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3Dプリンタ「BS01」のファームウェアを自分で更新する方法(画像付き)

time 2014/09/03

3Dプリンタ「BS01」のファームウェアを自分で更新する方法(画像付き)

2015年7月20日 ソースコードへのリンク部分を変更。

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目次

ファームウェアの更新は自己責任で!

なにより先に書いておきたいこと。ファームウェアの更新は自己責任です。ファームウェアの更新が原因で3Dプリンタが故障する、ということはありません。ただ、設定値を間違えたり余計な設定部分を変えたりすると、正常に動作しなくなる可能性はあります。標準状態に再度更新することで基本的には元に戻るはずです。それを踏まえて、自己責任で行って下さい。

大事なことなのでもう一度言いますが、ここに書かれていることの意味が全くわからない方は、素直に BS01 販売元であるボンサイラボ様のサポートを受けてください。

BS01 のファームウェア更新をする前に

BS01 は RepRap 系の3Dプリンタなので、RepRap 系のファームウェア更新方法と基本的には同じです。ただ、ネット上に初心者向けの画像付きの説明がなかなか見つからなかったため、作製することにしました。詳しい設定値などは、RepRap 系の3Dプリンタのファームウェア更新方法を検索すれば見つかると思いますので、今回は割愛します。

今回は BS01 マニュアルに例として書かれている「ノズル加熱のPID値のオートチューニング」をするためのファームウェアの更新について Windows での作業を画像付きで説明したいと思います。

BS01 のファームウェア更新に必要なもの

まずは「Arduino IDE」が必要です。

http://arduino.cc/en/Main/Software

この Arduino IDE は、BS01 使用開始時に Windows8、Windows7SP1以降だった方はマニュアルを参考にドライバーインストール時にインストールしていると思います。

詳細は「BS01シングル取扱説明書Rev1.4_操作編_Windows版」の 32ページ目以降より解説されているので、割愛します。

続いてお使いの BS01 に最適化されているファームウェアのソースコードをダウンロードします。

2014年9月3日現在、「シングル・PLA」「シングル・ABS/PLA」「デュアル・PLA」「デュアル・ABS/PLA」の4種のモデルが存在し、それぞれファームウェアのソースコードが用意されています。必ず、お使いの BS01 のモデルに合わせてソースコードをダウンロードするようにしてください。それぞれ、設定値などが微妙に違います。

  • シングル・PLA モデル ソースコード
  • シングル・ABS/PLA モデル ソースコード
  • デュアル・PLA モデル ソースコード
  • デュアル・ABS/PLA ソースコード

なお、なるべく Facebook BS01コミュニティ内のファイル置き場から最新版をダウンロードするようにしてください。

現在の配布元はこちら

大事なことなので何度でも言いますが、ここまで書かれていることの意味が全くわからない方は、素直に BS01 販売元であるボンサイラボ様のサポートを受けてください。

準備が整ったら

まずは Arduino IDE を起動します。

スクリーンショット_2014-09-03_20_10_01

すると以下のように白紙の状態の Arudiono IDE が起動します。

スクリーンショット 2014-09-03 20.16.38

「ファイル」メニューから「開く」を選択。

スクリーンショット_2014-09-03_20_16_44

ダウンロードしてあるソースコードの中から、「Marlin.ino」を開きます。拡張子を表示していない状態では以下のようなアイコンで表示されています。

スクリーンショット_2014-09-03_20_17_34

以下のようにソースコードが読み込まれました。

スクリーンショット 2014-09-03 20.17.53

設定値の変更をする

今回は「ノズル加熱のPID値のオートチューニング」が目的ですので、その部分だけ変更します。「BS01シングル取扱説明書Rev1.4_操作編_Windows版」の77ページに書かれているように、「#define PIDTEMP」をコメントアウトして保存していきます。

まずは「Configuratuin.h」のタブに移動します。

スクリーンショット_2014-09-03_20_18_04

「コメントアウトする」というのは、以下のように「#define PIDTEMP」となっている行を・・・

スクリーンショット_2014-09-03_20_21_45

「// #define PIDTEMP」のように「//」(スラッシュをふたつ)を行頭に入れることを指します。

スクリーンショット_2014-09-03_20_21_22

いよいよファームウェアを書きこんで更新する

「マイコンボードに書き込む」を押して、ファームウェアを更新します。

スクリーンショット_2014-09-03_20_24_15

コンパイルして書き込んでいます・・・

スクリーンショット 2014-09-03 20.24.24

書き込み完了!

スクリーンショット 2014-09-03 20.24.53

以上でファームウェアの更新が完了しました。

ノズル加熱のPID値のオートチューニングに関しては、「BS01シングル取扱説明書Rev1.4_操作編_Windows版」の77ページに書かれている内容を参考にしてください。

最後に

大事なことなので三回目も言いますが、ここに書かれていることの意味が全くわからない方は、素直に BS01 販売元であるボンサイラボ様のサポートを受けてください。

こちらからは以上です。

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