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    3Dプリンタ「BS01」が故障?! リフレッシュプラン被験者第一号になった話をするよ

    事の発端

    事の発端は6月29日。暑さもドンドンと増していった中、BS01が不調に。

    具体的には「ホットエンドとヒートベッドの温度が上がりにくくなった」という症状。分かりづらいのは「全く上がらない」のではなく、「じわじわじわじわと温度があがる」症状であるということ。ただ、今までヒートベッドの温度が10℃上がるのに1分も掛かっていなかったのが、10分経ってようやく10℃上がる、という状態なので、こりゃおかしいなと。

    状態を詳細にチェック

    とりあえず現状をチェック。

    • 温度が上がりにくい(メイン症状)。
    • ホスト側にはエラーメッセージの表示は無い。
    • サーモグラフィカメラで測定したところ、サーミスタ(温度測定センサ)は正常に機能している。
    • ヒーターに繋がる線のネジはしっかりと締まっている。
    • マイコンボードの緑色・赤色ランプが点灯はしているものの全く点滅していない。今まで温度上昇の際には点滅していた。

    この時点では私自身はマイコンボードの故障かな?と思っていました。

    コミュニティに助けを求めてみる

    以前も書きましたが、BS01はユーザーコミュニティが素晴らしく機能しているので、翌日の6月30日にFacebookのコミュニティグループに質問を投稿。すると20分もしないうちに他のユーザーの方から

    「電源部分の電圧はテスターでチェックしましたか?」

    という回答が。

    ご家庭にテスターはない!
      ∧_∧
    ⊂(#・ω・)
     /  ノ∪
     しーJ|∥|
          人ペシッ!!
          __
          \ \
            ̄ ̄

    とは言っていられないので急いでAmazonでテスターを注文。

    テスターが届くまで他の原因を探ろうということで、コミュニティグループ内であれこれディスカッション。続いて

    「マニュアルのノズル加熱のPID値のオートチューニングの設定をご確認頂けますでしょうか」

    とボンサイラボの中の人からお返事があったので、やってみることにした。

    PID値のオートチューニングをしてみる

    割愛する(ぉぃ

    結論から言うと、症状に対して全く変化はなかった。PID値のオートチューニングに関してはこれだけで記事がひとつ書けそうなので、またの機会にします。

    電圧を測定してみる

    7月2日の午前にテスターが届いたので、さっそく電圧を測定。

    写真 2014-07-10 18 00 17

    こんな感じで電源部分の「COM」と書いてある黒線、「+V」と書いてある赤線の間の電圧を測定してみました。隣の端子に接触したりするとショートする危険があるので、皆さんもし測定する場合は慎重にね!

    測定結果は以下。

    • 通常時:12V
    • ホットエンド加熱時 → 8.6V
    • ヒートベッド加熱時 → 4.5V
    • 両方加熱時 → 3.7V

    他のユーザーの方が正常な電圧を測定してみた結果を公表してくださったのでそれと比べてみると、

    • 通常時:12V
    • ホットエンド加熱時 → 11.8V
    • ヒートベッド加熱時 → 11.4V

    うん、明らかにおかしい。電源よ、お前だったのか。

    ただ、電源ユニットが原因で電圧が上がらないのか、マイコンボードが原因で電圧が上がらないのか、この時点でははっきりしないので、もう人柱覚悟でボンサイラボの中の人に「電源とマイコンボードを一個ずつください!」と言おうと覚悟していたところ、ボンサイラボの中の人からお告げが。

    「実は今度、リフレッシュプランなるメニューをご用意しています。弊社工場で確認し、調整、修理、交換が必要かどうかを診断してご呈示し、納得して頂けたら交換させて頂き、ピカピカの状態にしてお返しするというものです。」

    なん・・・だと・・・?

    リフレッシュプランの被験者になってみる

    まだ正式なサービスプランとして発表されてはいなかったので、栄えあるリフレッシュプラン被験者第一号になってみることにしました。

    ただ、既にキット版を組み立てた標準の状態から色々とオプションパーツやら勝手な改造やら色々とやらかしていた状態だったので、それでも診てくれるかお聞きしたところ、「どんとこいです」とのこと。

    7月4日午前に梱包した状態で京都の工場に宅急便にて送付。ボンサイラボの中の人が研修中につき、診るのは週末(7月6日)以降になるとのこと。のんびり待とうと思っていたら、7月7日の昼にメールが。

    お世話になっております、ボンサイラボ株式会社白沢です。
    先日、お送りいただきましたBS01につきまして、経過報告をさせて頂きます。

    現在、懸案の電源を新品に交換してテストを行っております。
    やはり、電源に問題があることが判明いたしました。
    ただし、電源を交換しただけでは解決しない箇所があるようです。

    ベッドの交換をされた際に、軸がずれているようで、こちらも含めてきょうの夕方までテストと問題の切り分け、および調整を行う予定です。

    費用に関しましては、今月から始まる「リフレッシュプラン」10,000円(税込み)を適用させて頂きます。

    ただし、電源はメーカー保証の半年以内ということで、無償で交換させて頂きます。
    このあと、の調整を含めたプランになりますが、もしも交換が必要なパーツがあれば別途、実費をご請求させて頂きますが、その必要が無ければ、今回はリフレッシュプラン内でのご対応となります。
    このプランは、“出荷時のコンディションに戻してお返しする”ものです。

    今後は、キットで購入されたものの、組むことができなかった方への救済プランもご用意しております。

    お待たせして大変恐縮ですが、ご理解いただけますでしょうか?
    本日中に、最終的なご報告をさせて頂き、元気になったBS01をお返しする予定ですので今しばらくお待ちくださいませ。

    ボンサイラボ
    白沢みき

    原文ママ。赤字強調は私の独断です。やはり電源だった模様。プラン料金を了承する旨を返信したところ、その日の夜に追加メールが。

    お世話になっております、ボンサイラボの白沢です。

    以下、BS01に関するリポートがあがって参りましたので報告させて頂きます。

    1)電源が故障していたので交換いたしました。(半年間の保証期間に付き無償にて交換)

    2)テーブルヒーターの電線の固定が無理やりで危険だったので修正しました。

    3)Z軸リードスクリューが上下逆についていて、カップリングとリードスクリューが偏心した状態で固定されていました。
    上記の結果カップリングに偏心の癖が付いてしまっていて、カップリングを交換しました。

    4)Z軸リードスクリューの上下逆を修正しました。

    5)テーブルのリニヤブッシュをグリスアップしました。

    6)一度ドライバー基板を検査のため外したので、ヒーターの線(ノズル・テーブル共)の固定をし直しました。(裸線が長く露出していてちょっと危険でした。)

    7)スライダーロッドの軸端・本体外装の固定ネジ、六ケ所ねじが付いてない状態だったので、取り付けました。

    8)ノズルを掃除しました。

    9)ローレットナットがバカになりかけていたので、現状のものに交換しました。

    10)上記以外は基本的な調整をしました

    以上でございます。
    今回のメンテナンスおよびカップリング交換のご請求額ですが

    BS01リフレッシュプラン(基本料金10,000円)+実費=13,000円
    消費税1,040円
    合計)14,040円

    となりますが、ご納得いただけますでしょうか?
    リフレッシュプランの第一号になりますので、スタッフ一同、気合いを入れて取り組ませて頂きました。
    ご請求書が必要でしたら、別途お送りさせて頂きます。

    なお、BS01は明日の便で送らせて頂きます。

    マジか。初動から任務遂行まで迅速過ぎるだろこの会社。

    そしてチェック項目3つめが凄く恥ずかしいです。たしかにベッドをアルミベッドに交換した時からなんかZ軸が動くときおかしいな、とは思っていたのですが。マニュアルを今一度きちんと見直すべきでしたね。お恥ずかしい。

    ちなみに、送料はボンサイラボ様ではなくこちらの負担ということでした。これはヤマト運輸さんが今年の4月以降大幅な送料値上げになったためとのこと。直って戻ってくるなら送料くらい負担致します、はい。

    BS01の帰還

    7月10日、台風が近付く中、BS01が梱包された状態で届く。こちらから送付してから一週間経たずに手元に戻ってきました。

    写真 2014-07-10 17 45 40

    こちらから梱包した際は周りに新聞紙を敷き詰めて埋めるという古典的手法で梱包したのですが、

    写真 2014-07-10 17 47 07

    完璧に梱包されとるやないか・・・(プロですから当たり前です)

    写真 2014-07-10 18 03 02

    おかえり、BS01。

    リフレッシュプラン後のBS01

    私はキット版を購入し、自分で組み立てたのですが、流石、中の人が調整してくださったBS01はこれまで以上に快調に動作しています。

    ホットエンドもヒートベッドも快調に温度が上がっていきますし、何より不調だった際は電源部分がかなり発熱していたことに気付きました。夏の暑さのせいだと思っていたのですが、万全の状態のBS01で全く発熱していないことをみると、あの異常発熱は電源部分の不調のサインだったのかもしれませんね。

    今回のまとめ

    故障時の症状として特徴的だったのは

    • ホットエンドとヒートベッドの温度が上がりにくくなった
    • マイコンボードの緑色・赤色ランプが点灯はしているものの全く点滅していなかった
    • 電源部分が異様に発熱していた

    そしてボンサイラボ様から提示されたリフレッシュプランは

    • 出荷時の状態(完成版出荷時)にしてお返しする
    • 色々改造してあっても大丈夫
    • プランの基本料金は10,000円
    • 部品交換に掛かった実費は自己負担
    • 送料は行き帰りどちらも個人負担(ヤマト運輸の乱)

    という感じになります。

    今回の場合、送料なども含め実質15,000円以上掛かりましたが、これを高いととるか安いととるかは個人の感覚によると思います。

    ただ、既に3ヶ月使用してきて、その都度調整し、愛着が出てきたBS01が快調に動くようになって戻ってくるのですから、私個人としては、安い出費だと思っています。

    7月11日付けでリフレッシュプランを含む様々なプランが発表されるそうなので、公式サイトで是非とも確認してみてください。

    こちらからは以上です。