タイトルの通り、BS01 ユーザーさんが開発した国産ラバープラスティックフィラメント(RPF)を試してみた結果です。
随分前に結果は出ていたのですが、少し忙しかったのでなかなか更新できませんでした。
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目次
フレキシブルフィラメントだが PLA ベースではない
柔らかいフレキシブルなフィラメントはこれまで PolyFlex や SemiFlex など色々と試してきましたが、基本的には PLA ベースでした。
今回試してみたラバープラスティックフィラメントは、熱可塑性ポリウレタン樹脂で出来ているそうなので、これまでのフレキシブルフィラメントと違い、ABS と馴染みやすいという特性があるそうです。
デュアルノズルでABSと一体したものの造形だけでなく、使用後の加熱したノズルにABSを通すだけでノズルを綺麗にできるメンテナンス性にも優れている、とのこと。
設定温度はフレキシブルフィラメントの中では高めの設定
推奨設定温度は 220℃前後。ヒートベッドがあると安心ですが、BuildTak だけでもなんとかベッドには食い付きます。
今回は ノズル温度 220℃、ヒートベッド温度 60℃ にて造形してみました。
実は当初、なかなか造形できなくて、「難しいフィラメントだな・・・」と思っていたのですが、以前書いたドライブギアが磨り減っていたのが原因で、新品に取り替えてからは簡単に造形することが出来ました。
造形品質は、PolyFlex と同等かそれ以上かもしれません。
また、造形後の積層間の接着は非常に強力で、他のフレキシブルフィラメントでは引きちぎれてしまうような力を加えても、ちぎれることはありませんでした。
注意点
唯一の注意点は、コスト削減のため、通常販売されているフィラメントのようにスプールに巻かれていない、という点です。造形中にフィラメントが絡まないように注意が必要。
それ以外はかなり物性としては高い靭性や耐衝撃性、耐摩耗性を備えている優秀なフィラメントだと思います。
こちらからは以上です。
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