歯科とスリィディと私

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BS01 造形物(PLA):Test your 3D printer!

time 2015/03/12

BS01 造形物(PLA):Test your 3D printer!

3Dプリンタの性能をテストする、という目的のデータ。なかなか難しいデータです。

http://www.thingiverse.com/thing:704409

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目次

テストデータの具体的内容

Mar 11 20151 copy

  • 全体サイズ: 4x50x50mm
  • ホール(穴)のサイズ: 3/4/5mm
  • ナットサイズ: M4 ナット
  • 精密部: ピラミッド、円錐、数字
  • 曲線: 波型、半球
  • 壁間距離: 0.1/0.2/0.3/0.4/0.5mm
  • オーバーハング: 25/30/35/40/45度

以上のなかなか高難度なデータ。光造形でないと正直厳しい部分もあると思います。私の BS01 はノズルが 0.4mm なので、0.3mm 幅の文字部分は完全に潰れてしまうと思います。

造形結果

Mar 11 20155 (1)

こんな感じに。積層ピッチ 0.2mm、PLA(ボンサイラボ初期取扱品)のシルバー、造形速度は 60mm/s でプリントしました。

Mar 11 20151 (1)

全体像はこんな感じ。曲線部に関しては、かなり綺麗に出力できていると思いますが、よくよく見ると XY軸がズレていますね。最近サボっていた本体の調整をする必要がありそうです。

また、当然ですが文字部分はほとんど潰れています。

Mar 11 20154 (1)

オーバーハング部。垂れずに造形できています。

Mar 11 20153 (1)

ブリッジ部。こちらも垂れずに造形できています。

 BS01 の実力を引き出す

ここまでの写真は「とりあえず何も考えずに出力」したものでした。しかし、設定次第で良くもダメにもなるのが現状の個人向け 3Dプリンタ。設定を少し調整して、再度プリントしたものがこちら。

Mar 12 20152

左が設定を少し調整した造形物。ぱっと見あまり変わっていないように見えますが・・・。

Mar 12 20151

先ほどほとんど読めなかった文字の部分は、なんとか読めるレベルに。0.4mm ノズルなので、これ以上は正直厳しいかもしれません。

Mar 12 20154

こちらの文字もわりと読めるレベルに。

具体的な調整ポイントは、吐出量の調整と、縦の壁の枚数の調整、だけです。

設定次第で実力は引き出せる

たまにこういった 3Dプリンタの実力を測るデータ、というのをプリントするのも勉強になりますよね。

今回は全て Simplify3D でスライスしましたが、スライサーソフトによって得手不得手があるのも現状の個人向け 3Dプリンタの難しいところでしょうか。

今後、3Dプリンタを手に入れる方は、なにか1種類のスライサーソフトに絞って調整のコツを掴んでいくのがいいかもしれません。

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