青色LEDに関するノーベル物理学賞の受賞式が話題になっていますが、そんな中、有機ELよりもはるかに薄いという世界最薄のLEDが開発されているというお話。
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紙のように薄く曲げられる世界最薄のLED照明
初めて有機ELの薄さを見た時の衝撃も凄かったですが、それより遥かに薄いこの画像を見た時の衝撃も凄いとしか言いようがありませんでした。
ほとんど紙じゃないですか・・・。
こんな薄いのに電流を流すときちんと発光します。なにこれすごい。
fabcross さんによると以下の様な原理で発光しているそうです。
「Lightpaper」は、赤血球ほどの大きさのダイオードを混ぜ込んだインクを、3Dプリンタを使って導電性の薄いシートの間にプリントして製造するという。導電シートに電流を流すと極小のダイオードが一斉に発光する。
その製造工程が製紙工場みたいな感じなのがまた面白い感じ。
歯科医として期待すること
歯科領域において、口の中の治療というのは常に「照明」に支えられている部分があります。正直、照明が無ければ虫歯を見つけるのも難しいですし、治療自体もかなり困難になると言わざるを得ません。
その為、歯科用のライトは昔から様々な工夫が凝らされてきました。
近距離でも影が出ないようにする無影灯、一定距離で焦点の合う照明フィルタ、虫歯を見つけるために透照させる高輝度照明、等々。
特に口腔内カメラや口腔用照明に於いては高輝度LEDによる小型化・軽量化の進歩が目覚しいものがあります。
そんな歯科領域において、今回のような超薄型LEDの登場はさらなる小型化・軽量化を期待できるのですが、どの程度の「高輝度」なのか、そして「価格」になるのか。2015年の販売を予定しているとのことですので、それまで期待して待っていようと思います。
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