンタグラフのようなパンチング方式、日本人には結構馴染みのある構造で、1966年に任天堂が発売した「ウルトラハンド」という玩具が元祖です。

Jun 11 20154

パーツは 3Dプリンタで出力され、各パーツは 623ZZ のベアリングとナット、ネジ、ボルト等で組み立てられています。

Jun 11 20153

動力は NEMA 17 ステッピングモーター。

Jun 11 20152

開発途中で「まっすぐ伸びない」という問題が発生したため、まっすぐ伸びるように補正パーツが挿入されたり。

Jun 11 20151

ステッピングモータードライバを経由して、3Dプリンタと接続。

そして Marlin のファームウェアに追記して、G42 という新たな G-CODE を追加。「G42 F300」のように記載することで、ステッピングモーターの速度を指定。指定しない場合のデフォルト値は 50 step/s だそうです。

via Learn How to Punch Pesky Prints Off The Bed with The Automatic Print Ejector

正直、嫌いじゃない

最初、エイプリルフールのネタかと思ったのですが、時期も違うし、意外としっかりと作られているし、何よりオープンソースなのが素敵。

一応、ちゃんとした会社のようなのですが、こういう馬鹿げたことを大真面目に出来る会社って良いですよね。

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