最近は PolyMax や PolyPlus といった「プリントベッドへの食い付きが良いフィラメント」を使うことが多いのですが、やはり安価な ABS や PLA をまだまだ使いたい。さらに食い付きが良いフィラメントでもベッドから剥がすのが大変、ということも多々あるため、こういった「後付けできるビルドプレート」の登場は誰もが待っていたことなのでしょう。
GeckoTek 3D Printer Build Plate by Brad Ruff — Kickstarter
GeckoTek は造形物の着脱を簡単にしてくれる特殊コーティングを施された鋼板で、プリントする際はフィラメントがしっかりとくっつき、造形物を外す際には簡単に取れるようにしてくれる、というもの。
鋼板なので、取り外す際に少しだけ折り曲げるような力を加えることで、造形物が簡単に外れる、という仕組みのようです。しっかりとくっつく仕組みはよくわかりませんが、どうやら高分子ポリマーを表面に特殊処理にて貼り付けてある模様。そのポリマーがフィラメントをがっちりと掴んでくれることで、PLA はベッド加熱必要なし、ABS やナイロンは90〜100℃に加熱すればよいとのこと。耐久性はどうなのかというと、100回以上造形しても性能は変わらなかった、と謳っています。
また以下の3Dプリンタに関しては、ビルドプレートの設置を簡単にするためのマグネットベースもセットになっています。
- RepRaps (214 x 214mm のヒートベッドを有するもの)
- Makerbot Replicator 2 and 2X
- PrinterBot simple
- Solidoodle 2nd, 3rd, and 4th Gen
- Ultimaker 1 and 2
ちなみにこれ以外の機種に関しては、要望があれば順次対応するとのことで、そうでなければクリップで留めて固定してくれ、とのこと。
私の所有する3Dプリンタ「BS01」は残念ながらこの候補の中には入っていないので、39ドルのプランを選択しました。12インチ四方のプレートを、好きな大きさにしてくれる、というプラン。
送料は、国際便に関しては プロジェクト終了後に決定する、とのこと。なるべく安くしたいけれど、プロジェクトの資金の集まり具合によっては少し出資者に負担をかけてしまうかも、ごめんね、と。
予定では10月に届くとのことなので、届いた際にはまたレポートしたいと思います。
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