個人向けの 3Dスキャナーの精度は「そこそこ」だと思っていたのですが、高価な業務用と比べてみたら悲しいほどの実力差だったのでご報告します。
スキャン対象
スキャン対象は、こちらの義歯(入れ歯)モデル。
義歯学習用として販売されている模型です。

Matter and Form Scanner
私が現在所有している 3Dスキャナは「Matter and Form Scanner」という約600ドルで購入したもので、折りたたみ式、持ち運び可能という利点がある個人向け3Dスキャナです。
スキャン精度は±0.25mm。おおまかな概形採得には有効ですが、細かい部分や影になるような部分のスキャンは、正直苦手。また、スキャン時間も数分から数十分かかります。
それでも「違う方向からスキャンした結果を後で合体できる」という機能があるので、なんとか次の写真の程度はスキャンができていました。

色々と手動で修正するべき点が多いですが、ひとまず概形がスキャンできればいいや、程度の期待度だったので、これはこれで満足しておりました。
DORA
今回、いつもお世話になっている歯科技工所のメディナさんのご厚意に甘えて、定価 296 万円もする歯科業務向けスキャナでスキャンしていただきました。
スキャンした機械は DORA という機種。
スキャン精度は±0.025mm。つまり 25μm。単純に考えても私の所有しているスキャナの1/10の精度です。また、スキャン時間はわずか1分。えっ、1分?!
そして月とスッポンと言わざるをえないスキャン結果がこちら。

もはや神々しさすら感じる。
というわけで、圧倒的な実力差を見せつけられて落ち込みつつも、今回のスキャンデータは研究に有効活用させて頂こうと思っております。
5年後に期待
3Dプリンタも、数年前までは業務用しか無く、数百万円するのが当たり前でした。
それが今ではなかなかの高精度のものが個人向けで手に入る時代になってきているので、個人向け 3Dスキャナに関しても、5年後は更に進化しているはずだと信じています。



















