何をもって「歯医者っぽい」と言うかは微妙ですが、今年の Twitter のつぶやきで最もリツイートされたのはこれでした。
アニメーターとか漫画家とか目指している人に歯医者から言っておきたいんだけど、おばあさんの口元をシワシワに描くのが一般化してるけど、その場合は歯を描いたらダメだよ。あのシワシワ感は歯が無いから現れるんであって、歯のあるおばあさんの口元にシワはないよ。リアルに描くなら覚えておいてね。
— はまでん (@3d_dent) October 2, 2015
これは「ハウルの動く城」がテレビ放映された際に、主人公の女性が魔女の呪いで突然おばあさんになってしまうのですが、歯はしっかりと残っているのに口元がシワシワになってしまっていたのでつぶやいたもの。
で、信じられないかもしれませんが、この「歯があるとシワシワにならない」を理解していない歯医者が少なからずいる、ということ。
その結果、「入れ歯が入っているのに口元がシワシワで年寄りっぽい」という不可思議な現象が起きてしまいます。
年齢相応の皮膚表面のシワは当然あります。ただ、入れ歯は「その人の口の中で元々あったはずの位置」に歯を戻して歯があった頃のように噛めるようにするのが本来の役割です。元々あったはずの位置に入れ歯の歯が並べられていないと、当然ですがその人の口元は歯がないのと同じ状況に陥ります。
なので、入れ歯が入っているのに口元がシワシワで張りがないおばあさんが通っている歯医者は「センスが無い」と思ってください。
今年最後のブログ記事はなんとか真面目に終わろうとしているブログ主でした。
というわけで、2015年もお世話になりました。
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