たまには歯医者らしいネタもやらねば、ということで、既存の歯列模型の歯肉部分を、柔らかいフィラメントである PolyFlex で造形してみました。
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目次
元の歯列模型
用意した歯列模型はこちら。ニッシンという会社の、既成品です。
今回造形したいのは歯肉部分だけなので、歯の部分を外します。
これを歯科用の高精度3Dスキャナでスキャンしてもらいます。前回と同じく、今回も株式会社メディナ様にご協力頂きました。
スキャンデータを PolyFlex で造形
スキャンしたデータをスライサーソフト Simplify3D で読み込み、G-CODE へ変換。
3Dプリンタ BS01 にて、フレキシブルフィラメント PolyFlex で造形。
積層ピッチは 0.3mm です。
裏面はこんな感じ。
歯牙の部分を合体させる
別に製作しておいた歯牙の部分。これは歯科用のアクリルレジンで製作しています。
合体!!
PolyFlex は今のところ白、黒、黄色、オレンジの4色しか無いので、歯肉の色を出すには自分でフィラメントに顔料を足さなければなりませんが、歯列模型を製作するという目的は達することが出来ました。
今後の目標
まずは前述した「歯肉色にする」ことでしょうか。
また、歯牙部分も3Dプリンタで造形するのも面白いかもしれませんが、歯牙部分に関しては歯科業界では既に切削加工が一般的になってきており、今のところそちらを3Dプリンタで製作するメリットは無いかなぁ、と思っております。
今後もたまに歯科ネタを織り交ぜていきたいと思います。
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