BS01 は組み立てキット版を購入した場合でも、必要な物は基本的にドライバーだけです。しかし、実際に造形物をプリントしていくと、あれがあると便利、これもあると便利、というものがやはり出てきます。今回はそんな「なくてもいいけどあると便利なもの」を挙げていこうと思います。
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目次
マグネタイザー
組み立てキット版の場合はもちろんのことですが、完成版を購入した際にも、調整のためにドライバーは必要です。
その際、ネジやナットを落としたりすることが結構あります。ネジを落として基板の下などに入り込んだのを本体を傾けたりして必死になって取るよりは、最初から落としにくいようにドライバーに磁力をもたせておくと便利です。
最初から磁力付きドライバーとして売られている製品もありますが、マグネタイザーなら既存のドライバーに磁力をもたせることもでき、またピンセット等にも磁力をもたせることができるので、組み立てや調整が非常に楽になります。
静電気対策
組み立てキット版を購入した方には特にオススメしたいのが、静電気対策。
自作パソコンを組み立てたことのある方はご存知かと思いますが、精密基板などは過度の電圧、つまり静電気の放電によって故障したりします。かつては「自作パソコンは静電気が発生しないように全裸で組み立てるもの」という冗談が通じたくらい、精密基板は静電気に弱いものなのです。
BS01 の制御基板も当然のように静電気に弱いので、組み立てや端子を接続したりする際にはなるべく静電気を防ぎたいもの。
基本的には「基板を触る前に、床や壁を触って静電気を逃がす」という方法で問題ないはずですが、「自分は帯電体質かも・・・」という不安のある方は、静電気防止グッズを使うと良いかもしれません。
テープはがしカッター
多くの 3Dプリンタユーザーの方が「ベッド(プリントエリア)に造形物がしっかりくっついてくれない」という悩みを抱えていると思いますが、調整やテクニックを駆使することで、逆に「ベッドから造形物が剥がれない」という嬉しい悲鳴に悩まされることになります。
その際、ベッドに貼ってあるポリイミドテープ等を剥がしてしまったり、傷つけてしまうことがあります。
それを防ぐために、私は以下の様な歯科用のスパチュラを利用して、造形物をベッドから綺麗に剥がしています。
先端の薄さは 0.2mm 〜 0.3mm なので、造形物の下に潜り込ませるのに重宝しております。
しかし、ご家庭に歯科用のスパチュラはありませんので、その代わりになるのがテープ剥がしカッター、というわけです。
製品によって差はあると思いますが、テープを剥がすためのものなので、基本的に先端は薄く作られており、造形物を剥がすのに有用です。
こちらは BS01 ユーザーの方に教えて頂きました。
爪切り
調整や改造をしていけば、造形物はより綺麗にプリントできるようにはなりますが、それでもバリやダマはどうしても残ります。フィラメント材料もかなり進化してきて、ダマができにくかったり糸引きしにくくなってきたりはしていますが、残るのものは残るんです。
また、サポートなどを付けたりするとサポートを剥がしたあとにもバリが出来ます。
そこで重宝するのが、爪切りです。
ニッパーでなくあえて爪切りを挙げたのは、基本的にご家庭なら爪切りは存在するから、という理由です。
拘りたい方は精密ニッパーを買うのもありだとは思います。
まとめ
自分がこれまで BS01 を組み立て・調整・造形してきて、あると便利だったものを挙げてみたつもりです。
他にも思い出したら追記していこうと思います。
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